[osamushi 7564] BJ 第52話 感想
Date: Sat, 3 Jun 2000 15:51:17 +0900

薮内です。

第52話 「人面瘡」 

冒頭の石川県の人面瘡の話はネタ元があるのでしょうか。
ヒキガエルと言うのが日本の話らしい気がします。
思わず「リボンの騎士」のガマーを思い出しました。

この話、いわゆる正常な顔が殺人者で
醜い顔がそれを押しとどめる「良心」というのが
何とも言えず『妙』ですね。
美=善でないところが好きです。

先生の漫画ではこの二重人格はよくテーマにあるようですが
私が覚えているのは「地球の悪魔」のデモノバースと高野博士
ですね。

この「人面瘡」が病気なら、「一度人を殺す経験がしたかった」などと
いうティーンエージャーが増えている今の世の中に伝染・流行したら
少しは良い国になるのにと思ってしまいます。

 薮内 覚


[osamushi 7565] Re: BJ 第52話 感想
Date: Sun, 04 Jun 2000 01:43:52 +0900

ぐっちです。

人面瘡について感想じゃないけど・・・
(感想かかなくってこんなん書いて悪いけど・・・)

息子が一人いるのですが(怜央・れお)、この息子が
6歳頃まで、ゆびしゃぶりがずっと直らずに、指には
吸いダコができていました。何度言っても直らずに
いつもいつも指をくわえていました。おかげで保育園の
時の写真は、必ずと言っていいほど、指を加えたまま
写真に写っています。

で、ある日、私は、この人面瘡を思いだし、息子の指を
手にとり、「おおおおお! 人面瘡がぁ〜」などと言い
BJの単行本を持ってきて、息子に人面瘡のページを
見せてあげました。そして、「この指ももうすぐしゃべり
だすぞ」などと嘘八百言い、むすこを寝せつけました。
言うまでもなく、息子のの指しゃぶりは、その日を境に
ピタッと止まりました。BJの治療はさすがだ!

しょーもない投稿ですいません・・・ぐっち


[osamushi 7566] BJ  第 52 話 出演キャラリスト
Date: Sun, 4 Jun 2000 02:59:45 +0900

おがわです。

BJ 第52話 「人面瘡」 出演キャラクターリスト(出演順)

  奥野隆一・・・・・・・・・・・・・宮前良作
  ブラック・ジャック・・・・・・・ブラック・ジャック
  味島・・・・・・・・・・・・・・・・・人面瘡の男

冒頭の実話(?)エピソードの良作さんに「ザ・クレーター」のオクチンこと
奥野隆一。
オクチンは連作短編「ザ・クレーター」の大半のエピソードで主役をやっ
ていますが、設定は一話一話違う、という変わった主人公。
高橋葉介さんの「学校怪談」の山岸というキャラクターがちょっと似た感
じですね。あと石井隆さんの「土屋名美」とか。

人面瘡の男を演じているのはやはり連作短編「ライオンブックス」の中
の「荒野の七ひき」(このあいだ「ベントラー」が話題になったときにも
ちょっと話が出てきたやつです)の味島というキャラクターのようです。
「ブラック・ジャック」では他に「イレズミの男」というエピソードにも出演
しています。
「荒野の七ひき」では、残忍なエゴイストだが、最後は良心と自己犠牲の
精神に目覚めるという役どころ。やはり人間の二面性を感じさせる役で
した。

薮内さん wrote:
>この話、いわゆる正常な顔が殺人者で
>醜い顔がそれを押しとどめる「良心」というのが
>何とも言えず『妙』ですね。
>美=善でないところが好きです。

僕もそこがいいと思いました。

>先生の漫画ではこの二重人格はよくテーマにあるようですが
>私が覚えているのは「地球の悪魔」のデモノバースと高野博士
>ですね。

はっきり二重人格と銘打っているのは他に「ふしぎ旅行記」のムッシュ
ウ・アンペアなんかが思いつきますが、考えて見ると「リボンの騎士」の
サファイヤも「バンパイヤ」のトッペイも「三つ目がとおる」の写楽くんも
二重人格といえば二重人格ですね。
そういう意味では手塚先生の中心的なテーマのひとつといっていいので
はないでしょうか。

おがわさとし


[osamushi 7570] BJ第52話感想
Date: Sun, 04 Jun 2000 22:47:01 +0900

 みなさん今晩は。金沢みやおです。

 「人面瘡」

 見所はなんといっても、あのものすごい顔、途方もない顔、すさまじいまでの
 人面瘡のあの顔ですナ。ショッキング。ビジュアルなインパクト大。
 異様ながらも、さもありなん、の造形にしてあるので迫真度も大。
 一度読んだらめったには忘れない顔です。夢に出る顔。トラウマ級の顔。
 とにかくこの話は顔ですよ顔、顔顔顔、顔ぉ〜っ!。

 ミステリー・ホラー・怪奇談系の今回。うん、これは面白いですよ。


[osamushi 7599] BJ感想第52話
Date: Sun, 11 Jun 2000 11:55:04 +0900 (JST)

 虫媒花です。

 「人面瘡」について:

 最近の話ですが、私が家の前に傘をつるしておいたら、近所の子供が
いたずらで、中にヒキガエルを入れたんです、傘の中に。
 私は近視なので、傘の中に茶色の泥が詰まっていると思い、「なんで
泥が?」と目を近づけたら、泥の表面に泡があり、じつはそいつがヒキ
ガエルの目だったんで、私は「泡」にジッとにらまれてしまい・・・
グゲゲゲゲーッ・・・
ああ驚いた!

 でもそのとき、思い出したのがこの「人面瘡」だったので、ヒキガエル
をいぢめてはいかん、と思って、そーっと傘ごと持って、近くの公園に
行き、木と草と水のたくさんある場所に放してきました。

 私は、人生で大切なことは、みな手塚漫画から学んだのです。

 と、戯れ言はさておき、この回のBJは立派なホラーで、その証拠
(?)に角川ホラー文庫にも入れられています。
 ホラー系が好きな私には印象深くて、とても愛している作品です。
 なんてみごとなドンデン返し!

 「ドリアン・グレイの肖像」が似たアイディアですかしら?

《虫媒花》
  田島加代子


[osamushi 8347] BJ 第52話 感想
Date: Sun, 24 Sep 2000 13:15:48 +0900

宮川です。

第52話 「人面瘡」 BJ感想

人面瘡を使用した作品ですが、殺人者という男の「良心の顔だったのか
もしれない」という設定になっています。人間の内面的な心理作用が
人面瘡となって現れる、少し恐い話しです。

<補足>

・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、台詞変更あり。
 P32.4コマ目。P48.3コマ目。

・週間チャンピオン連載時の刷り色、藍一色。ページ数、P24。
 ページ割り、扉表紙、P83.本文−P84〜P106。
 発行日、74.12.09.

Takehisa Miyagawa


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