手塚治虫最新情報「手塚治虫メールマガジン」
1999/1/25 通巻4号/884部発行)
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詳細は、 http://www.osamushi.com/10dai/ 投票結果は次号メールマガジンで発表します。
このコーナーは、毎月手塚関連Webを運営されている方に登場してもらい ご本人からWebを紹介してもらうというコーナーです
講談社から刊行されている“手塚治虫漫画全集”に収録されている 全作品の目録と解説のページ。未収録情報もあり非常に便利。
当初は、講談社の「手塚治虫漫画全集」全400巻に収録されている全作品 の目録と、それらの解説..となる予定でした。
現状は、全集に限らず、見つかる限りの(アニメ以外の、エッセイ等も含む) 全作品の精細な初出データと、それらのうちの一部の作品の解説、と なっています。
解説については、全集に収録されている作品については、全て書く予定 ですが、今世紀中に書き上げるのは不可能ですね。
当初の目論見では、データ(目録)については、全集の各巻に記されている 初出データの転載でお茶を濁し、解説をバリバリ書いていくはずだったの ですが、全集の初出データが、あまりに曖昧(しばしば不正確)なことに 気がついて、これでは「使えない」、と、大幅に方針(重点)を変えた結果、 こんにちの事態に至っています。[;^J^]
このコーナーは、手塚作品ベスト10を読者の皆様にお聞きし 作品についての思いを誌上に語ってもらうコーナーです。 まだ読んでいない作品があれば参考にしてください(^^)
手塚アニメからファンになった為、好きな作品はアニメ化された作品が 多いんです。
このコーナーでは、皆様の作品ベスト10を募集しています。
このコーナーは、ネット上にいらっしゃる手塚ファンに登場してもらいお話 を聞き、次号のゲストを紹介してもらいリレートークしていくコーナーです。
ゲスト:野中光行さん(N)、ホスト:こにしあきら(K)
(K):今月のゲストは、昔某テレビの深夜番組で「カルトQ」という番組が あったんですが、手塚治虫のカルトクイズで優勝した野中光行さんです。 いろいろ話しを聞かせてください。
(N):ど〜も、よろしくお願いします。
(K):せっかくですのでカルトQの思い出話しなんかを聞きたいなあと思うんです が、私これ放送当時、実はみてなかったんですよ。 応募のきっかけはなんだったんですか?
(N):しばらく日本を離れていて、
(K):え〜どこ行ってたんですか?
(N):台湾に半年くらい
(K):マジですか(笑)
(N):(笑)帰国してから「冬彦さん」などがなんのことかサッパリわからず、 日本の情報に飢えていて、テレビを見まくっていたんです。 そうしたらちょうど募集していて「どんな問題が出題されるのか知りたい」 という興味からでした。
(K):元々は手塚ファンだったんですよね?
(N):意識的に読み始めたきっかけは「まんが道」で藤子不二雄の尊敬する人 として描かれていたのがきっかけで「こんなすごい人だったのか」と いうことを知り、全集などを少しずつ集め始めたのがきっかけで、 あとは知らないうちにのめりこんでいきました。
(K):まんが道から手塚ファンになった方はたくさんいますね。 カルトQに挑戦するとき、なにか特別な勉強したんですか?
(N):時間がなかったので作品はほとんど読めませんでした。 「ぼくはマンガ家」という本を、さっと目を通したくらい。
(K):それでチャンピオンになったというのがすごいですよね。 テストの山を当てたって感じですね(笑)
(N):そうなりますか(爆)
(K):番組の研究とか対策は考えたんですか?
(N):ビデオに録画して繰り返し見て「どのタイミング」でボタンを押せば いいのかを検討しました。
(K):法則をみつけたわけですね(爆)
(N):具体的には回答者がボタンを押しても、勢いで二言三言は余分にしゃべる訳 です。その分も計算に入れて、フライング気味でボタンを押す必要があると 感じました。映像問題に関しては「画面が光った瞬間」にボタンを押し、 それからゆっくり映像を見て回答しました
(K):ハハハハ、極端な話、問題がわからなくても押すんですね(爆)
(N):実際の放映ではかなり早い段階から映像が出ていたのでわからなかったと 思います。
(K):ボタンを早く押されたんじゃ答えがわかっていても他の回答者は 答えられませんね(笑)収録時のエピソードなんかありますか?
(N):当日、北海道から参加された方がいらっしゃったんですが、向こうが大雪 とかで飛行機が遅れに遅れ、スタッフの方が大慌てしていました。 ぎりぎりで間に合ったのですが下手したら一人欠けていたかもしれません。
(K):皆さんそれまで控え室で勉強でもしてたんですか?
(N):指定された集合時間から収録まであまり時間に余裕がありませんでした。 スタッフの方から回答方法の説明などがあったあと、簡単なアンケート があり、すぐ収録が始まったんです。
(K):ああ、そうなんですか。
(N):放送されませんでしたがアニメの「ジャングル大帝」のオープニングを 作画したのは誰?という問題があったのですが、これは誰も答えられません でした。正解を聞いても全然知らない人で、手塚治虫とどういう関係が あるのか、実はその時はわからなかったんですよ。
(K):この辺の事は、山本暎一さんの「虫プロ興亡記」という本からの 出題ですね。他にありますか?
(N):番組の最後に優勝者にトロフィーが渡されますが、あれは撮影用でかなり 汚かったです(笑)
(K):あれ?渡された物は見本だったんですね(爆)
(N):これをくれたらどうしようと思いました 「後日新品を送りますから」と言われ、首を長くして待っていましたが、 そのまま黙って2ヶ月経過しました。
(K):2ヶ月も(爆)
(N):たまりかねて電話したところ「あー、先日できたので送りますねー」と 蕎麦屋の出前みたいな返事が来て、それから2日後に届きました。
(K):ハハハ!!
(N):ほっといたら一生こなかったでしょう。
(K):けっこういいかげんなんですね。 では、はじめて読んだ手塚作品はなんですか?
(N):幼稚園の時「チャンピオン」に連載されていた「ミクロイドS」です。 実はミクロイドSは初めて読んだ作品であるにも関わらず、通して読んだ ことがずっとなくて、単行本を買ったのはついこの前なんです。
(K):え〜そうなんですか!!
(N):カルトQ予選でも「ミクロイドSの敵の名前は?」というごくベーシックな 問題があったのですが、これも実は答えられませんでした。
(K):はじめて読んでどうでした?
(N):その時読んだ回では女の人の頭から小さな頭が出ていたり、ダムを爆破 したりと怖いシーンが続いていたため「手塚治虫は怖いマンガを書く人だ」 と思いこんでしまいました、
(K):なんと!!
(N):その後も「ブラックジャック」などは内蔵が出てくるので、怖くて読めま せんでした。
(K):ひょとして今でも恐いとか(笑) ブラックジャックが連載してた頃のチャンピオンは読まなかったんですか?
(N):チャンピオンは僕が子供のころは一番面白い雑誌でした。
(K):黄金時代でしたね。
(N):「マカロニほうれん荘」は、もう言葉に尽くせないくらい好きでした。
(K):私も当時大好きでしたが、最近読み返したらあまり面白くなかった(爆)
(N):横道にそれちゃいましたが、後は「雨降り小僧」「すきっ腹のブルース」 などを雑誌などで夢中で読みましたよ。
(K):先生の短編はいいですね。ジャンプも毎号買ってたんですか?
(N):定期的に買っていたわけではなく、たまたま買った本に収録されてて たぶん夏休みか、なにかの時に。それで物持ちがよかったので ずーっと持っていたんです。
(K):昔の漫画の方が面白いという意見をよく耳にしますが、最近の少年漫画は どうですか?
(N):ううううーーーーーーーーーん。 マンガは全く読まなくなりました。まれにコンビニで「ゴルゴ13」と 「モンスター」を立ち読みするくらいです。
(K):読まなくなったのは、おもしろくないから?
(N):仕事をするようになってからは忙しくて。あと大人になったから嗜好が 変わってきたのでしょう。
(K):最近はどんな物に夢中なんですか?
(N):池波正太郎です「剣客商売」をやっと読破しました。
(K):私の回りにも凝ってる方がいるんですけど、どこに惹かれるんでしょう?
(N):「どこに惹かれるか」は僕も教えてほしいです(笑) とにかく読み始めると止まらないです。
(K):なるほど、他の作品はどうですか?
(N):これから「鬼平犯科帳」を改めて「通して」読んでみたいと思っています。
(K):私も未読だから読んでみようかな。
(N):お勧めです。あと中国の古い話も好きなので「三国志正史」や 「水滸伝」も読んでみたいです。
(K):野中さんって「キャプテンKEN」が好きなんですよね。
(N):すごく好きです、あんまり好きなので、感動が薄れないよう「最低2年は 間をおいて読む」ようにしています。
(K):この前読んだのはいつですか?(爆)
(N):そういえばもう10年くらい前ですね。
(K):10年前(爆)
(N):でもまだ前読んだときの感動が残っているのでもう少し待ってから 読みたいと思います。
(K):ストーリー展開が魅力的な作品ですよね。
(N):序盤、中盤、終盤とどこをとっても完璧なストーリーだと思うのですが、 特にラストがいいですね。
(K):この頃の作品がお気に入りですか?
(N):30年代の作品は全般的に好きですがこれが特に好きです。
(K):キャプテンKENとは、逆によく読み返す手塚漫画はありますか?
(N):無いです、その時々で好きな作品、作家はガラリと変わるんですよ。 今は西原理恵子が好きで最近の紀行シリーズをかなりの ヘビーローテーションで読んでいます。
(K):そうなんですか、では、皆さんにお聞きしてるんですがお勧めの ホームページを教えてください。
(N):「風来のシレン」というスーパーファミコンのゲームがあるのですが、 かれこれ4年くらいやっています。
(K):4年も、はまり続けるなんてよほど面白いんでしょうね。 どういうゲームなんですか?
(N):パソコンで「ローグ」というゲームがあり、それが元ネタなんですが、 とにかく「冒険のたびに違うダンジョンが現れ、死ぬとレベルが1に 戻り、アイテムも全部失われ」ます。この緊張感がたまりません。
(K):私は、あまりゲームはやらないんですが、面白そうですね。
(N):ネット上でもやりこんでいる人が大勢いて、みんなで攻略法を 研究したり、ハイスコアを競ったりしています。私も隠れキャラを 発見したりなどしてネット上で報告したりしています。
(K):今日は意外な野中さんを知ることが出来ました(笑) では、そろそろ友達を紹介してくれますか?
(N):元COMの編集の野口勲さんを。濃いお話が聞けるのではないでしょうか。
(K):COMの前身の「鉄腕アトムクラブ」から手塚先生を知ってた方ですからね。
(N):手塚先生の面白いエピソードが聞けるといいですね。
(K):本当に、ちょっと緊張しそうです(爆)
(N):野口さんは、マック派なんですよね。
(K):そういえば野中さんも昔マックのノート使ってましたよね?
(N):あれはもう手放して、メインはウィンドウズを使ってます。
毎月の10日と25日はビッグコミックの発行日という事で、実はここに 挙げられないほどたくさんあるんですが、きりがないので一回目と最終回のみ としました。
やはり気になるのは1989年の「グリンゴ」です(;;)。 "最終回"ではなくこれは"最終収録"です…。
今年もまた2月9日が近づいてきます。 [担当あきひこ]
インフルエンザが流行ってます。うがいをしましょう!! [こ]
次号は、2月26日の発行予定です。
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