薮内です。
第88話 「報復」
この話は全集ではBJシリーズの第1巻第1話になっています。
確かにこの話を見れば初めての人でもBJの立場、考え方が
判るようになっていますね。
無免許医であること。
法外な診療費とること。
医師会からはにらまれている。
腕前は神業であること。(何人も追随を許さない、海外でも有名)
信念を曲げない。
ビノコの「アッチョンプリケ」をBJは初めて聞いたように言ってますね。
この点どうなんでしょう。
ラストシーンで医師会会長は「たのむ、私の息子をすくってくだされー」
とBJに泣きついていますが、どうしたでしょうね。
1.正当な?超高額手術料を要求し、息子を助けるが
あらためて出された医師免許を
「こんな紙切れで命が救えるはずがないだろう」
と言い放ち、再度破って去っていく。
2.息子の命を助けてもらった会長は「医師免許」を
出そうとするが反対派に攻撃され、BJの前に
うなだれた態度で現れ、察したBJは「我が道を行くだけ」
と立ち去っていく。
3.息子を助けた後で当然のように高額の請求を出すが
会長は泣いて頼んだことなど忘れて、「金か、免許か」と
恐喝する始末。
BJは当然お金を持っていく。
4.会長の息子を見殺しにする。
さて、皆さんは1〜4のどれだと思われますか。
投票して下さい。
あるいは別の結末があればよろしく書き込み下さい。
薮内 覚
カオスです
薮内さん書き込み
> 第88話 「報復」
> ラストシーンで医師会会長は「たのむ、私の息子をすくってくだされー」
> とBJに泣きついていますが、どうしたでしょうね。
>
> 3.息子を助けた後で当然のように高額の請求を出すが
> 会長は泣いて頼んだことなど忘れて、「金か、免許か」と
> 恐喝する始末。
> BJは当然お金を持っていく。
> さて、皆さんは1〜4のどれだと思われますか。
> 投票して下さい。
3だと思います。息子を見殺しにするも、考えたんですが
でも、やっぱな〜 て感じで。
て、投票 真に受けて良かったんですよね?(^_^)
みなさん今晩は。金沢みやおです。
仲間との忘年会から戻ってきたところです。う〜、飲みすぎたか?。
>[8913] 虫媒花さん
>これを書かれてしまったら、私の書くことがないじゃありませんか、金沢さん。
いやはははは、まあ早いもの勝ちという事で御勘弁願います。
> うーん・・・なんとか、他の切り口を考えなくちゃ・・・(笑)
で、ちゃんと切り口を変える所が、虫媒花さんエライっす。
いえ私もね、後から他の方の感想の隙間をぬって何か書くときは悩みますね。
その場合、私はえてして、些細な重箱の隅つつきに終わったりしますが笑。
「報復」
来ましたね。いいですね。上位にノミネートしたい一本です。
BJと医師連盟の対立・対決、獄中のBJ、イタリアの大富豪がからみ、
ピノコは初めて「アッチョンブリケ」と言い、銃弾が飛び、立場は逆転し、
とドラマチックです。いつもよりちょっとページも多くて、表紙あわせて
24ページあります。読みごたえ有り。
私は特に、大富豪ボッケリーニ氏の物言いが好きだなあ。
「ノン! ノン! 結論はノン!でした 信用ならん!!」
「イタリア政府を動かし 日本政府をゆさぶってでも」
「残念だ 残念きわまる」などなど。
なんといいますか、少年マンガらしからぬ「大人の」セリフっぽいところが
格好良いです。
>[8898] 薮内さん
>さて、皆さんは1〜4のどれだと思われますか。
う〜〜〜む。結末妄想派としてはムリにでも他の終わり方をひねり出したい
ところですね。う〜〜。
5.超高額を要求されて、会長は怒る。
それは私への復讐か?。金を積まれなければ、見殺しにすると言うのか?。
会長は、ムリを承知で自分で執刀し失敗。息子は亡くなる。
恨み心頭の会長は、以後、最悪・最強の敵として、事あるごとにBJの前に
立ちふさがる。(連載の基本線が変わりそうでいかんな〜)。
6.会長は超高額要求をのみ、医師連盟の反対派を強引に蹴散らしてBJに
執刀させ、息子を助ける。
しかし、無免許医に執刀させた件は、反会長派に決定的な攻撃材料を与えた。
会長は、連盟の査問にかかり会長職から追われ、またBJへの支払いのため
財産のほとんどを注ぎ込み豪邸も手放す。
名誉も財産も無くしたが、回復した息子と、安アパートで暮らす会長の表情
は、晴れ晴れとしている。
(ネタ切れ。もうなんも思いつかん…)
こんにちは、藤原です。
久しぶりに、感想を書きます。
「報復」
BJの中では、非常に好きな作品です。
BJの本質を突いているような気がします。
リアルタイムで読んでいた頃、中学生だったのですが、この
「報復」という意味が分からず辞書でひいたのです。
その後、模擬テストか何かのテストに出て、ズバリできた記憶が
あります、笑。
また、なぜか医師連盟会長の息子が撃たれるポーズ(文庫では210ページ)が
気に入ってしまい、何度も模写しました、大笑。
この後の話は、薮内さんの
> 1.正当な?超高額手術料を要求し、息子を助けるが
> あらためて出された医師免許を
> 「こんな紙切れで命が救えるはずがないだろう」
> と言い放ち、再度破って去っていく。
というような気がします。
やはり、生命は助けるでしょうね。
しかし、あくまでも医師免許にはこだわらない・・・。
ではないでしょうか。
では。
おがわです。
遅れ馳せながら、BJ 第88話 「報復」 出演キャラクターリスト(出演順)
ブラック・ジャック・・・・・・・ブラック・ジャック
アリゲーター氏・・・・・・・・・日本医師連盟会長
ヒョータンツギ・・・・・・・・・・日本医師会連盟会員(?)
田鷲警部・・・・・・・・・・・・・・刑事
ノールス・ヌケトール・・・・・刑事
ピノコ・・・・・・・・・・・・・・・・・ピノコ
力有武・・・・・・・・・・・・・・・・刑務所看守
レッド公・・・・・・・・・・・・・・・ボッケリーニ
ブタナギ・・・・・・・・・・・・・・首相官邸の上にいるもの
スパイダー・・・・・・・・・・・・総理大臣の双子の秘書(?)
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日本国総理大臣
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピエトロ
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・看護婦
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山川博士
天馬博士・・・・・・・・・・・・・神父
近石昭吾・・・・・・・・・・・・・医師連盟会長の息子
医師連盟会長に「バンパイヤ」の全米バンパイヤ結社代表アリゲー
ター氏。第35回「なにかが山を・・・」に続いての登場です。
医師会連盟会長としては第153話「フィルムは二つあった」にも登場
しています。
ボッケリーニ氏のレッド公はまさにはまり役。第1話「医者はどこだ!」
のニクラ氏を彷彿とさせる役ですが、今回の方が人間味あふれる役
作りになっています。
医師連盟会長の息子に「アポロの歌」の近石昭吾。
山川博士はなんかありそうなキャラだけどなあ。分かりません。
薮内さん wrote:
>ラストシーンで医師会会長は「たのむ、私の息子をすくってくだされー」
>とBJに泣きついていますが、どうしたでしょうね。
昭吾には悪いけど、僕は
>4.会長の息子を見殺しにする。
ですね。
BJそんなに甘くないと思う。
BJの「わたしはルールってやつがきらいでしてね/ワクにはめられた
医者になりたくないのです」というセリフは手塚先生の心意気でもある
でしょう。
それにしてもボッケリーニ氏の車、かっこいいなあ。
「スーパージェッター」の流星号みたい。
おがわさとし
虫媒花です。
第88話「報復」について;
> こんにちは、藤原です。
> また、なぜか医師連盟会長の息子が撃たれるポーズ(文庫では210ページ)が
> 気に入ってしまい、何度も模写しました、大笑。
藤原さん、お久しぶりです。
撃たれるポーズ、見てみましたが・・・
カッコいい・・・かもしれない・・・(?_?)
タイトルが「報復」ですが、これはピエトロの命を奪われた
ボッケリーニの復讐の意味もあり、BJの意趣返しの意味もある
ように思われます。
権力をカサに着て、いばりちらす医師連盟会長。彼の指図で
警察に捕らわれ、投獄されるBJ。
ラストはこの医師連盟会長がBJの前で、「たのむ・・・
わしの息子を救ってくだされ・・・」とベソかいて懇願します。
《ざまあみれー!》という感じですよね。(笑)
BJは、医師連盟会長が差し出す免許状を、ビリビリと破って
しまいます。
このあと、薮内さんが質問されたように「BJはどうしたか?」
ということが、読者の判断にゆだねられています。
読者にとっては、医師連盟会長がBJの前で頭を下げたことで、
カタルシスが得られているから、さらにBJがどうしたかと
いうことは、作者は敢えて描かなかったんですね。
だけど今回は、BJは全然活躍らしい活躍をしていません。
ピノコが差し入れたカップヌードルをすすっているBJは
なんとも可愛いし、免許状を毅然として破り捨てるBJはカッコいい
ですが、メスをふるうシーンも見たかったなあ。
それで、私も藤原さんと同意見で、
> > 1.正当な?超高額手術料を要求し、息子を助けるが
> > あらためて出された医師免許を
> > 「こんな紙切れで命が救えるはずがないだろう」
> > と言い放ち、再度破って去っていく。
と、いうことにします。
医師連盟会長を張り倒す、というシーンがあってもいいです(笑)。
虫媒花
宮川です。 BJ 第88話 「報 復」 感想
日本医師連盟に呼び出されたBJ。・・医師法違反の容疑で
逮捕されます。そこへボッケリーニという男が現れ、孫のピエトロ
の本態性動脈血栓症の手術を依頼するが、逮捕中のBJは断る。
ボッケリーニは、日本医師連盟の会長にどうしてもBJに手術を
してもらいたいと頼むが拒否され、日本政府へ掛け合うが、ここでも
日本医師会連盟の圧力により拒否される。
しかたなく、ボッケリーニはピエトロの手術を日本医師会にまかすが、
ピエトロは死んでしまう。ボッケリーニはその報復の為、日本医師会連盟
の会長の息子を銃撃する。息子は仮死状態になり、会長は息子の手術
をBJに医師免許を手渡し頼むが、BJは医師免許を破り捨てる。
会長のBJへの懇願するコマで終わる。
権力と権威の思い上がりを、端的に描いた優作です。
<補足>
・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、変更なし。
・週間チャンピオン連載時の刷り色、墨一色。ページ数、P24。
ページ割り、扉表紙、P43.本文−P44〜P66。
発行日、75.9.01.
Takehisa Miyagawa