おがわです。
BJ 第90話 「病院ジャック」 出演キャラクターリスト(出演順)
ブラック・ジャック・・・・・ブラック・ジャック
?・・・・・・・・・・・・・・・・・テロリスト
ブタモマケル・・・・・・・・医師
力有武・・・・・・・・・・・・・医師
大場加三太郎・・・・・・・医師
田鷲警部・・・・・・・・・・・刑事
下田警部・・・・・・・・・・・刑事
大場加三太郎は「ロストワールド」で研究所員大場として出てきた
古いキャラ。そういえば、他の二人も「ロストワールド」の出演キャ
ラですね。
テロリストは覆面してるんで判断のしようがありませんな。
この話はまずブラック・ジャックの神業を見せつけておいて、最後に
「たいしたやつだな・・・・・簡単に五人も死なせるなんて
こっちは・・・・・ひとり助けるだけでせいいっぱいなんだ・・・・・」
と苦いオチをつけているところが上手いところ。
このラストのセリフは「ブラック・ジャック」の中でも僕にとっては最も
印象深いセリフの一つです。
大切なことは一つずつしか出来ない、という当たり前のことにあらた
めて気づかせる名セリフだと思います。
おがわさとし
薮内です。
91話 「病院ジャック」
この前の90話もそうですが
テーマは良いのですが、描き方があまり好きではありません。
おがわさんの中にも別の表現でありますが
ラストのBJのセリフのみが重要であって、その強調のために
5人の患者が死んでしまうことが効果的なのは理解できても
この描き方はやりきれないです。
ただ、話として現実的と言えばそのとおりです。
話の中でこのテロリスト達の身勝手な主張と行動は
かつてハイジャックで某国に逃亡し、帰国を希望する
犯人達と主張が似ているような気がします。
薮内 覚
虫媒花です。おはようございます。
クリスマスケーキ、初台の手塚ショップのチョコケーキを食べ
ました。上に乗っていたアトム&ウランのマスコットは今、机の上
に飾ってあります。
第91話「病院ジャック」について;
ブラック・ジャック vs 病院ジャック、という語呂合わせが面白い
回です。
スリリングなアクションシーンがありますが、BJは外科医として、
あくまでも手術台の上で戦います。そこが見せ場でしょう。
> おがわです。
> このラストのセリフは「ブラック・ジャック」の中でも僕にとっては最も
> 印象深いセリフの一つです。
> 大切なことは一つずつしか出来ない、という当たり前のことにあらた
> めて気づかせる名セリフだと思います。
> 薮内です。
> おがわさんの中にも別の表現でありますが
> ラストのBJのセリフのみが重要であって、その強調のために
> 5人の患者が死んでしまうことが効果的なのは理解できても
> この描き方はやりきれないです。
おがわさんも薮内さんも、ラストのBJのセリフに随分感動されて
ますねー。
実は私はこのセリフ、最重要とは感じませんでした。
「手術より、殺人のほうがよほど簡単だ」という意味にしかとれ
なかったんです。医師は人の命を救うのが仕事だけれど、その命を
いとも安易に奪ってしまう者がいる。その者に向かって、
命を救うために苦闘した医師が、実際に「言ってやりたい!」と
思うはずのリアルなセリフだと思いました。
で、私が感動したのは、やはりというか、BJの手術シーン。
本当にこんなことができるのかなあ・・・
1時間前から、停電を予想して、患者の患部をじっと見つめて、
記憶していたなんて。
うーん、すごい!
ですが・・・
電気が消えたときからしばらくの間、BJに見えていたのは、切開
した患部の「残像」かもしれませんね?
ひょっとすると、色彩が反転して、赤い血の色が緑に見えていたり
して?・・・
電気に明るく照らされている物をじーっと見ていると、電気が
消えてまっ暗になったときには、こう見えますよね???
ハイジャックって、たくさんの人の命をいっぺんに危険にさらす
卑怯な行為だと思います。でも、こう描かれると病院ジャックも
怖いですね。
何よりも私は、自分が手術されて、傷口がぱっくり開いている
ときに、こんな目にあいたくない。
連載時に、これを読んだとき考えたことは、「うわー、手術なんか
絶対受けたくない〜〜〜〜!」でした。
虫媒花
みなさんこんにちは。金沢みやおです。
20世紀も余すところ約半日となってきました。
年末の家事の合間をぬって、こっそり感想文です。
「病院ジャック」
停電を予想し、患部をじっと見つめつづけて記憶してしまうなんて、さすが
のBJといえども、そんな事できるものか。第一、途中で一瞬視線を離して
しまっているではないか。視線を戻してから一から記憶のし直しか?。
なんでこんなリアリティのない設定なのだ…。
と思っていました。
が、つらつら考えるにどうもそうではないような気がしてきました。
手塚先生にしてみれば、BJのこの超能力は、先生がいつもやっている事の
ちょっと延長線上にあるだけの、有って当然の能力として描かれたのだと
思います。それが私には有りっこない超能力に見えただけなのです。
いろいろな本によれば、手塚先生の驚異的記憶力のエピソードが語られて
います。
・放映済みのアトムのセル画の山から、必要なシーンだけをささっと抜き
出して一本作ってしまった。
・外出先から電話でマンガ原稿の指定をするが、過去のこれこれの作品の
何ページ何コマ目で出てきた建物、のように指定をした。
はたまた、書棚のこれこれの本の何ページ右上の写真を参考にするよう
に指示した。
・日常のちょっとした何気ない会話を記憶していて、何年もたってから
一言一句そのまま引用してみせて、当の会話の相手を驚かせた。
・一度見ただけの風景を、あとから絵に描くことができた。
その他いろいろ。
さらに、お医者の先生方は、患部の状態を具体的かつできうる限り詳細に
文書や言葉で叙述しつくす訓練を受けているそうです(このことを「所見」
を述べるとか言ったと思いますが…あやしい)。
以上を考え合わせて。BJはあの時、患部の状態を彼の網膜に写真的に焼き
付けていただけではなくて、頭の中では猛スピードで詳細な所見陳述を繰り
返し、さらに、ここを切削すればこうなり、縫い合わせるとこうなり、ハッ
チンソン操作をすればこうなる、とリハーサルを脳裏で行っていたのだと
思います。そう考えればあながちデタラメでもないんですなぁ。
うーむ。やるなBJ。
虫媒花さんとみなさんへ。
> 1時間前から、停電を予想して、患者の患部をじっと見つめて、
>記憶していたなんて。
> 電気が消えたときからしばらくの間、BJに見えていたのは、切開
>した患部の「残像」かもしれませんね?
これはたぶん直観("感"じゃなくて)像という現象だと思います。
直観像は、残像とちょっと似ています。
残像は感覚器に刺激が残る現象ですが、直観像は、脳システムの中に画像として視覚
が記録されます。
ただ、個人差がかなりあって、子どもは直観像を保持しやすいんですが、成長するに
したがって能力が衰えてしまいます。たぶん、画像(gifやJPEG)の代わりに、意味論
的な記憶(VRML)ができるようになるので、必要なくなってしまうんでしょう。
参考文献:
ハーバー、"直観像"、サイエンス (日本語版 69-04)
村上もとかさんの[赤いペガサス]だったと思うんですけど、何度も走り込んで、レー
スのコースの凹凸を覚えるって話しがありませんでしたっけ?
石原亘
虫媒花です。
だいぶ時間がたってしまいましたが、
石原さん、参考文献までありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。
> これはたぶん直観("感"じゃなくて)像という現象だと思います。
> 直観像は、残像とちょっと似ています。
> 残像は感覚器に刺激が残る現象ですが、直観像は、脳システムの中に画像として視覚
> が記録されます。
> ただ、個人差がかなりあって、子どもは直観像を保持しやすいんですが、成長するに
> したがって能力が衰えてしまいます。たぶん、画像(gifやJPEG)の代わりに、意味論
>
> 的な記憶(VRML)ができるようになるので、必要なくなってしまうんでしょう。
>
> 参考文献:
> ハーバー、"直観像"、サイエンス (日本語版 69-04)
子供のときにあって、成長すると消えてしまう能力だとしたら、
直観像は、訓練でできるようになる映像記憶とは別ものですよね?
BJの能力はどちらなのでしょうね?
虫媒花
野口です。小正月おめでとう。(^_^;
At 10:50 PM +0900 01.1.15, 虫媒花 wrote:
> > 個人差がかなりあって、子どもは直観像を保持しやすいんですが、成長するに
> > したがって能力が衰えてしまいます。
> 子供のときにあって、成長すると消えてしまう能力だとしたら、
> 直観像は、訓練でできるようになる映像記憶とは別ものですよね?
> BJの能力はどちらなのでしょうね?
手塚先生も、ブラックジャックも、子供の能力が、大人になっても失われず、
いや、人生をかけた分野にますます特化していった希有な例ではないか。と。
#BJの場合は、結婚してないのが良かったんでしょう。(笑)
#我々は、世俗の常識に日々汚染され続けてるからダメですね。
あ。以上はあくまで印象論です。
p.s.
漫画実作者の虫媒花さんには、感覚的に操作できる Mac を使って欲しいなー。
皆様今晩は。ワープロでメールしている虫媒花です。
野口さん、ありがとうございました。
> 野口です。小正月おめでとう。(^_^;
おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
> 手塚先生も、ブラックジャックも、子供の能力が、大人になっても失われず、
> いや、人生をかけた分野にますます特化していった希有な例ではないか。と。
野口さん、以前にも、手塚先生のことを「まるで子供」なんて
書いていらっしゃいましたね。野口さんのご記憶にある、手塚先生の
「子供」な部分って、具体的にはどんな点なのでしょうか?
先生が亡くなってから、ひきだしに隠してあったチョコレートが
たくさん発見されたなんて話、どこかで聞きました(昨年末のTV
だったかな?)が・・・
そういう先生は、とっても可愛いですね (^-^)
> 感覚的に操作できる Mac を使って欲しいなー。
漫画家やデザイナーの方は、Mac なんですね。
手塚先生もご存命ならMacでしょうか?
でででも、カッコいいけど、Mac って高いし扱いが難しそうですー
・・・
虫媒花
野口@50代後半のMacフリークです。
2001.1.16 8:49 PM +0900に <虫媒花> さんが書きました。
> 野口さん、以前にも、手塚先生のことを「まるで子供」なんて
> 書いていらっしゃいましたね。野口さんのご記憶にある、手塚先生の
> 「子供」な部分って、具体的にはどんな点なのでしょうか?
う。とてもMLみたいな「しらふ」の公の場じゃ言えないですよー。
オフ会なんかの閉じた酔っぱらいの席なら、言ったこともあるけど。
> 先生が亡くなってから、ひきだしに隠してあったチョコレートが
この程度のことなら、なんてことないんですけどね。(謎)
> > 感覚的に操作できる Mac を使って欲しいなー。
> 漫画家やデザイナーの方は、Mac なんですね。
> 手塚先生もご存命ならMacでしょうか?
です。間違いないでしょう。
> でででも、カッコいいけど、Mac って高いし扱いが難しそうですー
問題は、二つですね。
1、Mac は高いか。
答え。新製品は、YES。でも、Macって、最初から漫画家や、お医者さんが
必要とする最低の機能を持たせているから、高いんです。
WINDOWSマシンだって、会社の帳簿を自宅に持ち帰ってやったり、ゲーム
してるうちはいいけど、メモリ積んだり、グラフィックボード替えたり、
MacができることをMacなみにしようとすると、Mac以上にお金がかかるん
じゃないかな?(今は違うかもしれないけれど、昔はそうだった)
僕は、DVDも無い古いMac しか持ってません。(Mac7台、モニタ9台)
みんなそれぞれの役割を持って動いてます。(本体1万、モニタ千円で、
メモリとハードディスクに各3万円かかったなんてのもありますけど)
要は、使えりゃ高くても安いし、使えなきゃ安くても高いんです。
2、扱いが難しそう。
答え。チッチッチ。
僕がMacに触ったのって、50才になってからですよ。(それまではRUPO)
で、まわりにMac使いが誰もいないから、すべて雑誌と本の独学です。
それでもMacなら使えちゃうんですよ。
Macって、操作体系がおんなじだから、ワープロができるようになると、
グラフィックもデータベースも表計算も、みんなできちゃうんです。
ファイル操作が楽だから、ホームページも簡単にアップできます。
p.s.
こうして独学でいぢってるMacで作ったホームページが、農業雑誌の編集
部の目に止まって、原稿依頼が来て、今その雑誌(現代農業2月号)を
読んだ読者から、毎日10通前後の問合せが来て、オタオタしてます。
Macなら、こうすりゃできるかな?ってやると…できちゃうんですよね。
虫媒花さんとみなさんへ。
> > これはたぶん直観("感"じゃなくて)像という現象だと思います。
> > ただ、個人差がかなりあって、子どもは直観像を保持しやすいんですが、成長するに
> > したがって能力が衰えてしまいます。
> 子供のときにあって、成長すると消えてしまう能力だとしたら、
>直観像は、訓練でできるようになる映像記憶とは別ものですよね?
うーむ。論文から受ける印象だと、おとなでも訓練しだいで強化できるみたいですけ
どね。
石原亘