[osamushi 8513] BJ  第 79 話 出演キャラリスト
Date: Sat, 21 Oct 2000 03:10:36 +0900

おがわです。

BJ 第79話 「弁があった!」 出演キャラクターリスト(出演順)

  キリコ・・・・・・・・・・・・・・・・ドクター・キリコ
  ブラック・ジャック・・・・・・・ブラック・ジャック
  ピノコ・・・・・・・・・・・・・・・・ピノコ
  ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユリ
  ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリコの父

今回は5人しか出てこないんですが、レギュラーキャラ3人以外は
分かりません。オリジナルキャラの可能性も高いと思います。

作品としてはシンプルで緊迫感のある作品です。
BJを読んでいていつも感心するのは出だしの部分で、最小限のコマ数
で作品に引きこんでしまう手際がすばらしいですね。
今回もまずキリコがいきなりブラック・ジャックの家にやってくるところか
ら始まっていますが、これが、普通にまずユリが来て、その後を追って
キリコが、という構成だとこの緊迫感は出ない。  
手塚先生の短編作家としての上手さですね。
ラストはいったんハッピーに見せかけておいてからの、残酷な幕切れ。
あざとくも鮮やか。

それにしても髪を切ったキリコは一輝によく似ているなあ。
眼帯が逆だけど。

おがわさとし


[osamushi 8520] BJ  第 79 話 感想
Date: Sun, 22 Oct 2000 23:51:11 +0900

薮内です。

おがわさん、いつも出演リストありがとう。
知っていたら教えて欲しいのですが
ドクター・キリコのキリコは氏名の氏か名か
どちらなんでしょう。
もし苗字なら、妹の名前は「さつま」で
お父さんは「エド」にして欲しかったな。

この話はドラマとして確かに素晴らしいと思います。
ペリーメイスンの法廷ドラマを見ているようで話に
ずんずんと引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいます。
名作じゃないでしょうか。
テレビより、舞台で演じたら良いような気がするのですが
このMLには演劇好きの方が揃っておられるようなので
感想を書いていただけたらと思います。

手塚先生はこの「弁を探す」トリックをいつ考えられたのでしょうね。

秋田書店はBJで生きてる会社ですから「BJの裏話」をチャンピオンの
手塚番の方に書かせたら面白い読物が出来るし、やるべきと思います。
FCにも投書しようかな。

おがわさんは書きました。
> それにしても髪を切ったキリコは一輝によく似ているなあ。
> 眼帯が逆だけど。

いいとこ突いてるな、おがわさんの話を読むのが楽しくて
私もがんばって続けています。

 薮内 覚


[osamushi 8532] BJ第79話感想
Date: Thu, 26 Oct 2000 02:17:24 +0900

 みなさんこんばんは。金沢みやおです。

 「弁があった!」

 呼吸器系のどこかに穴が開いているはずなのに見つからない。
 なぜ見つからないのか?。それを見つけるためにBJが試みた、手術の常識
 を破る方法とは?。

 それらのアイデアがピリッと効いた、おもわず納得の本作です。
 タイヤチュープのパンク場所がわからない時は、チューブを水につけてブク
 ブクっといわせるに限る。その応用ですね。

 手術中にかわされる専門用語頻出の会話や、自在腕に取り付けられた拡大鏡
 などの小道具、拡大鏡を通して見る、ウロコを重ねたような気管の様子など
 も、こちらの好奇心を引きました。

 ドクター・キリコの白髪(銀髪?)や薄い瞳の色は、死神の風貌を体現した
 わけではなく、キリコの父親や妹もそうであるところを見ると、そういう
 家系(遺伝)なのだということが分かりました。
 それにしても。キリコにあとわずかの我慢があれば父親が助かったものを…。
 初登場したとたんにあの世行きとは、キリコのオヤジさんも気の毒です。

 タイトルだけはちょっと…。なぜ手塚先生は、せっかくのアイデアのネタを
 ばらすようなタイトルを付けたんでしょうかね?。
 ネタをぼやかしつつ素直に付けると「穴があった!」になるはずですが…。


[osamushi 8540] BJ感想第79話
ate: Fri, 27 Oct 2000 17:32:56 +0900 (JST)

 虫媒花です。
 仕事と家事の合間にひもとくBJ。
 短くて、すぐに読めるところが、ことさら良いです。
 文庫もバッグに入れて持ち運び易くて便利ですが、未収録が
結構あり、順番も掲載順とかなり違うのが、悲しいですね。

 さて第79話「弁があった!」について:

 おがわさんも指摘されているとおり、↓
> BJを読んでいていつも感心するのは出だしの部分で、最小限のコマ数
> で作品に引きこんでしまう手際がすばらしいですね。
> 今回もまずキリコがいきなりブラック・ジャックの家にやってくるところか
> ら始まっていますが、これが、普通にまずユリが来て、その後を追って
> キリコが、という構成だとこの緊迫感は出ない。  
> 手塚先生の短編作家としての上手さですね。

 ほんとに構成の妙を感じる今回です。

 あと、キリコが過去を話すシーンが見所かな?
(私だけがそう思ったのかも)
 戦場で怪我をして、死にきれず、安楽死させてやると喜んで
死んでいった人々・・・
 これって、説得力ありますものねえ。

 手塚先生は、戦争のこととなると、実際の戦争を知らない
若い漫画家が描けない、鋭い表現をたくさん見せてくださいます。
このキリコの体験談も、ずっと私の記憶に残っています。

 キリコは、自分のやり方にこだわるあまり、しつこいくらいに
毒薬を使おうとします。
彼は、「目的のためには手段を選ばない」のではなく、
「手段のために目的を選ばない」人なんですね(笑)。

 そのこだわりが招いた、ラストの悲劇。
BJはくやしかったろうけれど、キリコはもっとくやしかった
でしょう。なにせ父親なんだから。
 この、父親という設定が、キリコのこだわりがハンパでない
ことを、いやがうえにも強調しています。

    金沢さんのメール ↓ 
>  タイトルだけはちょっと…。なぜ手塚先生は、せっかくのアイデアのネタを
>  ばらすようなタイトルを付けたんでしょうかね?。
>  ネタをぼやかしつつ素直に付けると「穴があった!」になるはずですが…。  

 文庫の英語のタイトルは 「The Killing Doctor」 となってますね。
 このほうが良いかしら?
(キリコのキャラがテーマの回だから)

     虫媒花


[osamushi 9036] BJ 第79話 感想
Date: Wed, 27 Dec 2000 23:46:03 +0900

宮川です。 BJ 第79話 「弁があった!」 感想

キリコの父の縦隔気胸を治すBJだが、病気の原因が
判った時は、すでにキリコが毒薬を父に注射してしまっていた。

ここで、キリコの過去が少し判ります。キリコのいた戦場とは、
どの戦争を差しているのかな? 太平洋戦争ならキリコは
えらい年寄りになりますね。

<補足>

・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、変更あり。
P.101.5コマ目。

・週間チャンピオン連載時の刷り色、藍一色。ページ数、P20。
 ページ割り、扉表紙、P75.本文−P76〜P94。
 発行日、75.6.30.

Takehisa Miyagawa


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