薮内です。
第73話 「こっぱみじん」
某国では、大統領になると儲かるんですね。
最近もス○○ト元大統領が病気による免責
を受けそうと載っていましたね。
ランプはこういう役にはもってこいのキャラクターですね。
手塚先生のマンガが読みやすいのは、こういうスターシステム
が大きいなとあらためて思います。
誰もこの大統領を「ランプ大統領」とは思わないがランプであることを
十分認識している、しかし、役柄については大統領をきちんと演じる
このすばらしさだと思いました。
しかし、BJは上手く150億円を手に入れたでしょうか。
詐欺でダメなんではないでしょうか。
大統領夫人の大演技にも拍手拍手と言うところです。
面白い話と思います。
薮内 覚
おがわです。
BJ 第73話 「こっぱみじん」 出演キャラクターリスト(出演順)
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大統領夫人
ブラック・ジャック・・・・・・・・ブラック・ジャック
アセチレン・ランプ・・・・・・・大統領
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ギュー
スパイダー・・・・・・・・・・・・・医者
今回もランプ以外はほぼ全滅。
ギューはなにかありそうな気もするのですが、どなたか心当たりあり
ませんか?
おがわさとし
虫媒花です。
「こっぱみじん」について:
さーて皆様。
今回はBJの「秘技・一度に40人手術」(笑)が見られます。
それ何? という人は、すぐに読んでくださいね。
おがわさんのメールより↓
> 第73話 「こっぱみじん」
チャンコミ12巻、全集366巻、文庫・愛蔵版11巻収録
ですよー!(またまた)(^o^)
タイトルが「こっぱみじん」です。
ギューの手榴弾を受けたコマの次には、ランプの体が、100グラム
いくらのこま切れのお肉となって吹き飛ぶ絵を、誰もが想像したでしょう。
(私だけってことはないよね)
しかし、実はランプをこま切れにするのは、BJなのでしたー!
いけないお医者です、BJは。
でも、そうされても仕方のないような、もっといけない独裁者として、
ランプ大統領は描かれています。
この壮絶な演技をご覧くださいませ、皆様。
目がクルクルですねー。どのコマでも汗をかき、口からヨダレを
流してますね。犬のキャラクターがやれば「狂犬病」という演技です。
判断力を欠いているから、この人にはもう、いかなる説得も
効かないのだ、ということが、顔から感じられます。
対照的に、小さな子供であるギューの、真剣で痛々しい表情。
父親に手榴弾を投げ、現行犯として逮捕されるとき、遺体に
とりすがって「パパ!!」と泣いたあとで、大統領の親衛隊
(護衛?)に向かって「ぼくは大統領を殺した犯人だよっ。さあ!!
牢屋に入れてっ」と両手を差し出す、きまじめな物腰。
いい子だなあ、殿下。
そして、見せ場であるBJの「40人手術」のシーン。
工場のように手術台が並び、BJが、手術室の独裁者となります。
ランプ大統領の脳ミソだけは、移植されずに残ったみたいだけど、
BJならこれも何かに使いそうですね。馬とか鹿とか、動物に入れて
しまう手もありますから。
さて、狂犬大統領の脳だけをリサイクル(?)するには、どう使う
のが一番の道なんでしょうね?
大統領夫人は、「もう親戚でも油断できない」という状態のとき、
よく悪名高い無免許医と契約したものだと思います。
この結果は、夫人の判断ミスが招いたものですよね。
身から出たサビ。
虫媒花
みなさんこんにちは。金沢みやおです。
気持ち良く二度寝をしていたのに、近所の小学校から流れてくる、大音量の
運動会BGMにたたき起こされました。体育の日です。
>[8444] ngt さん
>「盲腸」
>とかかれているだけです。
>あと、「肝臓」「腎臓」という字も消されています。
あ、そうなんですか。さっそくのご教授ありがとうございます!。
確かに、なんで抹消したんですかねぇ。医学的に正確ではない絵になって
いたりするんでしょうか…?。
「こっぱみじん」
BJの同時40人手術も、どうしようもない大統領が最後に人々のためにな
ることをした方法も読みどころですが、今回はもうなんと言ってもランプ演
ずる独裁大統領の一人舞台ですな。アカデミー助演男優賞を上げます。
独裁者のあり様を、マンガで実に分かりやすく教えてくれますね。
かっこいいアニメの独裁者(デスラー総統とか)のように、尊大傲慢・怜悧
冷酷・余裕しゃくしゃく・沈着冷静・豪胆非情・美麗華美なものではなく、
疑心暗鬼にかられ、周囲のだれも信用できず、常に暗殺者の影におびえつづ
けなければならない、孤独・不安・恐怖に満ちた立場であるということを。
恐怖ゆえに反対者を粛清しつづけなければならないことを。
首都陥落を前にわれ先に国外脱出を図る政府高官・軍人や、宝石をかき集め
てスイスに逃げる美食で飽満した大統領夫人などの設定も、歴史の現実をな
ぞっていて、面白いです。
うーん、よくできたお話やなあ。
私がおもわずプッと吹いたギャグは、手術台の上でばらばらに分解された
大統領の頭の絵です。頭の皮膚は移植に使われて、筋と腱しかのこっていな
いのですが、その筋と腱が、ランプのトレードマークの眼鏡とメガネのつる
をハッキリあらわしているのです。皮をむかれてもあくまでもランプである
しつこさにはププッ笑。
あ、それと、大統領の拳銃乱射のとばっちりで穴だらけにされる、通りがか
りのネコも。パターンではありますがクスリ笑。
宮川です。 BJ 第73話 「こっぱみじん」 感想
「こっぱみじん」という条件を最初につけていますが、この時点で
ストーリーは完成されていると思います。
オリジナルでは、ベトナム戦を意識している台詞がありますが、
コミックスで変更されています。
<補足>
・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、変更なし。
・週間チャンピオン連載時の刷り色、藍一色。ページ数、P20。
ページ割り、扉表紙、P107.本文−P108〜P126。
発行日、75.5.19.
Takehisa Miyagawa