薮内です。
第85話 「かりそめの愛を」
久しぶりにブラックジャックの「神業」を見た気がします。
あんな手術ができるのなら、女医さんの後一週間の宣告が
結果的に素晴らしい効果を産んだ訳ですね。
私はハッピーエンドが好きなもので、この話は気に入っています。
「かりそめの愛」であろうが、結婚のまねごとによって、ミチルは
BJに身をゆだねることを承諾し、最終的には久磨富士夫と
真の結婚式を挙げるまでになれたのですから、
あの女医さんは幸せの「青い鳥」だったのでしょう。
ランプの神父さんには笑ってしまいました。
BJの結婚式シーンはこれぐらいでしょうか。
でもあのコマを見るとなんと美男美女の勢揃いかと思います。
青鳥ミチルと言う名前は判りますが、その相手が「久磨富士夫」
というのは何か訳でもあるのでしょうか。
「久磨 ミチル」に意味はないし、手塚番に「久磨さん」が
おられたのでしょうか。
薮内 覚
佐藤和美です。
薮内さん
> 青鳥ミチルと言う名前は判りますが、その相手が「久磨富士夫」
> というのは何か訳でもあるのでしょうか。
「熊のプーさん」で「熊富士山」→「 久磨富士夫」?
「青い鳥」とで、童話によるネーミングかな?
みなさんこんばんは。金沢みやおです。
「かりそめの愛を」
美少女の求愛を、BJは冷たくしりぞけてしまいます。
が、必要以上に冷たくあしらったのは、BJの大人の配慮でしょうか。
「吊り橋効果」とか言う心理学的な現象があると聞きます。
すなわち、ゆれる吊り橋のような、危険な状況で出会った男女は、平穏な所
で知り合うよりも、互いに好感を抱きやすく恋に落ちやすい、という話です。
それでいけば、命にかかわる重大な手術を任せた医師に、患者さんが恋愛
感情を抱くというのも、ままあるのではないでしょうか。
青島ミチルは、恋に恋するお年頃。しかも自分はもう死ぬものと思っていま
したから、なおさらBJへの想いがつのった事でしょう。
しかしBJは知っていた。ミチルの今の想いは本物でも、それはひとときの
夢、いずれ覚める幸せな幻であることを。
さらに、ストイックなBJは、自分が人を愛したり、だれかの愛を受け入れ
ることを、なかなか自分に許していないところがあります。
それゆえ彼は、ミチルをぴしゃりと拒絶したのでしょう。
(君の幸せは私の所にはない。おとぎ噺の恋は夢。
幸せは君のすぐ隣に、クマさんの所にある。)
大人の配慮は分かったけどBJ。それならそれで、ミチルとクマさんの挙式
当日に、姿を現したりしないでよ。まだ未練の残っているミチル(誓いの
言葉を言うのにためらいが見えてる)の心が、また揺らぐじゃないの!。
ものかげから見届けなさい、ものかげから!。
おがわです。
BJ 第85話 「かりそめの愛を」 出演キャラクターリスト(出演順)
ゼフィルス・・・・・・・・・・・・・医師
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・青鳥ミチル
吉永氏・・・・・・・・・・・・・・・・ミチルの父
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミチルの母
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・久磨富士夫
スパイダー・・・・・・・・・・・・・BJのノックに応えるもの
ブラック・ジャック・・・・・・・・ブラック・ジャック
ヒョウタンツギ・・・・・・・・・・憤慨するミチルの父
アセチレン・ランプ・・・・・・・神父
ゼフィルス演じる医師はブラック・クイーンこと桑田このみでしょうか?
ミチルの父は「きりひと讃歌」のいずみのお父さんですが、お母さんの
方はいずみの母親とは異なります。
久磨さんはなんとなくモデルがいそうなキャラですね。
薮内さんも書いておられるようにランプの神父がいい味。
おがわさとし
虫媒花です。
第85話 「かりそめの愛を」について:
> おがわです。
> BJ 第85話 「かりそめの愛を」 出演キャラクターリスト(出演順)
> 久磨さんはなんとなくモデルがいそうなキャラですね。
出版社につとめているクマさん、といったら、これはあの方で
しょう・・・東京トップ社の熊さん。
永島慎二先生のお名前も、近頃MLに何度か出ましたが、COMの
「漫画家残酷物語」に登場する、名編集者です。
虫媒花は、COMを見て、実在の熊さんにお会いしたくて、トップ社に
原稿持ち込みに行ったことがあるんですが・・・(いつも動機が不順!
でも、おみやげはいただきませんでした)
が・・・
ああ、残念ですが、お顔は全然覚えてません。
絵を見ても、似ているような似ていないようなで、ほんとに
モデルだとは断言できません。
「漫画家残酷」も手元にないので、あのクマさんとこのクマさんが
似ているかどうかもわかりません。
申し訳ありません!
どなたか、永島先生描くクマさんと、手塚先生描く久磨さんに
一致点があるかどうか、確認してくださらないでしょうか?
今回のお話は、ガンの少女のことなので、どうしても私は手塚先生
の生命を奪ったガンのことを考えてしまいます。
どうしてBJ、こういうふうにして、先生を助けてくれなかったの?!
虫媒花
野口@飯能です。
2000.12.10 1:57 AM +0900に <虫媒花> さんが書きました。
> > 久磨さんはなんとなくモデルがいそうなキャラですね。
> 出版社につとめているクマさん、といったら、これはあの方で
> しょう・・・東京トップ社の熊さん。
間違いないですね。
たしかフルネームも熊藤雄といわれたと思います。
で、この頃は東京トップ社でなく、秋田書店にお勤めです。
#チャンピオン編集部かどうかは知りませんが。
このストライキ中の出版社も秋田が念頭にあるのでしょう。
> ああ、残念ですが、お顔は全然覚えてません。
僕もうろ覚え。(笑)
お会いしたのは、なんか別の用事でうす暗い秋田の旧社屋に伺ったとき
一回だけですし。
#「ああ、この方があの"熊さん"!」と、ぼうっとしてました。
> 「漫画家残酷」も手元にないので、あのクマさんとこのクマさんが
> 似ているかどうかもわかりません。
ダンさんの登場人物の中では、どっちかというともりちゃん(森柾・真崎守)
に似てますね。(骨格が)
でも、同じ人物の特徴もありますね。(眼鏡やヒゲ面など)
ダンさんが描くと大人物の雰囲気で、手塚先生が描くと(ずっと後なのに)
青年編集者というのは、立場の違いとしても面白い。
> どなたか、永島先生描くクマさんと、手塚先生描く久磨さんに
> 一致点があるかどうか、確認してくださらないでしょうか?
今、手元に「漫画家残酷」も「フーテン」も無いので、僕も記憶にすがって
書いています。
確認ができないです。すみません。
> 今回のお話は、ガンの少女のことなので、どうしても私は手塚先生
> の生命を奪ったガンのことを考えてしまいます。
> どうしてBJ、こういうふうにして、先生を助けてくれなかったの?!
悦子夫人が書かれた「あなたのブラック・ジャックはどこに行ったの」という
悲鳴を思い出しました。
p.s.
今日、悦子夫人から御歳暮が届きました。しまった。今年は、まだ、お正月
用の葉牡丹をお届けしていない。(-"- )
「女房は、花をいじっていれば機嫌がいいんだから、なんか見つくろって
お願いします」という先生の遺言(僕にとっての)を果たさなくっちゃ…。
今晩は。虫媒花です。
あー、もう夜明けが近い!
野口さん、レスありがとうございました。
> 野口@飯能です。
> 間違いないですね。
> たしかフルネームも熊藤雄といわれたと思います。
> で、この頃は東京トップ社でなく、秋田書店にお勤めです。
きゃー。やっぱり〜〜〜!
私の思いを裏付けてくださって、ありがとうございます。
上記の2点で確定ですね。
疑問の余地なし、伝説の編集者様、熊さんがBJにゲスト出演して
いらっしゃったのでーす! (*^o^*)
それにしても、熊さん、なんて良い役なんでしょう。
純情可憐な美少女と、たいした努力もなく(?)結ばれるなんて。
手塚先生の、熊さんに対する好感度がわかる気が致します。
役得っ!
皆様も、手塚版の熊さんと、永島版の熊さんを、ぜひ比べてみて
くださいませ〜〜〜
> 「女房は、花をいじっていれば機嫌がいいんだから、なんか見つくろって
> お願いします」という先生の遺言(僕にとっての)を果たさなくっちゃ…。
いいお話ですね。ジーンときました。
(お歳暮、うらやましいです)
虫媒花
宮川です。 BJ 第85話 「かりそめの愛を」 感想
ガンが体じゅうに転移して命短い娘・ミチルは、
最後の頼みにBJとの結婚をした。
ミチルの手術はBJによって成功しが、ミチルは
BJとの結婚を望む。これに対してBJはミチル
との結婚は冗談だったことを説明し、これからの
ミチルの人生をさとす。
BJの台詞は「医者は患者を治すだけが商売だ
・・・さようなら」
BJは、きっちり久麿(クマ)さんに手を打って去る。
最初にミチルの部屋に入ってきた男の人と結婚する
というミチルの言葉があり、クマさんはBJより
遅れて入ってきたとの設定もありますが、ミチルの
幸せを思うBJの態度はあたりまえと思います。
<補足>
・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、変更なし。
・週間チャンピオン連載時の刷り色、墨一色。ページ数、P23。
ページ割り、扉表紙、P81.本文−P82〜P103。
発行日、75.8.11.
PS.今世紀中にBJ感想が追いつきませんでした。
誠に申し訳ありません。
では、来年もみなさま宜しくお願いします。
よいお年を。
Takehisa Miyagawa