こーすけ@ついでにもう1つ
第83話「地下水道」の感想です。
17巻は下宿に残ってたので、読んでみました。
「いきあたりバッタリな生き方」に対する批判と、「人情」をうまく結
び付けた作品だと思います。爆破のシーンとかは、迫力ありますが、そ
れよりも、ネズミに襲われた後のB・Bの恐ろしい顔と、その後のアパ
ートの人たちのほっこりした雰囲気のギャップが、B・Bの涙の意味を
充分に納得させてくれます。B・Bの仲間がどうなったのか、ちょっと
気になるところですけど。
そういえば、B・B役はロックですが、ちょっといつものダークさに欠
けますか、、、お金持ちのボンボンだけど刺激的な事やりたいだけ、と
いうある種典型的な役柄です。別にそれでいいんですけど。
最後に、お決まりの突っ込みです。BJはどうやってアパートの人たち
に知らせたんでしょうね??ネズミと格闘してたら知らせられないだろ
うに。
Kousuke Nishimura(西村 浩輔)
お久しぶりのカオスです〜
> こーすけ@さん書き込み
> 第83話「地下水道」の感想。
> 最後に、お決まりの突っ込みです。BJはどうやってアパートの人たち
> に知らせたんでしょうね??ネズミと格闘してたら知らせられないだろ
> うに。
ロックの名前につられて読んでみました。
チャンコミ17巻の42ページ目3コマ目に登場した
アルコールに火をつけて43ページ1コマ目で
火に追われて、ネズミが逃げてます。
きっと、その間にBJはアパートの人に
知らせたんじゃないでしょうか(^_^)
みなさんこんばんは。金沢みやおです。
>[8605] おがわさとしさん
>薮内さんがBJの感想を述べる会を提案されたのが1999年の11月12日だった
>ことに気がつきました。もうそろそろ一年になるんですね。
今日11月12日で一周年となりました。
感想を述べる会の誕生日です。おめでとうございます。
現在で83話。全部で242話?ですから、ちょうど1/3辺りまでやって
来たわけですね。このペースで行くと、あと2年は楽しめるという寸法です。
全話終了まで続けられたらちょっと大したものだと思います。
私も皆勤めざして、気長に、気楽に、機嫌良くやっていきたいと思います。
いろんな方の感想が読めたら嬉しいです。気が向いたら、あなたも、あなた
も、そしてあなたも、BJを読んで、ちょこっと書いてみませんか?。
投稿お待ちしています!。
「地下水道」
地下水道と言うと、オーソン・ウェルズの映画「第三の男」を連想しますが、
あちらは終戦後のウィーンの大地下水道。一方こちらは、おそらく東京都の
下水道。この舞台には、BJもかなりクサかったことでしょう。
いつもはクールなダーティヒーローのロック・ホームが、今回は革命家気取
りの無思慮な放蕩息子役です。革命の大義のためには、無関係の市民を巻き
添えにすることも辞さず、と妙な具合に教育されたか、悲壮な英雄気分に
のぼせあがったか、バカ息子演技を披露します。
さらに、爆弾の暴発で鉄骨の下敷きになり、抜け出せないところを、巨大
ドブネズミの群れに襲われ、なんとも悲惨な顔に!。
やめて〜っ!イヤ〜〜っ!という、女性ファンの悲鳴が聞こえそうです。
芸能誌が「本格俳優へと芸の幅をひろげるべく、汚れ役に体当たりの演技
を見せるロック」とかなんとか書きそうですね。
自分が爆破するつもりだったアパートの住人の協力で、逆に救われたロック。
死にそうな目にあってはじめて、人の命の重みが身にしみたようです。
にしむらこーすけさんが書かれたように、アパートの住人連中が、「人情
下町」風の、善良なおじさん・おばさん・気の良い青年・いたいけな子供達
に描いてあるところ、連中の表情が「お医者の話によれば、私らのアパート
に爆弾をしかけようとした過激派らしくて腹が立つけれども、ひどくケガし
ているから今はとりあえず助けてやろうか」としてあるところが良いですね。
しかしまぁ、今回の見所はやはりロックの悲惨なボロボロの顔かなー。
薮内です。
> みなさんこんばんは。金沢みやおです。
>
> >[8605] おがわさとしさん
> >薮内さんがBJの感想を述べる会を提案されたのが1999年の11月12日だった
> >ことに気がつきました。もうそろそろ一年になるんですね。
>
> 今日11月12日で一周年となりました。
> 感想を述べる会の誕生日です。おめでとうございます。
感想を述べる会を提案した日を覚えていただけていることに感謝!!
当時、不毛の論争を起こした者として、MLは楽しくあるべきで
手塚先生の作品をつうじて、素直な自分の気持ちを語ることが
一番良いことだろうと考えたのです。
ここまで続くとはと思いを新たにしています。
その自分が、仕事に疲れて少しさぼりがちですが、きっとまた復帰するつもりです。
おがわさん、金沢さん、虫媒花さん、宮川さん、復帰されたケン一探偵長さん
いしはらさん、こにしさん、その他一度でも書き込まれたみなさん、
のんびり、しかし途切れずやりましょう。
最近本棚から出てきた1984〜5年頃のプチフラワーにある
吉田秋生のマンガの題名で言うと「河よりも長くゆるやかに」です。
※ このころは手塚先生以外に萩尾のモー様と吉田秋生のファンでもありました。
> 現在で83話。全部で242話?ですから、ちょうど1/3辺りまでやって
> 来たわけですね。このペースで行くと、あと2年は楽しめるという寸法です。
> 全話終了まで続けられたらちょっと大したものだと思います。
>
> 私も皆勤めざして、気長に、気楽に、機嫌良くやっていきたいと思います。
> いろんな方の感想が読めたら嬉しいです。気が向いたら、あなたも、あなた
> も、そしてあなたも、BJを読んで、ちょこっと書いてみませんか?。
> 投稿お待ちしています!。
初期の頃私も良くこう書きました。
理論も、実証も論理的展開も何もいらないんです。
文章の最初と最後で話が違っていてもOKです。
自分が感じたままでかまわないのです。
「もし批判されたら」とか「間違ったことを書いたら恥ずかしい」なんて考えずに書
きましょう。
批判する人は「感想を述べたことなどない人です」から全く気にしないで!!
誰かの文章を読んで、先生の作品を読み返して、「私もそう思います」で
良いと思います。
一人でも多くのひとに手塚先生の作品が読み返されることを祈っています。
薮内 覚
虫媒花です。
BJ感想、第83話「地下水道」について;
いよいよ、悪のロック登場。
しししし、しかし、せっかく登場して見栄切ったとたん、
鉄骨の下敷き・・・
しかも、そのあと火傷を負って、なんと無残なお姿に!
以前フランツ・チャーミング王子も焼けただれてましたが、
(ほんとに、おがわさんに指摘していただくまで、フランツだと
わからないほどでした)ロックったら、モテすぎで、先生から
も恨まれちゃったんでしょうか?
ロック、ものすごくおいたわしいです。
他に言葉もないくらいです・・・
けど、これだけじゃ、感想文常連として芸がなさすぎる
ので(笑)、無理して(?)言葉を継ぎます。
革命の闘士が、オッチョコチョイにも、自分のしかけた爆弾
の暴発によって重傷を負い、当初巻き添えにして殺してもいい
と言っていた一般人たちに救われる。
とっても迫力に満ち、スリリングで派手な画面構成で、その上
テーマがくっきりとわかり易い。
ロックを助けたアパートの住人たちは、老人から幼児まで
一室に集まって、きちんと座ってロックを見守る。
怒りも表さず、恨みも述べず、恩着せがましいことも言わず
・・・
重要なセリフは、みんなBJが言ってしまい、彼らは無言
だけれど、そのお行儀の良さが、かえってロックを恐縮させた
ことでしょう。
虫媒花
おがわです。
BJ 第83話 「地下水道」 出演キャラクターリスト(出演順)
ロック・ホーム・・・・・・・・・・・・・B・B
ブラック・ジャック・・・・・・・・・・・ブラック・ジャック
ブタナギ・・・・・・・・・・・・・・・・・・地下水道にいるもの
佐々木小次郎・・・・・・・・・・・・・アパートの住人
トッペイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アパートの住人
チッペイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・アパートの住人
星兄弟の母・・・・・・・・・・・・・・・アパートの住人
星兄弟の父(デコビン)・・・・・・アパートの住人
ヤー坊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アパートの住人
秋田先生・・・・・・・・・・・・・・・・・アパートの住人
下田警部・・・・・・・・・・・・・・・・・アパートの住人
どろろ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アパートの住人
トッペイの母・・・・・・・・・・・・・・・アパートの住人
須部田博士・・・・・・・・・・・・・・・アパートの住人
ロック以外の世界ビックリ革命派のメンバーは分かりませんでした。
アパートの住人には多彩な人物が入っています。
太ったおばさんは「W3」の星兄弟のお母さん。
その横の髭のおじいさんはデコビンという古くからのスターキャラで
すが、ここでは星兄弟の父親と考えるのが自然でしょう。
ヤー坊は「ごめんねママ」の主人公。
秋田先生は「やけっぱちのマリア」のヤケッパチの先生です。
最後に出てきたおばあさんだけちょっと分かりません。
「地下水道」というタイトルは「灰とダイヤモンド」と同じく、ポーランドの
映画監督アンジェイ・ワイダの作品のタイトルから取ったものでしょう。
ある世代までの映画ファンにとって、ワイダというのは非常に大きな
存在だったようですが、手塚先生にとっても思い入れのある監督だっ
たのでしょうね。
僕も昔何本かは見ました。「約束の土地」という、資本主義の退廃を
資本家の側から描いた作品がわりと印象に残っています。
イデオロギーの時代が終わったとされる今見なおしたら、また違った
見方ができるのかもしれないけど、最近めっきり怠惰になっちゃって
ワイダをもう一度見直そうなんて殊勝な気にはなかなかならないなあ。
おがわさとし
宮川です。 BJ 第83話 「地下水道」 感想
テロリストの少年たちが地下水道に爆弾をしかけた。
その上にあるアパートを爆破するためである。
しかし、爆弾が暴発してリーダーのB.Bは鉄骨の下敷き
になる。仲間たちは、BJに助けを求める・・・。
テロリストというか、少年たちの無計画・無謀な行為
に対してBJは、B.Bを助けてさとす・・・。
一般市民を巻き込むテロ行為は、いつの時代にも起こって
います。何が彼らをそうさせるのか。・・・難しい問題ですね。
現在、テロも進化してハイテクのテロ、サイバーテロというのが
問題になってきました。
<補足>
・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、変更なし。
・週間チャンピオン連載時の刷り色、ページ割り、
扉表紙、P4.5.カラー。本文−P6〜8.カラー。
P11〜26.2色。ページ数、P21。
発行日、75.7.28.
Takehisa Miyagawa