おがわです。
BJ 第55話 「ストラディバリウス」 出演キャラリスト(出演順)
ブラック・ジャック・・・・・・・・・・ブラック・ジャック
フランケンシュタイン博士・・・モロゾフ氏
ムッシュー・アンペア・・・・・・・機長
ノラキュラ・・・・・・・・・・・・・・・・乗客
アセチレン・ランプ・・・・・・・・・乗客
サミー・デイヴィスJr.・・・・・・・乗客
ヒョータンツギ・・・・・・・・・・・・感涙にむせぶもの
ヒゲオヤジ・・・・・・・・・・・・・・・乗客
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エスキモーの夫婦
佐々木小次郎・・・・・・・・・・・・葉博士
モロゾフ氏に古くからの科学者キャラ、フランケンシュタイン博士。
片目を閉じたままでいることが多いのですが、今回の作品を見ても
分かるように、本当は両目とも見えるようです。
実は閉じている目も右目だったり左目だったり一定してないんですよ。
今回チャンピオン発表順に読み返して、はじめて気がついたんですが、
この回のエスキモーのだんなの方は、前回「アリの足」に出てきた旅館
のおやじと同じ人ですね。奥さんの方は違うみたいだけど。
いったい誰だろう?
おがわさとし
薮内です。
第55話 「ストラディヴァリウス」
「弘法筆を選ばず」のはずなんですが
まあ芸術家というのは勝手なことを言うなと感心します。
自分の意志を通すためには多少の迷惑はかえりもない。
そのくせに自分の正当性は主張する。
ラスト近くのバイオリンを離さない理由を「自分が生きるためには
大事な者はいつも身からはなさぬことですて・・・」
「例えば先生(BJ)にとっては手術器具でしょうな・・・」
なんて、自分の無謀さを棚に上げてよく説教をたれるなと
思います。
別に機長はバイオリンを雪の中に捨てろと言ったわけでなく
機内において置くようにいったまでと思います。
当然の指示に従わず、持って出たからこそ雪の中に
飛ばされたのですから自業自得ではありませんか。
私なら言いますよ
「モロゾフさん、貴方の一番大事なことは指を大切にして、
演奏で多くの人に素晴らしい感動を与えることではありませんか」
「そう私(BJ)が神業を発揮する指を大切にするように・・・・」と。
しかし、手塚先生はこの芸術家の主張を認め、納得されたのでしょう。
なぜならば先生も「天才」だからと思います。
野口さん、
手塚先生は自分の思いを通されたのでしょう、
たとえそれがハッキリと「ワガママ」であったとしても、
何とかへ理屈を付けられたのではと思いますがどうでしょう。
薮内 覚
野口です。(^-^)/
わ、振られちゃった。(笑)
2000.6.13 2:09 AM +0900に <薮内 > さんが書きました。
> しかし、手塚先生はこの芸術家の主張を認め、納得されたのでしょう。
> なぜならば先生も「天才」だからと思います。
音楽好きの先生ですから、演奏家の才能も、ストラディバリウスの価値も
他人より充分認められていたと思います。
従って、ここでのモロゾフ氏の行動も、充分理解できることとして描かれ
ていると思います。
#ただ、なによりも生命を、生存を大切に思う気持が、ブラックジャック
から手術道具を手放させたのでしょう。
> 野口さん、
> 手塚先生は自分の思いを通されたのでしょう、
> たとえそれがハッキリと「ワガママ」であったとしても、
> 何とかへ理屈を付けられたのではと思いますがどうでしょう。
道具は道具である。そして、道具は、その真価を発揮できる人とともに
あるべきである。という思いが、エスキモーの夫婦によって、壊死した
指のそばに埋められるという結末を生んだのでしょう。
お宝としての道具に生命や才能以上の価値をおく一部の人にとっては、
この名器の運命は、とても承服しがたいものでしょうね。
埋められたストラディバリウスに、先生の主張が明解に現れている。と、
感じました。(^-^)
それはそうと、先生は、あれだけ手を酷使されていて、よく腱鞘炎になら
なかったですね。壊死した指の絵を見ながら、そんな余計なことを考えて
いました。σ(^_^;)
余計な思い出をもう一つ。
やわな指は、簡単に凍傷になりますね。ホント。
昔、O嬢と北海道を彷徨った時、30分足らず雪を分けながら山登りをした
だけで、彼女の指は凍傷になって入院しました。(治りましたけど)
前でラッセルしてた僕はなんともなくて、保護のため留置場。(笑)
西澤といいます。
From: Isao Noguchiさん
Subject: [osamushi 7612] Re: BJ 第55話 感想
Date: Tue, 13 Jun 2000 12:05:44 +0900
> 道具は道具である。そして、道具は、その真価を発揮できる人とともに
> あるべきである。という思いが、エスキモーの夫婦によって、壊死した
> 指のそばに埋められるという結末を生んだのでしょう。
> お宝としての道具に生命や才能以上の価値をおく一部の人にとっては、
> この名器の運命は、とても承服しがたいものでしょうね。
うーむ。
「お宝としての道具に生命や才能以上の価値をお」いているつもりはありませ
んけど、それでもあのストラディバリウスの運命はあんまり嬉しくありません。
ヴァイオリンも「生き物」ですから寿命はありますが、まだもう一つかひょっ
として二つの「才能」に見えるだけの余命は残っていた筈です。
かの名器がその出会いの機会を永遠に失ってしまったことはやはり悲しいです。
# 吹雪に飛ばされてしまった時点で半ば駄目、ではあるんですけど。
# 木だし…。
まぁ、「楽器もその演奏家に殉じられて本望だろう」と思うのと同程度の感傷
ですけどね…僕にはあれが「楽器の本望」とは思えないな。
みなさんこんにちは。金沢みやおです。出張で九州博多に行っていたりして
ご無沙汰してしまいました。今日は平日ですが休みをとってます。
「一蘭」の博多ラーメンは美味かったな、と言いつつ、
「ストラディバリウス」
名器ストラディバリウスは失われ、世界的演奏家は指を失い再起不能。
BJはBJで、手術道具を遭難機に置いてきたためにいつもの神業が発揮
できずじまいに。
ラスト。北極の空の下、氷結した大地に人知れず眠る名器と演奏家の指の
イメージは清冽ではあるものの、一人も良い事なし。悲劇ですなこれは。
BJもモロゾフ氏も、道具やバイオリンをどうしても持ち出したければ、
体に厳重に縛りつけるなどすればいいじゃないか、何をしとるんだ!と
いらいらします。まぁそれではドラマになりませんが・・・。
BJは中国の葉博士伝授の針麻酔をためしますが、葉博士とは、39話「純華
飯店」で登場した、南京大学病院薬学部の葉宏章(よう・こうしょう)博士
のようですね。どっちも配役が佐々木小次郎だし。
よう・こうしょう博士ねぇ。手塚先生、今気づいたけれどこれ「ようこそ」
のシャレ、ですか?。
>[osamushi 7590] おがわさとしさんwrote:
>この回のエスキモーのだんなの方は、前回「アリの足」に出てきた旅館
>のおやじと同じ人ですね。奥さんの方は違うみたいだけど。
>いったい誰だろう?
BJ87話「満月病」で出てくる喫茶店のマスターが同じ系統の顔をして
ますね。もっともマスターの方は顔のシワがありませんが。旅館のおやじ
の息子かもしれない笑。
こんにちは。田島虫媒花です。
皆様、今「恐怖城」(秋田書店の少女ホラー漫画雑誌)に手塚先生の
「巴の面」が載ってるんですが、ご覧になりました?
私は立ち読みしてて、若手の女性漫画家の作品ばかり出てるこの本の、
ちょうど中程くらいにいきなり画風の違う(私にとっては超懐かしい)、
絵が出てきたので、わっと驚きました。
ああ、今の読者って、こういう感じで手塚漫画に出会う人もいるんだな、
と・・・しばし物思い・・・
今風の漫画の中に埋まった手塚漫画が新鮮です。
よろしければ書店でお求めになり、人気投票ハガキを「巴の面」に入れ、
作者に励ましのお便り(?)を出し、感想を編集部にお送りになってみて
くださいませ。
人気があれば、作者に再登場の依頼(?)が行くかも、かも、です。
で。BJ感想第55話「ストラディバリウス」
> おがわです。
> モロゾフ氏に古くからの科学者キャラ、フランケンシュタイン博士。
おがわさん、延長のお気遣い、すみません。
遅刻しても、虫媒花はBJ感想もオリジナルストーリーも書くつもり
でいます。ほんとです。(*^o^*)
それでえーと・・・
モロゾフというネーミングに、女性なら2月14日を思い出すのでは
なかろうか?
そう。チョコです。
手塚先生のチョコ好きは、有名ですものねー。
これ描いてらしたときにも、机の引き出しの中に板チョコの何枚かは
あったに違いないと踏む私。
チョコも、冷蔵庫に入れて凍傷(?)にしてしまうと風味が落ちます。
バレンタインの前に、手作りチョコで苦闘した経験のある女性なら、
落ちた指が、失敗したチョコのように見えるはず(ウソ嘘)。
気難しい音楽家ですが、手術失敗を告げられたときの顔は、悟った
ように平静です。
そして淡々と、BJに対して説教をタレます。
でも無理に感情を押さえたため、逆にヤツアタリのように見えたぞ、
私には。
イヤミよー、モロゾフさん。
(金沢さんの、56話の感想を読んだあとで書いているので、
くだんないことばかり書いている自分が、とても恥ずかしいです)
田島加代子 (風媒花・虫媒花)
宮川です。
第55話 「ストラディバリウス」 BJ感想
BJと世界的バイオリニストのモロゾフ氏が乗る飛行機が事故で北極の
近くに不時着した。機内から脱出するさい、荷物は機内に残すように
機長が指示したが、モロゾフ氏は愛用のバイオリン「ストラディバリウス」
を持って出る。しかし、強風にストラディバリウスはふきとばされてしまう。
モロゾフ氏は、エスキモー村に着いてから吹雪の中をストラディバリウス
をさがしに出て、ひどい凍傷になり、BJが手術するも手術器具もなく
モロゾフ氏の指を切る結果となってしまった。手術後、モロゾフ氏は
BJに言います。
「自分が生きるためには大事なものは、いつも身からはなさぬ
ことですて・・・」
さて、私の場合なら何だろうと考えてみましたが、凡人の私にはこれと
いって大事なものはないようでした。(^^;)
<補足>
・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、変更なし。
・週間チャンピオン連載時の刷り色、藍一色。ページ数、P18。
ページ割り、扉表紙、P75.本文−P76〜P92。
発行日、75.01.01.
Takehisa Miyagawa