=== Osamushi Mail Magazine =============================================
         2000/01/05 (通巻22号/1501部発行)
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Osamushi Mail Magazineは、手塚治虫氏の出版・イベント情報など
ホットな話題をお届けする無料メールマガジンです。
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[特集]
◇MLの話題の中から
 ブラックジャックという花があるらしい!?

[ザ・見出し!]
◇12月の雑誌・新聞記事

[手塚治虫ショートショート]
◇第8回:十万馬力と五百万ダイン

[手塚治虫最新ニュース]
1:出版
2:グッズ
 3:イベント情報
4:放送

[今日は何の日?]
◇1月5日の手塚関連の出来事

[今週のひとこと]

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◇MLの話題の中から
 ブラックジャックという花があるらしい!?
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ビオラの一種に『ブラックジャック』という品種がある事が判明!

『NHK趣味の園芸』1月号 p21 にも紹介されているらしい。

画像はコチラ!
http://133.205.9.136/~weekend/blackpansy.html

『ブラッククイーン』なんて品種もあればいいのにね(笑)

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[ザ・見出し!]
気になる新聞、雑誌から手塚関連の掲載記事を1ヶ月分まとめて紹介します。
見出しで1ヶ月の動向を探ってみましょう。
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◎1999年12月の主な「手塚治虫」関連「雑誌・新聞」記事

☆雑誌記事

・東京人1999.12.1 増刊『新宿を楽しむ本』
 21世紀の新プロジェクト―の中で
 手塚治虫ワールド・エンターテイメントスクエアが取り上げられている。

☆新聞記事

・1999年12月01日 スポーツニッポン
中嶋朋子&松崎しげる 手塚治虫ワールド・エンタテインメントスクエアに
 「レオ像」贈呈 

・1999年12月01日 日刊スポーツ
松崎しげる 手塚治虫ワールドで行われたレオ像寄贈式に出席

・1999年12月02日 日経流通新聞
神奈川県アンケート、手塚ワールド75%が「行く」。

「手塚治虫の世界展」の来場者を対象に回答のあった2110人で調査。

 1.手塚ワールドの認知度
  「知っていた」 58.2%
  「知らなかった」40.5%

 2.手塚ワールドが開園したら行きたいか?
  「ぜひ行きたい」 50.8%
  「多分行くと思う」24.2%

 3.手塚ワールド開園の効果や影響

  「川崎のイメージ向上になる」 47.9%
  「地域経済の活性化につながる」20.9%
  「集客により川崎に活気が出る」18.4%
  「交通渋滞が増えそう」    11.4%

・1999年12月03日 毎日新聞/静岡版
[まちかど]児童会館の案内ロボット「カンちゃん」が天使に−−静岡市 

 愛知県の駿府公園内にある児童会館で、近くの幼稚園児らが白い服と羽を
 つけてクリスマスに挑んだ。
 (このロボットは手塚治虫が1970年の万博でプロデュースした生き残り)

・1999年12月04日 読売新聞/神奈川版
 2007年開業予定の手塚治虫ワールド 7割以上が「行ってみたい」

・1999年12月05日 日本経済新聞
 [春秋]人間と共存する自律型ロボットと言えば、中高年世代は
漫画の鉄腕アトム

・1999年12月06日 産經新聞
【おやじを語る】ヴィジュアリスト 手塚眞さん 
裏表なく家族にも気をつかう人

・1999年12月09日 日刊建設工業新聞
再編進む京浜臨海部、雇用創出の拠点に、神奈川県方針

・1999年12月14日 流通サービス新聞
手塚プロ、「手塚治虫ワールド」実現支援用「キャンペーンマーク」を
無料貸し出し

川崎市内に事業者と団体を対象に、実現支援用の「キャンペーンマーク」を
無料で貸し出すことにした。

・1999年12月14日 日刊スポーツ
東宝 コメディー映画「Smiles」アニメ「メトロポリス」公開を明らかに

手塚治虫原作のアニメ「メトロポリス」
りんたろう監督、漫画家大友克洋氏が脚本を担当で
 2001年公開予定の公開を明らかにした。

・1999年12月17日 日本経済新聞
アニメでロボット回顧展。

 文化庁メディア芸術祭企画展
 「Robot-ism 1950-2000 〜鉄腕アトムからAIBOまで〜」
  http://www.cgarts.or.jp/jam3/

・1999年12月17日 朝日新聞/大阪
 20世紀の関西100選発表 関西広域連携協議会

 関西広域連携協議会というところが『20世紀の関西100選』として
 20世紀にふさわしい”ひと、もの、こと”を一般公募し委員会で選定した!
 ”ひと”部門で手塚治虫も選ばれてます!
 http://www.kansai.gr.jp/

・1999年12月22日 読売新聞/大阪版
 [いずみ]漫画家・手塚さんと宝塚歌劇の春日野さんが兵庫・宝塚の名誉市民に

・1999年12月22日 毎日新聞/夕刊/大阪版
 故・手塚治虫さんが「宝塚市名誉市民」に宝塚歌劇団の春日野八千代さんも

・1999年12月28日 日刊スポーツ
読者が選ぶ「1900年代を代表する人物」 国内は田中角栄元首相が1位

1位: 田中角栄       (元首相)1293票
2位: 長嶋茂雄      (プロ野球)1097票
3位: 美空ひばり       (歌手) 834票 
4位: 松下幸之助  (松下電器創業者) 737票
5位: 手塚治虫       (漫画家) 721票
6位: 盛田昭夫・井深大(ソニー創業者) 705票
7位: 吉田茂        (元首相) 633票
8位: 王貞治       (プロ野球) 607票
9位: 黒沢明       (映画監督) 556票
10位:本田宗一郎   (ホンダ創業者) 542票
以下略

・1999年12月31日 毎日新聞/阪神
 手塚治虫記念館 元日から企画展
未完の大作「森の伝説」通じアニメの魅力探る

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[手塚治虫ショート・ショート]
◇第8回:十万馬力と五百万ダイン
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十万馬力と五百万ダイン

 アトムの力といえば十万馬力(のち、百万馬力)ということになっているが、
アトムの最初のエピソード「アトム大使」では実はアトムは五百万ダインの力を
持っているという設定になっていた。その後もロボッティングでは「ダイン」と
いう単位が使われている。オメガ因子を組み込んだロボットのアトラスは1500万
ダインだった。
(「アトム大使」でのアトムの力は、朝日ソノラマのサンコミックス版から十万
馬力に訂正されている。)

 ダインと馬力はどういう単位なのだろうか。

 現在、世界で使われている単位系はSI(国際単位系)であり、そのSIでの
力の単位は「ニュートン」([N])である。ダインはSI以前のCGS単位系
での力の単位である。
 ダインとニュートンの関係は次のようになる。
1[dyn]=10の-5乗[N]
五百万ダインは50ニュートンである。「アトム大使」でのアトムは50ニュートン
の力を持っているという設定だったのである。

 さて、馬力はどういう単位だろうか。これはSIでいえばワットに相当する。
蒸気機関で有名なジェームズ・ワットの考案した単位である。イギリスとフラン
スで少しだが差がある。
仏(フランス)馬力は
1[PS]=735.5[W]
英(イギリス)馬力は
1[hp]=745.7[W]
十万馬力をワットに換算すると、仏馬力で7355万ワット、英馬力で7457万ワット
である。

[担当:佐藤和美]

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[手塚治虫最新ニュース]
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1:出版

○01/11 秋田書店 秋田文庫「ブラックジャック」15巻

○01/14 集英社 手塚治虫ザベスト(9)「フライング・ベン」3巻

○01/13 秋田書店 サンデーコミックス「鉄腕アトム」16巻〜17巻

○01/27 小学館 ビッグコミックスワイド「陽だまりの樹」6巻

○秋田書店の漫画雑誌「ミステリーボニータDX」(隔月刊)
"リリカ"に連載された「ユニコ」が再連載中。
http://www.akitashoten.co.jp/

 ○集英社 漫画雑誌「オールマン」に手塚治虫研究連載中
「よみがえる巨星・手塚治虫 THE KING O.T」構成・文:池田啓晶氏
毎月第1・3水曜日発売。

  ○「ブラック・ジャック限定BOX」秋田書店より発売予定
☆内容は次の通り
    1.オリジナルビデオ「空から来た子ども」
    2.単行本未収録作品集「不死鳥」「落下物」
    3.ピノコフィギュア
    4.再現生原稿(1枚)(扉絵を当時の手塚プロの封筒入りで再現)
5.フルカラー再生原稿「海は恋のかおり」21ページ分再現
6.ブラックジャック&キリコピンズ
7.ピノコの百面相マウスパッド
8.携帯ストラップ
9.特大ポスター2枚(まただ・・・)
10.手塚傑作自選集('76特集号復刻)
     定価:15,000円(税込み)
発売予定日:2000年3月下旬(予約締め切り:2000年1月18日)
    http://www.akitashoten.co.jp/

 ○ふゆーじょんぷろだくとから『虫の標本箱3』発売予定(予約限定本)
原本復刻した限定本、ロックの魅了が満載!
・ロック冒険記1〜3巻(鈴木出版)
・消えた秘密境(鶴書房)
・化石島(東光堂)
・少年探偵ロック・ホーム(ニューブック社)
完成予定日:2000年1月初旬頃か? 定価35000円(送料500円)

2:イベント情報

○宝塚市立手塚治虫記念館
「手塚治虫が愛したアニメーションの世界展」
2000年01月01日(土)〜04月25日(火)まで開催

  実験アニメの「森の伝説」を中心に未完のアニメやアニメの製作
  「セル画〜撮影まで」、さまざまな手法のアニメーションの紹介

○アンパンマンミュージアム(高知県香北町)
   「手塚治虫の世界展」、「色彩展」
   2000年04月10日(月)まで開催
   問い合わせ:0887-59-2300

○草月会館(東京)
  「Robot-ism 1950-2000 〜鉄腕アトムからAIBOまで〜」
   2000年2月25日(金)〜3月2日(木)まで開催予定

  鉄腕アトムに端を発した日本のロボットアニメの系譜を辿りながら、
  それらがアートとテクノロジーにどう影響を与え、メディア芸術に
  深く関わっているのかを検証した展示。
  http://www.cgarts.or.jp/jam3/

3:放送

○文化放送 連続ラジオドラマ”「手塚治虫の火の鳥〜永遠の生命」
1999年10月7日〜2000年3月30日 毎週木曜日 21時〜21時30分
劇団「昴」の役者さんによってラジオドラマ化 全25回放送

○日本テレビ「知ってるつもり?!」
   2000年01月23日21:00から放送予定  
   手塚治虫の特集があり!
  
○01月のWOWOW手塚治虫劇場

★手塚プロ制作「三つ目が通る」(月〜木AM7:00〜、PM6:30〜(再))
    01月10日まで放送。

  ★手塚プロ制作「ふしぎなメルモ」(月〜木AM7:00〜、PM6:30〜(再))
    01月11日からリニュアルバージョン放送予定。
  <放送スケジュール> 
 http://www3.mediagalaxy.co.jp/wowow/schedule/index.html

○NTVで「リボンの騎士」再放送中
虫プロ制作「リボンの騎士」(月〜水PM17:00〜17:30)

4:グッズ

○21世紀カウントダウンメダル・コレクション
   松本徽章(株)より発売。
   http://www.matsumoto-kisho.co.jp/

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[今日は何の日?]
◇1月5日の手塚関連の出来事
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「初出(漫画)」
◎「平均さん一家の30年のアルバム」:赤旗日曜版(1975年)
◎「BJ"雪の訪問者"」:週刊少年チャンピオン(1976年)

「再録単行本」
◎どろろ(3):サンデーコミックス(1972年)
◎七色いんこ(3):チャンピオンコミックス(1982年)
◎ミッドナイト(6):チャンピオンコミックス(1988年)
◎プライムローズ(3):チャンピオンコミックスエクストラ(1990年)

「イベント」
◎漫画家絵本の会初日:丸善(1980年)/"あの子はうちゅう人?"出展
◎漫画家絵本の会初日:丸善(1981年)/"燃えよドラゴン"出展
◎漫画家絵本の会初日:丸善(1984年)/"ねずみ浄土"出展
◎漫画家絵本の会初日:丸善(1985年)/"いばら姫"出展
◎漫画家絵本の会初日:丸善(1987年)/"これ、だれの角?"出展

「ラジオ放送」
◎百物語:NHK-FM(1979年)

★ピックアップ
「漫画家絵本の会」
80年代に手塚先生の追っかけができたファンにとっては忘れられないイベントな
のでしょうね。何しろ先生の出来立てほやほやの原画は見られるは、ほぼ間違い
なく会期中にサイン会の1回や2回あるわと。

う、うらやましい…。

そして1989年の絵本の会カレンダーにもちゃんとイラストを提供しているんです
よね。絵本そのものは単行本にもなりましたが、カレンダー用のイラストって
しっかりとはまとまっていないのが現実です。
何とかなりませんかねぇ>丸善様

[担当:あきひこ]

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[今週のひとこと]
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明けましておめでとうございます!
今年も手塚度高い1年になりますように(笑)
  [こ]
次号は、2000年01月23日の発行予定です。

1月10日頃、1999年手塚治虫10大ニュース投票のお願いメールあります。
これは、1999年の手塚関連のニュースを皆様のメール投票で決めようと
いうものです。
ブラックジャックのポスターセットなど豪華?プレゼントも準備してますので
ご協力お願いします(^^) 

●手塚治虫メーリングリスト参加者募集●
双方向型メーリングリストへのご参加もお待ちしております。
http://www.osamushi.com/aboutml.html
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