[osamushi 7543] BJ 第51話の感想
Date: Thu, 25 May 2000 10:45:15 +0900

おはようございます。Shihoです。
またまた、朝からメールしとります。(^○^)

 「ちぢむ!!」
 私にとって、BJの中で一番印象深く
 一番影響された作品です。
 この作品で医療について
 考える事が多くなり
 医療関係に進もうと、検査技師になりました。
 今は、辞めて准看護学校に通っています。
 (主婦兼昼間学生です)
 最後のセリフの
 「医者はなんのためにあるんだ」
 と叫ぶところがグッサっときます。
 何故かこのセリフでいつも
 宮沢賢治の「なめとこ山の熊」
 を思い出します。
 熊が猟師に
 「何がほしくておれを殺すのだ」
 と叫びます。
 最後に猟師は、死にますが
 死顔は笑っています。
 医療行為は、自然のしくみを
 邪魔するものなのでしょうか?
 人口が爆発的に増え
 一方では 飢きんのため
 沢山の人がなくなっています。
 また、急速な医療の発展と共に
 細菌やウィルスも進化しています。
 ヒトは、病気や死から医療によって
 逃げ出そうとしたため
 それ以上の苦しみから逃れられず
 悪循環にはまってしまったのかも
 しれないと思うのです。
 最近、WHOでは、健康の定義に
 「身体的、精神的、社会的に良好な状態を言う」
 の他に スピリチュアル(霊的) という言葉を
 加えようと言っているそうです。
 死に対する前向きな考え方
 手塚先生はもっと前から
 その事を問うてきたのだと思います。
 大きな病気もした事が無い私が
 言える立場ではありませんが・・・
 せめて先生の意志を
 少しでも引き継げたらと思います。

 ♪♪♪♪♪Shiho♪♪♪♪♪


[osamushi 7547] BJ 第51話 感想
Date: Fri, 26 May 2000 22:43:32 +0900

薮内です。

第51話 「ちぢむ!!」

まるで世紀末を思わせるすさまじい話です。
爆発する人口増に手塚先生が危機感を持っておられた
事がわかります。

生物がちぢむことが神の意志なら、先生は受けようとなさった
のでしょうか。
医学を志された先生としては、目の前の病人は救わねばならない
しかし、結果は人を長生きさせ、人口を増やし、食糧危機を産む。
この矛盾をラスト2ページで問われたのでしょうか。

余談
どこかの雑誌で最近は男が余っていると書いてありました。

基本的に、男性は女性よりほんの少しだが多く産まれる、
しかし、女性に比べて男性は弱く、乳幼児時代の致死率が
女性より高い。
その結果として男女の比率はほぼ同数だったのが、医学の進歩で
ほとんどの赤ちゃんが生存するので、男性が多くなり、恋人を持てない
男が増えたなどと書いてありました。

50話の如月先生も男になって、また1人多くなってますね。

 薮内 覚


[osamushi 7560] BJ  第 51 話 出演キャラリスト
Date: Tue, 30 May 2000 02:23:01 +0900

おがわです。

BJ 第51話 「ちぢむ!!」 出演キャラクターリスト(出演順)

  ブラック・ジャック・・・・・・・・・・ブラック・ジャック
  ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・助手の黒人医
  寿海・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・戸隠先生
  ヒョータンツギ・・・・・・・・・・・・ブラック・ジャックの悲憤

戸隠先生を演じているのは「どろろ」の医師寿海。
魔神にからだの48箇所を奪われた百鬼丸に、木と焼き物で作った
義眼や義手や義足を与えた天才外科医です。
その手術の場面はまさに畸形嚢腫だったピノコに人間の姿を与えた
ブラック・ジャックを彷彿とさせます。
いわばブラック・ジャックの大先輩に当たるキャラクターなのです。
医学の限界について考えさせるこのエピソードには、実にふさわしい
キャスティングといえるでしょう。

おがわさとし


[osamushi 7569] BJ第51話感想
Date: Sun, 04 Jun 2000 16:16:23 +0900

 みなさんこんにち。金沢みやおです。会社近くのビジネスホテルに連泊して
 の仕事の追い込みも一段落したので、こちらに出てきました。
 また、自宅のパソコンにDVDドライブを追加したので、これからはそちらの手塚
 ソフトも楽しめそうです。さて、

 「ちぢむ!!」

 正直言って私、ラストのBJのセリフ
 「医者は なんのために あるんだ」
 が、もうひとつよくわかりません。いや、セリフがというか、これをラストの
 セリフに持ってきたわけが。
 う〜、うまく説明できるか自信がないのですが・・・、

 戸隠先生は最期の言葉として、
 「かぎられた この この地球の食料を 生きもの全部に・・・
  わ わかちあうには・・・・
  か からだを縮小しなければだめだ・・・という意味・・かも・・・」
 と言っています。

 現実に地球人口は60億人を超え、飢餓のために毎日大勢の人々が亡くなっ
 ていて、食糧危機はリアルな問題(のはず)です。(私は一度も飢えた経験
 がなく、コンビニに行けば24時間食べ物があふれている環境では、皆目リ
 アルな問題と感じることができないのですが)。

 かぎられた地球の資源や食料を分かち合わなければ、みんなが生き延びるこ
 とはできない。それにはどうすればよいのか。その問題に無関心でいて良い
 のか。そういう問いかけに聞こえました。

 さらに手塚先生はわざわざ「生き物全部にわかちあうには」と言わせていて、
 人類だけでなく「地球の生命全部」を視野に入れた分かち合いのことを言っ
 ています。地球的スケールを持ったセリフであり、むしろこのセリフのほう
 が重要に私には思えます。

 ところがBJは、医者が命をすくうことが人口爆発をまねき、結果として食
 料危機と大量の餓死者をまねくとして、その皮肉な立場について神々に怒り?
 をぶつけています。

 私には、せっかくスケールの広がった話の流れが、ここで急にBJ自身の
 問題(医師の存在理由の矛盾)にスケールダウンしてしまい、戸隠先生の
 セリフが薄れてしまうように感じています。
 「医者はなんのためにあるんだ」
 とBJにいわれても、いやあの、ちょっと唐突では?、今その話をしてるん
 じゃあないのでは?、との印象をうけるのですが・・・?。
 皆さんはBJのセリフ、どう読まれましたか?。


[osamushi 7600] BJ感想第51話
Date: Sun, 11 Jun 2000 11:55:09 +0900 (JST)

 皆様ご無沙汰でございます。虫媒花です。
 そそくさと感想です。

 「ちぢむ」について:

 今はないんですが、昔、上野の国立博物館に「干し首」の展示が
ありました。
 その頃の少年誌に、それのレシピ(?)が書いてあって、私は展示
を見るたびに思い出していました。
 たしか、切り落とした首から頭骨をはずし、中に握りこぶし大の石
をつめるんです。それをゆでたり、干したりしているうちに、首の皮
(?)が石の大きさに縮小して、小さな首ができるんです。制作者の
言語では「ツァンツァ」っていうんですよね、これ。

 しかしまー、グロ!
 こんなの、見学の小学生に見せてどうするんざんしょ?
 博物館のセンスも変だったけど、少年誌のセンスも変でした。

 レミングでしたか、個体数が増え過ぎると集団自殺しちゃう生物が
いますよね。
 たしかに、人間だって、狭いところにウジャウジャといると、神経
がイラだってきます。

 でも、それを、心理的な問題じゃなく、感染症にして描いたのが、
手塚先生のアイディアだと思います。

《虫媒花》
  田島加代子


[osamushi 7617] BJ 第 51 話 感想
Date: Tue, 13 Jun 2000 23:15:13 +0900

こんにちは。ながらくご無沙汰しています。
しんどうです。

「ちぢむ!!」この話。はじめて読んだとき、頭ん中を
がつんと殴られたような衝撃を受けました。
最後のページを読みおわったあと、何度も次のページ
が続きでないことを確認せずにはいられませんでした。
ある意味救いのない終り方ですよね。
もしかすると、私は次のページになんらかの救いを求め
ていたのかもしれません。
かつて本間丈太郎が死んだ時には、まだ本間先生のまぼ
ろしに、語らせることで私は少し救われたような気持に
なれたのですが、この話は読みおわったあとしばらくの
間頭の中が真っ白になってしまったことを覚えています。

それでは。

進藤哲央


[osamushi 8346] BJ 第51話 感想
Date: Sun, 24 Sep 2000 13:15:42 +0900

宮川です。

第51話 「ちぢむ!!」 BJ感想

人口問題と医者の存在の意味。どこかミクロイドSを思い出します。

<補足>

・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、変更なし。

・週間チャンピオン連載時の刷り色、藍一色。ページ数、P23。
 ページ割り、扉表紙、P83.本文−P84〜P105。
 発行日、74.12.02.

Takehisa Miyagawa


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