=== Osamushi Mail Magazine =============================================
1999/09/15 (通巻15号/1335部発行)
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Osamushi Mail Magazineは、手塚治虫氏の出版・イベント情報など
ホットな話題をお届けする無料メールマガジンです。
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[手塚治虫ショートショート]
◇第1回:アトム、お茶の水博士、天馬博士の生まれた年
[トピックス]
◇アトムの年賀葉書が登場!!
◇三井海上のホームページでアトムグッズが当たる!
[MLのメールから]
◇鉄腕アトムがトレンディー
[ザ・見出し!]
◇8月の雑誌・新聞記事
[手塚治虫最新ニュース]
1:出版
2:イベント情報
3:TV
[今日は何の日?]
◇9月15日の手塚関連の出来事
[今週のひとこと]
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[手塚治虫ショート・ショート]
◇第1回:アトム、お茶の水博士、天馬博士の生まれた年
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◎アトム、お茶の水博士、天馬博士の生まれた年
アトムはいつ生まれたのだろうか。
アトムの誕生日が書かれているのは、「鉄腕アトム・ミーバ」である。
だが、これも調べてみると種類によって変動がある。
発行順にならべてみるとこうなる。
2013年4月7日 小学館ゴールデンコミックス
2003年4月7日 朝日ソノラマサンコミックス
2003年4月7日 講談社全集
最も古いゴールデンコミックス版では2013年だったのが、サンコミックス版以降
2003年になっている。今ではアトムの誕生年は2003年が定説になっているが、
その2003年というのも、これくらいいいかげんなのである。
次はお茶の水博士の生まれた年である。
「鉄腕アトム・火星から帰ってきた男」でお茶の水博士の生まれた年がわかる。
「火星から帰ってきた男」の冒頭で、アトムが18回目のクリスマスだと言ってい
る。このことから、この話はアトムが生まれてから17年後のことだとわかる。
(アトムは4月生まれなので、18回目のクリスマスは17年後である。)
次に新聞記事であるが。お茶の水博士が68歳だとわかる。
で、アトムの誕生年を2003年として、お茶の水博士の誕生年を計算すると、
2003+17-68=1952
で、お茶の水博士は1952年生まれということになる。
さて、天馬博士はいつ生まれたのだろうか。
天馬博士は丙午(ひのえうま)の生まれである。
(「アトム大使」、「アトム今昔物語」による。)
20、21世紀の丙午は1906、1966、2026、2086年の4回である。
アトム誕生の時期(2003年または2013年)を考えると、天馬博士
は1966年生まれということになる。
[担当:佐藤和美]
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[トピックス]
◇アトムの年賀葉書が登場!!
◇三井海上のホームページでアトムグッズが当たる!
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◎アトムの年賀葉書が登場!!
11月1日に鉄腕アトムの絵の入った年賀葉書が発売されます。
詳細は、下記でみてください。
郵政省の報道資料
http://www.mpt.go.jp/pressrelease/japanese/yubin/990831j204.html
年賀葉書の画像(アトム)
http://www.mpt.go.jp/pressrelease/japanese/yubin/990831j20404.html
◎三井海上のホームページでアトムグッズが当たる!
三井海上のホームページで12/31までにアンケートに答えると
鉄腕アトムグッズがもらえます。
商品は、テレホンカード、卓上時計、キーホルダー、オルゴールと結構豪華!
http://www.mitsuimarine.co.jp/new/f_index.html
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[MLのメールから]
◇鉄腕アトムがトレンディー 薮内 覚(yabuuchi@po.aianet.ne.jp)
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少し前から某古本屋に「アトム」の原画が飾ってありました。
もし「鉄腕アトムクラブ」創刊2号を持っておられる方は
裏表紙を見て下さい。
アトムが七夕の飾りの下(横)を飛んでいる地色がブルーの絵です。
カラーでありながら65000円と破格に安い値段で出ていました。
安いと言っても右から左の金額ではありません。
それが売れちゃったんです。
先日8月の終わりに21〜22才ぐらいの若い男性が買っていった
とのことでした。
店員曰く「最近若い人にはアトムがおしゃれらしいですよ。」
虫ファンの私としては何か嬉しい感じがしました。
同時に店頭にあった40冊くらいの「アトムの付録雑誌」が
ものの見事に全部売り切れていました。
こちらの方は私同様に中年の人が買う主力らしいですが
若い人も3冊4冊と買われますよとのこと。
鉄人28号の付録はここ3〜4ヶ月数冊売れただけなのに
アトムの付録は1ケ月と残りません、入荷=売れの状態です。
ファンとしては本当に嬉しいですか、コレクターとしては悲しみの絶頂
という気分です。
アトム人気は衰えずと言うことですか。
先生が亡くなって10年を過ぎましたが、いまだに若い人にもアトムが
可愛いと感じてもらえるのは手塚先生のキャラクター設定と絵が
すばらしいからただと思います。
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[ザ・見出し!]
気になる新聞、雑誌から手塚関連の掲載記事を1ヶ月分まとめて紹介します。
見出しで1ヶ月の動向を探ってみましょう。
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◎1999年8月の「手塚治虫」関連「雑誌・新聞」記事
☆雑誌
・オールマン
【よみがえる巨星・手塚治虫「THE KING O.T」】(連載)池田啓晶氏
第10回:「火の鳥」「スター・ウォーズ エピソード1」が連想させる、
手塚版ロボット・キャラクターと「宇宙生命」
(No.15 08月02日号)
第11回:「紙の砦」終戦記念日に考える、手塚治虫が終生訴えた平和への
願いと、”本当は恐ろしい”作品の凄さ
(No.16 08月16日号)
第12回:「ブラック・ジャック」自らを不幸へと誘(いざな)い、ねじれた
愛憎で傷つける、人の心の不可解さを手塚マンガに見た
(No.17 09月01日号)
☆新聞記事
・1999年08月01日 産経新聞/東京版
【コミックNOW】『BRUTUS図書館 手塚治虫』〜 初心者から
マニアまで満足〜
・1999年08月01日 読売新聞/東京版
【出版情報】「手塚治虫絵コンテ大全」河出書房新社刊
手塚アニメの絵コンテ
・1999年08月04日 読売新聞/大阪版
手塚治虫の世界展 JR京都駅ビル、若者らでにぎわう=京都
・1999年08月07日 読売新聞/東京版
京王電鉄が手塚治虫キャラクターのスタンプラリー開催=多摩
・1999年08月10日 交通新聞
情報通信関連の“企業町”手塚治虫テーマパーク 駅改札から直結
・1999年08月11日 中国新聞
手塚アニメの絵コンテ刊行
・1999年08月11日 朝日新聞/熊本版
手塚治虫展にぎわう 幅広い世代で楽しむ 県立美術館本館
・1999年08月11日 朝日新聞/福岡版
手塚治虫展にぎわう 熊本県立美術館本館
・1999年08月11日 朝日新聞/佐賀版
手塚治虫の全容を資料や作品で紹介 15日まで熊本で展覧会
・1999年08月23日 中日新聞
ユニモールに「手塚ワールド」 初日からにぎわう。
・1999年08月24日 日本経済新聞/地方経済面
手塚治虫ワールド、企業誘致の窓口に――川崎市内に推進本部。
・1999年08月24日 毎日新聞/神奈川版
川崎に予定のテーマパーク、手塚プロが直接出資へ−−別会社設立から変更
・1999年08月24日 読売新聞
手塚プロダクション、川崎区に事務所移転 テーマパーク構想で=神奈川
・1999年08月25日 日刊建設工業新聞
PFIも検討、手塚ワールド推進本部発足 。
・1999年08月26日 北海道新聞
5日に会えるぞアトムや0マン、旭川で手塚ファンの会
〜人気アニメ一挙上映〜
9月5日に旭川市民文化会館でアニメーション上映会が開催された。
上映作品は:「リボンの騎士」「鉄腕アトム」などの4本
「どろろ」「0マン」などのパイロットフイルム3本
9月3日には、上映会に先駆けて旭川市民文化会館で
モンキー・パンチの講演会「ぼくのヒーロー・手塚先生」が開催された。
・1999年08月31日 中日新聞/夕刊
年賀はがきに「アトム」
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[手塚治虫最新ニュース]
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1:出版
○09/27 小学館 ビッグコミックスワイド「陽だまりの樹」1〜2巻
○秋田書店の漫画雑誌「ミステリーボニータDX」(隔月刊)
"リリカ"に連載された「ユニコ」が再連載中。
http://www.akitashoten.co.jp/
○集英社 漫画雑誌「オールマン」に手塚治虫研究連載中
「よみがえる巨星・手塚治虫 THE KING O.T」構成・文:池田啓晶氏
毎月第1・3水曜日発売。
2:イベント情報
○ 宝塚市立手塚治虫記念館
「アンパンマン展―やなせたかし・手塚治虫二人展―」
1999年12月8日(水)まで開催中。
展示は二部構成
第一部:年表などで2人のかかわりや経歴を紹介。
「千夜一夜物語」と「やさしいライオン」の上映。
第二部:アンパンマンのカラー原画約25点、アイデアスケッチの展示
「それいけ!アンパンマン」の第一話を上映。
なお、会場には、アンパンマンのぬいぐるみなども置き、子どもが
自由に遊べる場を設けている。
3:TV
○ 9月のNHKBS-2/衛星アニメ劇場
虫プロ制作「ワンサくん」
第25話「死なないで!!ママその1」〜
26話「死なないで!!ママその2」
09/20〜09/27放送予定。(毎週月 PM6:30〜 )
http://www.nhk.or.jp/anime/anime_theatre/wansa.html
<放送スケジュール>
http://www.nhk.or.jp/anime/anime_theatre/calender.html
○ 9月のWOWOW手塚治虫劇場
虫プロ制作「W3」(月〜木AM7:00〜、PM6:30〜(再))
46話「大ワニ騒動」〜52話「さようならW3」
09/16〜9/29放送予定。
手塚プロ制作「三つ目が通る」(月〜木AM7:00〜、PM6:30〜(再))
1話「三つ目登場・ボクが写楽だ」
09/30放送予定。
<放送スケジュール>
http://www3.mediagalaxy.co.jp/wowow/schedule/index.html
○ 9月のSKYPerfecTV!
映画「火の鳥」
豪華出演者による実写版!観ていて少しハズかしいです(^^;
09/27〜09/30 10:50〜13:20 (Ch707)
http://www.skyperfectv.co.jp/
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[今日は何の日?]
◇9月15日の手塚関連の出来事
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「初出(漫画)」
◎「メトロポリス」:育英出版(1949年)
◎「落盤」:X 第3号(1959年)
◎「ジェット基地の幽霊」:冒険王夏休み代増刊号(1958年)
◎「三つ目がとおる"魔法産院"」:週刊少年マガジン(1974年)
◎「BJ"シャチの詩"」:週刊少年チャンピオン(1975年)
◎「BJ"話し合い"」:週刊少年チャンピオン(1980年)
◎「万博特集"私はこう表現する"」:朝日新聞(1969年)
「初出(エッセイ等)」
◎「アトムと私」:鉄腕アトム ロボットの科学(1965年)
◎「セーター」:文藝春秋(1969年)
◎「おたふく」:ビッグコミック増刊号(1972年)
◎「観たり撮ったり映したり"マングローブの河にて"」キネマ旬報(1983年)
「アニメーション」
◎ジェッターマルス"最終回":フジテレビ(1977年)
◎クレオパトラ:日本ヘラルド(1970年)
「再録単行本」
◎タイガーブックス1:汐文社(1976年)
◎ビッグX(1):集英社(1972年)
◎COM別冊「アポロの歌(上)」:虫プロ商事(1971年)
★ピックアップ
「ジェッターマルス」
これってとっても小さい頃(小学生前)に観ていた記憶があります。その影響か、
小学校あがってからテレビ放映された「カラー版"鉄腕アトム"」に妙な違和感が
ありました(^^;)。
先生が残されたシノプシスとか設定とか見てみたいですねぇ〜。
東映動画にコネのある人いないでしょうか?。
[担当:あきひこ]
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[今週のひとこと]
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今週号より佐藤和美さんによる新連載が始まりました
毎号掲載予定です。お楽しみに!!
[こ]
次号は、9月30日の発行予定です。
●手塚治虫メーリングリスト参加者募集●
双方向型メーリングリストへのご参加もお待ちしております。
http://www.osamushi.com/aboutml.html
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連載:鈴木昭彦(aki@phoenix.to)
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