ケン一探偵長です。
今、BJ(チャンコミ)を妹に全巻貸そうとずっと車のトランクに入れている
ので、思い違いな部分もあるかも知れませんが、感想を書きます。
(題名と内容を取り違えていたら、『警告』して下さいね!)
> 第82話 「ハローCQ」 チャンコミ7巻、全集162巻、文庫・愛蔵版11巻収録
おぉ、これはケン一くんが主人公の話だったと思います!!
車椅子に乗る障害(小児麻痺でしたっけ?)を抱えながら野球で走りまくる
自分を想像し、それをオーストラリア(ニュージランドだっけ?)の盲目の
会社社長に得意げにハムを使ってまるで現実のことのように思い込む。
これってハムがすたれた今、メールに当てはまる部分があるのではないかと
思いませんか?顔も下手すれば本名も知らない相手に自分の好き放題のこと
を一方的に書き、自己満足に浸れる!
この話の『落ち』はBJの中でも最も好きな部類に入ります。思い出す限り
では「人生という名のSL(題名違ってたらごめんなさい!)」と同じ位感動
できる話です。BJを始めて読む人にお奨めしたい逸品だと思うのですが、
皆さまどう思われますか?
今回の感想、短いですが、再び登場の探偵長は張り切っています(金沢みやお様
の感想文というより小説を読んで触発された!>今回はこの程度誉めておけば
いいですか?>金沢さん)ので、稚拙な感想ですが、頻繁に書き込みしていき
たいと思います。よろしくお願いします!
みなさんこんばんは。金沢みやおです。
「ハローCQ」
>[8632] ケン一探偵長さん
> この話の『落ち』はBJの中でも最も好きな部類に入ります。思い出す限り
>では「人生という名のSL(題名違ってたらごめんなさい!)」と同じ位感動
>できる話です。BJを始めて読む人にお奨めしたい逸品だと思うのですが、
>皆さまどう思われますか?
同感です。私もこのエピソードが好きです。
なぜなら、私ひいきの27話「白葉さま」と同様に、「最後の1行で明かさ
れる衝撃の事実!」型の構成になっているからです。はあ〜よくできたお話。
同型でお薦めしたいのは、97話「幸運な男」です。
自分のついたウソのせいで友情を失ってしまったはずだったのに、意外な、
実に意外な形でそれを取り戻す事ができたジュン君。嬉しいハッピーエンド
です。BJの華麗なメスさばきが見られないのは残念ですが、良い話です。
> これってハムがすたれた今、メールに当てはまる部分があるのではないかと
>思いませんか?顔も下手すれば本名も知らない相手に自分の好き放題のこと
>を一方的に書き、自己満足に浸れる!
文字だけのメール。声だけのハムや電話。文字だけ+やり取りに時間のかかる
文通。そういった「伝わらない部分がある通信手段」であるほど、ドラマが
生まれますね〜。本作はその好例と思います。
私も昔、中学生のころ、学校のアマチュア無線部にいたので懐かしいです。
ジュン君は、JA1のコールサインを持っているところを見ると、かなり
ベテランのアマチュア無線家らしいです。当時すでにコールサインはJE
とかJHあたりまで使われていたように記憶しています。JAは、昔から
やっていた人を意味するので、それだけで尊敬されました。
手塚先生は、ちゃんと取材されたようで、ハローCQの呼び出し文句も私の
記憶の通りですし、ジュン君の無線機も当時の実際のメーカー品(八重洲と
かトリオとかICOMなんてメーカーがありました。今もあります。)と
同様の姿に描かれています。
ジュン君のコールサインは、JA1OSOとされています。これも上手い
設定で、実際には存在しない(したがって実在のどなたかと一致する事が
ない)コールサインです(と思います)。OSOというのは電波法の上から
割り当てられなかったと思います。理由は「SOS」と紛らわしいので。
(うーん、記憶が怪しい。この説明はウソかも…)
ケン一探偵長さん、これからもBJ感想文書きをよろしく〜。お仲間が
多いほど、いろいろな読み方を知ることができて私も嬉しいです。
こーすけ@ひさしく感想を書いてないなぁ、、、すみません
> ケン一探偵長です。
>
> 今、BJ(チャンコミ)を妹に全巻貸そうとずっと車のトランクに入れている
> ので、思い違いな部分もあるかも知れませんが、感想を書きます。
> (題名と内容を取り違えていたら、『警告』して下さいね!)
いえいえ、たぶんあってますよ。僕も確認してないですが(^^;)
今、1巻〜12巻が実家にありまして、、、
> > 第82話 「ハローCQ」 チャンコミ7巻、全集162巻、文庫・愛蔵版11巻収録
> おぉ、これはケン一くんが主人公の話だったと思います!!
> 車椅子に乗る障害(小児麻痺でしたっけ?)を抱えながら野球で走りまくる
筋ジストロフィーじゃなかったでしたっけ?また後で調べてみます。
> 自分を想像し、それをオーストラリア(ニュージランドだっけ?)の盲目の
> 会社社長に得意げにハムを使ってまるで現実のことのように思い込む。
最初読んだ時、「ハム」ってものがどういうものかわからなくて、流れ
に乗り遅れてしまいました。とりあえず、電話みたいなもんだと思う事
にしたんですが、、、そんなもんなんでしょうか??
> これってハムがすたれた今、メールに当てはまる部分があるのではないかと
> 思いませんか?顔も下手すれば本名も知らない相手に自分の好き放題のこと
> を一方的に書き、自己満足に浸れる!
MLにも案外そういう人が多かったりして?(^^;)
でも、MLに参加して話がはずんでくるとやっぱりオフ会とかがしたく
なってきますよね。そんな時のためにも、嘘はだめだなぁ、なんて思っ
てしまうのでした。
> この話の『落ち』はBJの中でも最も好きな部類に入ります。思い出す限り
> では「人生という名のSL(題名違ってたらごめんなさい!)」と同じ位感動
> できる話です。BJを始めて読む人にお奨めしたい逸品だと思うのですが、
> 皆さまどう思われますか?
確かに。でも、僕は「人生という名のSL」のほうがだんぜん好きです。
なんだか妙に悟ったような話ではありますが、それでも。最後の場面と
かが、、、ってこれはまた「人生〜」の時に書きます。
とはいえ、ハローCQも短編ドラマとかにすると良い筋書きだと思いま
す。何が気に入らないかと言いますと、BJ大活躍!というわけではな
いからかもしれません(苦笑)
あ、そういえば、BJはどうやって2人の関係を知ったのでしょうかね
??不思議といえば不思議。今回のBJの一番の活躍はそれ?
Kousuke Nishimura(西村 浩輔)
皆様こんにちは。虫媒花です。
BJ感想を述べる会、1周年おめでとうございます。
記念日を前にして、1回感想書きをサボってしまい申し訳あり
ませんでした。
さて。「ハローCQ」について;
探偵長こんにちは。
> ケン一探偵長です。
> これってハムがすたれた今、メールに当てはまる部分があるのではないかと
> 思いませんか?顔も下手すれば本名も知らない相手に自分の好き放題のこと
> を一方的に書き、自己満足に浸れる!
> この話の『落ち』はBJの中でも最も好きな部類に入ります。思い出す限り
> では「人生という名のSL(題名違ってたらごめんなさい!)」と同じ位感動
> できる話です。BJを始めて読む人にお奨めしたい逸品だと思うのですが、
金沢さんもにしむらさんも、同じように、この話、落ちが好きだと
書いていらっしゃいますね。
うーん。(逆らうわけじゃありませんが)
私は、この話の落ちには、意外性を感じませんでした。
「あっと驚く」よりは「あっ、あれね!」と思う気持ちのほうが強く
起こってしまいました。
この話ではハム(無線)ですが、その以前からあるパターンで、
文通相手(ペンフレンド)に自分の真実を偽っている・・・という
のがあったからです。
ただ、私が見たのは少女漫画ですけど。
モテない女の子が、魅力的な美少女のふりをして(クラスで一番の
美人か誰かの写真を同封したりして!)、カッコいい(と思われる)
男の子と文通するんですよね。
最初はほんのささいな嘘だったんだけど、文通を続けるうちに、
バレない気持ち良さから、嘘がエスカレートしていく。
(自分の美点がどんどん強調されていってしまう)
そのうち、文通相手が「素敵な君に、ぜひ会いたい」などとと言って
くる・・・
で、おそるおそる会ってみると、相手も実は、カッコよくも何ともない、
普通の少年だった、という落ちです。
手塚先生は、このパターンを、文通をハムに、恋愛を友情に変えて、
アレンジしたんだと思います。
ハム資格は、昔の少年たちのあこがれでしたよね。
金沢さんもそうだったんですね!
昔の雑誌の表紙には、「CQ」をやっている(みたいな)少年の
写真がずいぶん使われていたように記憶しています。
映画やTVドラマにも、たくさん出てきました。
にしむらさんに、 ↓ こう書かれてしまうと、
(にしむらさん、お久しぶりです)
> こーすけ@ひさしく感想を書いてないなぁ、、、すみません
> 最初読んだ時、「ハム」ってものがどういうものかわからなくて、流れ
> に乗り遅れてしまいました。とりあえず、電話みたいなもんだと思う事
> にしたんですが、、、そんなもんなんでしょうか??
私は、自分の年を、ずっしりと感じてしまいました(笑)。
そうですそうです、電話みたいなもんなんです。
なんですけど・・・・(感慨)・・・
今の時代では、きっと、自分を偽ってメールしている若者の姿が、
漫画やドラマに描かれているんでしょうね。
こういう「ほんとうの自分を隠したい」という心理は、いつの世も、
思春期に共通するものだから・・・いえ、何歳になってもあるのかも
しれませんけれど・・・
今回の話は、かように、いわば「完成された」パターンを踏まえて
いるので、BJのからませかたが難しかったのだと思います。
早い話が、BJ抜きで解決する物語・・・ですものね。
それから、ひとつ。
> みなさんこんばんは。金沢みやおです。
> とかJHあたりまで使われていたように記憶しています。JAは、昔から
金沢さん、ありがとうございます。
「秘密探偵JA」(望月三起也)のJAって、きっとこれから来て
いたんですね!!
長年の謎がとけました(笑)。
虫媒花
おがわです。
小林さん wrote;
>BLACK JACK 300STARS Encyclopedia
>というタイトルで、BJ登場のオールキャラクターを完璧に解析と書いて
>あって面白そうでした.
やだなあ。こっちのが終わってからにして欲しかったなあ。
気を取りなおして、
BJ 第82話 「ハローCQ」 出演キャラクターリスト(出演順)
ケン一・・・・・・・・・・・・・・・ジュン
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジュンの母
丸首ブーン・・・・・・・・・・・ジュンの父
ブラック・ジャック・・・・・・・ブラック・ジャック
トリトン(アニメ版)・・・・・・トーマス・モリソン
今回はなんといってもアニメ版トリトンのゲスト出演が目玉でしょう。
ちょっと違うような気もするけど、でもやっぱりこれトリトンだよねえ。
全集版「海のトリトン」のあとがきにも書いてあるように、テレビアニメ
「海のトリトン」に手塚先生はタッチしていません。
キャラクターもアニメーターの羽根章悦氏のデザインによるもので、
厳密には手塚キャラとは言えないのですが、今回はなぜか、その
羽根トリトンが重要な役で登場します。
なにか特別な理由があるんだろうか?謎。
おがわさとし
虫媒花さん、みなさん今晩は。金沢みやおです。
> この話ではハム(無線)ですが、その以前からあるパターンで、
>文通相手(ペンフレンド)に自分の真実を偽っている・・・という
>のがあったからです。
た、確かに「文通なりすまし」ジャンルですね今回は笑。
おっしゃる通り、途中でモリソン氏の目が悪いことを匂わすコマが作って
あったりするので、ラストでのビックリには弱い所があり衝撃度は弱まって
います。
ジュン君が、本当の事をいいたくないために「絶交」してしまい、いったん
は付き合いが途絶えるようにしたのが、先生がひとひねりした所かなと思い
ました。
>「秘密探偵JA」(望月三起也)のJAって、きっとこれから来て
>いたんですね!!
> 長年の謎がとけました(笑)。
あんのぉ〜、水をさして申し訳ないんですけど、これはチガウかも…。
望月三起也をキーワードにネット検索をしてマニアなページを見てみたら、
日本を守る秘密組織「J機関」のうち、A級の腕前をもつトップメンバー
のコード番号を「JA」と呼ぶ、という意味の事が書かれてました。
他に「JG」とか「JS」のコードがあるようです。
「秘密探偵JA研究」
http://homepage1.nifty.com/J_kikan/moti/ja/jareserch.html
あいや待てよ。虫媒花さんは、そんなことはご承知の上で、そのコード番号
の、「そもそもの」発想元を疑問に思っておられたのでしょうか?。
ならば上の水かけはマトはずれになってしまいますスイマセン〜。
虫媒花です。今晩は。
手塚度ゼロでございます。
> 虫媒花さん、みなさん今晩は。金沢みやおです。
金沢さん、今晩はですー。
> あんのぉ〜、水をさして申し訳ないんですけど、これはチガウかも…。
> 望月三起也をキーワードにネット検索をしてマニアなページを見てみたら、
> 日本を守る秘密組織「J機関」のうち、A級の腕前をもつトップメンバー
きゃー、J機関、なっつかしいい〜〜〜!
> のコード番号を「JA」と呼ぶ、という意味の事が書かれてました。
> 他に「JG」とか「JS」のコードがあるようです。
> 「秘密探偵JA研究」
> http://homepage1.nifty.com/J_kikan/moti/ja/jareserch.html
↑ の研究、見てきました。
そういや、主人公飛鳥次郎のイニシャルも、「JA」ですねー。
> あいや待てよ。虫媒花さんは、そんなことはご承知の上で、そのコード番号
> の、「そもそもの」発想元を疑問に思っておられたのでしょうか?。
はい、J機関は知ってたんです。
「JA」という単語(?)が、当時の少年たちにとって、なぜカッコいい
(価値ある)ものだったかが、金沢さんのメールでわかった
(ような気がした)わけです。
カッコいいから、漫画の主人公名やタイトル名が、あやかるんです
ものね!
JAというタイトルが先にあって、それに合わせるようにJ機関や
メンバーの名前が決まっていったのじゃないでしょうか?
(あくまでも推測ですけど・・・)
007がはやった(カッコよかった)ときは、サイボーグまで009
なんて名前をつけられたんですから、まあそんなものなのでは?
虫媒花
宮川です。 BJ 第82話 「ハローCQ」 感想
筋ジストロフィーのジュンはアマチュア無線でトムと
嘘の話しを交信しあっていた。しかし、そのトムが
日本に来日することになり、ジュンの家に来ることになった。
BJに足をみてもらうが、手術代が高い為に断念する。
そしてジュンは自分の嘘、足が悪いことを知られたくないために
トムと絶交する。
ある日、BJがジュンの前に現れて足の手術代をだして
くれる人があることを告げる。それは、トムだった。
来日したトムは、目が見えなかった。彼もジュンに嘘を
ついていたのである。やがて
二人の友情は回復し、BJの手術を受けることとなった。
少年時代、ハムは憧れの一つでした。「ラジオ技術」「CQ」
の雑誌を買ってきては溜息ばかりしてました。当時、無線機
は価格が高く少年に買えるような物ではありませんでしたので。
さて、メールでもハムと同様に相手の顔が見えません。
MLではオフ会などで、会うことが可能ですが・・・。
<補足>
・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、変更なし。
・週間チャンピオン連載時の刷り色、藍一色。ページ数、P21。
ページ割り、扉表紙、P81.本文−P82〜P101。
発行日、75.7.21.
Takehisa Miyagawa