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   Osamushi Mail Magazine   2001/01/29 (通巻44号/2354部発行)      
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[トピックス]
 最近の手塚治虫・関連の話題!

◎東宝『メトロポリス』公式サイトOPEN!
◎ネットで見つけた!「週刊アンポ社」機動隊が来たら……

[ブラックジャックを読む]
◇第5話「人間鳥」

[手塚治虫ショートショート] 
◇第24回:「カノン」

[手塚治虫最新ニュース]
  1:出版
  2:ソフト
 3:イベント情報
 
[今日は何の日?]
◇01月29日の手塚関連の出来事

[今週のひとこと]

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[トピックス]
◇最近の手塚治虫・関連の話題
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◎東宝『メトロポリス』公式サイトOPEN!
 最新メトロポリス情報満載!キャラ、製作者紹介の他に映画の予告編が見れる
 http://www.toho.co.jp/movie-press/metropolis/welcome-j.html

◎ネットで見つけた!「週刊アンポ社」機動隊が来たら……
 『週刊アンポ』 第13号 (1970年4月24日号)に掲載された漫画。
 画像が汚いのが残念ですが・・・ネットで出会えるなんてね。
  http://www.jca.ax.apc.org/beheiren/teduka.htm 

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[ブラックジャックを読む] 
ML有志によるBJの感想コーナー。思い入れたっぷり!?のメールを転載します。
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◇第5話「人間鳥」出演キャラクターリスト(出演順)。
           (チャンコミ1巻、全集366巻、文庫・愛蔵版未収録)

  ノタアリン・・・・・・人力飛行コンクール司会者
  手塚治虫・・・・・・・コンクール出場者
  ハム・エッグ・・・・・ショービジネスのマネージャー
  ラムネ・・・・・・・・コンクール出場者
  カルピス・・・・・・・コンクール出場者
  テツノのおっさん・・・見物人
  ドン・メリヤス・・・・見物人
  モクサン・・・・・・・コンクール出場者
  ロック・ホーム・・・・見物人
  大島七郎・・・・・・・見物人
  ナイロン・・・・・・・見物人
  アセチレン・ランプ・・見物人
  ガロン・・・・・・・・見物人
  アトム・・・・・・・・見物人
  ヘック・ベン・・・・・見物人
  中条タク・・・・・・・見物人
  スカンク草井・・・・・見物人
  ?・・・・・・・・・・成田以香留
  小山内桐人・・・・・・見物人
  天下太平・・・・・・・見物人
  佐々木小次郎・・・・・見物人
  美土路マナブ・・・・・見物人
  星真一・・・・・・・・見物人
  サブタン・・・・・・・見物人
  スパイダー・・・・・・見物人
  「ドカベン」の岩城・・見物人
  少女マンガ風カップル・見物人
  明石バンカラ・・・・・見物人
  一銭ハゲ・・・・・・・見物人
  ブラック・ジャック・・ブラック・ジャック
  ヒョータンツギ・・・・殴られる・ハムエッグ
  ノールス・ヌケトール・レポーター
  力有武・・・・・・・・通行人
  ブク・ブック・・・・・ハンター
  ロンメル・・・・・・・ハンター
  ウル・・・・・・・・・猟犬
  ベン・・・・・・・・・猟犬
  ワンサくん・・・・・・猟犬
  トリトン・・・・・・・イカロス

 これでもか、というくらいスターキャラが出てくる回。
片っ端から見ていくと、まずノタアリンは「メトロポリス」でデビューした大物
スターですが、この回のコスチュームは「漫画大学」や「漫画生物学」
「漫画天文学」のナンデモカンデモ博士役のときのもの。
手塚治虫、ハム・エッグ、ラムネとカルピス、ロックやランプなどの大物
キャラについては省略。
4ページ目に出てくる女の子を下からのぞいてるタバコのおじさんがテツノの
おっさん。
6ページ目のタケコプターみたいなのを頭につけているのがモクサンで、
その相手でちょっとだけ顔を出すしょぼくれたルパン三世ふうの男ですが、
昭和二十年代後半から三十年代にかけての、けっこう重要なバイプレイヤーです。
主要作品とそのときの役柄を列挙すると

  サボテン君・第二部 (昭和28〜29年 ドン・メリヤス)
  黒い峡谷 (昭和29年 ピューマ)
  丹下左膳 (昭和29年 ツヅミの与吉)
  あらしの妖精 (昭和30年 くぐつ師張子のトラ吉)
  ひまわりさん (昭和30年 そよ風さんをだます男)
  おお!われら3人 (昭和31年 萬都新聞近藤西男記者)
  アリと巨人 (昭和36年 おっちゃん )

といったところでしょうか。いずれもけっこう大事な役です。
このほかちょい役出演をしている作品はかなりの数に上ります。
にもかかわらず、このキャラクターがスターキャラないしレギュラーキャラ
として扱われているのを、寡聞にして見たことがありません。
はっきり言って、スターキャラに数えられている大馬加三太郎なんかより
よほど多くの作品に出ているに、これは不当ではなかろうか!
だいたい大馬加三太郎なんて「ロストワールド」以外ほとんど出てない
じゃん。

そのとなりのこま、ロックのとなりが「ナンバー7」の七郎、次いでナイロン、
ランプ。
7ページ目右側、上から魔神ガロン、アトム、ヘック・ベン、その下の男
の子は「ノーマン」の主人公のタク、その下がスカンク草井。
左側、上から「きりひと讃歌」の桐人、「人間ども集まれ!」の天下太平、
スターキャラの佐々木小次郎、その下の3人の少年が右から「ミクロイドS」の
マナブ、「W3」の真一、「ふしぎな少年」のサブタン、足元にいるのが
スパイダー。その下は水島新司の「ドカベン」からのゲスト、男岩城。
少女マンガキャラは元があるのかな?分かりません。
次のページの学ランは「ゴッドファーザーの息子」のバンカラ。

9ページ目、「鳥人ですな」のセリフがあるのが一銭ハゲ。
少しとんで17ページ目のスターキャラたちについても省略。
18ページ目の犬は上から、「フライング・ベン」のウルとベン、「ワンサくん」
のワンサくん。20ページのイカロスがマンガ版のトリトン。
で、肝心の以香留は分かりません。それらしきキャラクターは何人か
いますが、ぴったりはまるキャラクターとなると・・・

まだ漏れがあるかもしれないけど、手塚キャラ36人(プラスα)は
「ブラック・ジャック」でも最高記録ですね。

                         [担当:おがわさとし]
          http://www.kyoto-seika.ac.jp/newdi/manga/dialy.html


●手塚治虫メーリングリスト参加者募集●
 双方向型メーリングリストへのご参加もお待ちしております。
 http://www.osamushi.com/aboutml.html

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[手塚治虫ショートショート] 
◇第24回:「カノン」
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 カノンは音楽用語である。

 「大辞林」には次のように書かれている。

カノン [canon]
対位法による多声音楽の作曲技法、またその技法による楽曲。主題となる旋律を
奏する先行声部を、後続声部が一定の関係を厳格に保ちながら模倣し追行する。
追復曲。

 カノンがどのようなものであるのか知りたければ、パッフェルベルの作曲した
有名な「カノン」を聞くのが良いだろう。「主題となる旋律を奏する先行声部
を、後続声部が一定の関係を厳格に保ちながら模倣し追行する。」というのがわ
かるだろう。

 手塚治虫の短編「カノン」は講談社全集版では「タイガーブックス3」に収録
されている。ここで描かれるのは先行する過去と、後続し模倣する現在である。
そのため「カノン」という題名が与えられたのではないだろうか。

                             [担当:佐藤和美]

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[手塚治虫最新ニュース] 
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1:出版

   ○01/12 筑摩書房 ちくま文庫『手塚治虫マンガ文学館』
      収録作品「月世界の人間」「ハヌマンの冒険」「ミニヨン」「罪と罰」
          「オノレ・シュブラック」「つるの泉」「やまなし」

   ○01/22 講談社『ホットドックプレス』の "ボクらのヒーローロボ"
      "アニメ、映画に登場したロボット女性たち"にアトム関連記事
       掲載予定

   ○01/24 ワールドフォトプレス 『フィギュア王』
           「手塚治虫キャラクターズ特集「メトロポリス」情報と新商品情報
            http://www.monomagazine.com/monoonline/scripts/pub/new.asp

   ○01/29 竹書房 『21世紀に残すマンガBEST100!』
            手塚作品の代表作「BJ」「火の鳥」「鉄腕アトム」「リボンに騎士」
           「きりひと讃歌」「ロック冒険記」が選ばれた模様。

   ○01/30 ソニーマガジンズ 『ユニコ』全3巻セット

   ○02/02 集英社 ジャンプコミックス『手塚治虫THE BEST』15巻
      「光線銃ジャック」 

   ○02/22 秋田書店 豪華版『BLACK JACK』16巻

  ○集英社 漫画雑誌『オールマン』に手塚治虫研究連載中
     「よみがえる巨星・手塚治虫 THE KING O.T」構成・文:池田啓晶氏 
     毎月第1・3水曜日発売。(月一連載です。)
   http://allman.shueisha.co.jp/

2.ソフト

  ○アニメ「陽だまりの樹」DVD・ビデオ
   2001年2月まで毎月21日発売全9巻
     VHS VPVY-65184〜65192 9,800円(税別)(8〜9巻のみ7,800円)
     DVD VPBY-11074〜11082 5,800円(税別)(8〜9巻のみ4,800円)
     最終回のみテレビ放送と異なる予定。
     http://www.vap.co.jp/hidamari/

3:イベント情報

   ○宝塚市立手塚治虫記念館
     「新生 手塚冶虫展―手塚冶虫の夢ぼくたちの夢―」
     2001年02月27日(火)まで開催中。
     展示は下記の三部構成で展示。
   第一部「未来に伝える日本マンガの素晴らしさ―ミケランジェロ・プロ
   ジェクト」、第二部の「さまざまなクリエーターたちの夢―ファッシ
     ョン 、科学、医療」、第三部の「手塚治虫の夢をつくる―テーマパーク
   構想」

   ○宝塚市立手塚治虫記念館  
   「メトロポリス展」
   2001年03月01日(木)から開催予定。  

   ○KYOTO手塚治虫ワールド
    「アニメシアター第5弾「ガラスの地球を救え」BJ上映
   http://www.westjr.co.jp/kai/jr-kyoto/tezuka/theater.html

   ○東京・逓信総合博物館1階特別展示室・地下2階ホール
      「地球の声をきいた男・郵便局長と昭和新山」展
   2001年1月5日〜2月4日開催中
   展示内に手塚冶虫のサイン色紙や「火の山」「ブラック・ジャック」原画展示
   http://www.iptp.go.jp/museum/

   ○大阪・岸和田市立文化会館マドカホール
      プラネタリウム『W3〜銀河連盟の使者〜』
   2001年2月3日(土)〜3月31日(土)上映予定
     http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~MADOKA/

   ○新宿歌舞伎町『ロフト』
   トークライブ「十三回忌記念 人間・手塚治虫を語るVOL.3」
   〜ここがヘンだったよ、手塚治虫?!〜 
     2001年2月9日(金)開催予定
   司会:手塚るみ子、手塚担当編集者・アシスタントが語る手塚治虫
     http://www.loft-prj.co.jp/index.html

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[今日は何の日?]
◇1月29日の手塚関連の出来事
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「初出(漫画)」
◎三つ目がとおる“石の玉”:週刊少年マガジン(講談社:1978年)
◎七色いんこ“幕間”:週刊少年チャンピオン(秋田書店:1982年)

「初出(エッセイ等)」
◎アトムがついてるぞ:赤旗(日本共産党:1967年)

「アニメーション」
◎鉄腕アトム-スフィンクス:テレビアニメ(フジテレビ:1963年)《演出》

★ピックアップ
「幕間」
ママーが主人公(?)の話です。
このキャラクターって本当に手塚先生の初期作品の頃から出現してますが,
ヒョウタンツギほどの知名度が得られなかったです。
七色いんこでの出演はそんなママーへ手塚先生からの
「ありがとう」
だったのかもしれません。
						   [担当:あきひこ]

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[今週のひとこと]
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映画『メトロポリス』に関する記事が目に付くようになりました〜。
なんとモブシーンでは50人全員がフルに動くとか・・・う〜ん、早く観たい!
                                 [こ]

次号は、2001年02月13日の発行予定です。
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