虫媒花です。今日はBJ感想ばっか(笑)。
「光る目」について:
おがわさん&皆さん、新しく出た文庫の16巻に、この話収録されてます!
イジメを受けている少年の目が光りだし、その目の不気味さを利用して、イ
ジメっ子である番長をおどかす・・・さて、この光る目の正体は?
目の手術シーンはドッキリです。
「目撃者」では、これほどグロに描かれなかった眼球が、今回は「ジョキ」
などと擬音まではいって切られて、ひええええ〜ん、痛そう〜!
麻酔で痛みはないはず、と思っても、わーん、見たくなかったよおー!
ベントラー、ベントラーというのは、当時はやった、UFOに呼びかけると
きのご挨拶(?)です。誰が言い出したのか知らないけど、夜中に、浜辺とか
ビルの屋上のような見晴らしの良い場所に出て、何人かの人が外向きに手をつ
ないで円を作り、心で宇宙人をこう言って呼ぶんです。
恥ずかしながら、私もやりました。全然UFO、来なかったけど(笑)。
テレパシーの波長が、うまく近くを飛んでいる宇宙人さんと一致すると、姿
を見せに飛んできてくれるという話だったんですが・・・
今にして考えると、「外向きに手をつなぐ」というのが、気がきいてました
ね。内側を向いてつないでいたら、お互いの顔が見えて、ププッ、と吹き出し
ちゃって、とてもマジにやっていられなかったでしょう。
ベントラーって・・・懐かしいけど、やっぱり変な語感。
でラストは、番長がSFマニアになってしまうという、ほのぼの系のオチが
ついています。このオチは、まーったく予測できなかったなあ。
「ジョキ」が残酷だけど、割りといい話でした。
(((((§ K.Tajima
☆-@@- 《虫媒花》
・ 田島 加代子
みなさんこんばんは。金沢みやおです。
★wendyさん[7492]、黒男の絶望さん[7493]、shihoさん[7438]
はじめまして、こちらこそよろしくお願いします。
ごいっしょに手塚作品を楽しみましょう!。気が向けば、BJ感想文書きへ
のご参加もひとつよろしく〜。
「光る目」
1960年のイギリス映画で「光る眼」というSF映画がありました。原作は、
「トリフィドの日」のジョン・ウィンダム。地球侵略SFの古典です。
小さな村の全員が失神するという怪事件があったのち、12人の子供が生まれ
た。光る眼を持つ子供たちは、親の理解を超えた知能を示すが・・・?。
というもの。また知ったかぶりですぅ、観てませ〜ん、すいませ〜ん。
手塚先生も映画をご覧になったんでしょうね。
虫媒花さん同様、私もまさかいじめられっこの鉄男くんが、番長とSFを通
じて友達になる結末とは全く予想できませんでした。
BJがうまく番長の関心を宇宙やSFに向けていてくれたおかげです。これ
は実に心憎いBJの作戦勝ちでした。本を読む習慣のある番長で良かったー。
ハッピーエンドで安心です。
このエピソード、いわずもがなですが、手塚少年とバンカラ番長が、マンガ
を通じて仲良くなる自伝的短編「ゴッドファーザーの息子」のSF版ですな。
星野です。
On Tue, 16 May 2000 00:23:28 +0900
金沢みやお さん wrote:
> 「光る目」
>
> 1960年のイギリス映画で「光る眼」というSF映画がありました。原作は、
> 「トリフィドの日」のジョン・ウィンダム。地球侵略SFの古典です。
> 小さな村の全員が失神するという怪事件があったのち、12人の子供が生まれ
> た。光る眼を持つ子供たちは、親の理解を超えた知能を示すが・・・?。
私は鑑賞していないのですが、1995年に、かのジョン カーペンターがリメイ
クしています。クリストファー・スーパーマン・リープと、マーク・スカイウォー
カー・ハミルが出ているそうです。
原作小説のタイトルは「呪われた村」。早川SF文庫で手に入ります。
--
星野 均
みなさん今晩は。金沢みやおです。
>[osamushi 7498] 星野さん wrote:
>私は鑑賞していないのですが、1995年に、かのジョン カーペンターがリメイ
>クしています。クリストファー・スーパーマン・リープと、マーク・スカイウォー
へえ〜、そうなんですか。それはみのがしていました。
情報ありがとうございました。ビデオ屋さんに行ったら注意しておかねば。
あの、ジョン・カーペンターですか。「ニューヨーク1997」を面白く観た
おぼえがありますが、最近は何か撮ってましたっけ。
ジョン・カーペンターと手塚先生と言えば、[osamushi 6817]のおがわさとし
さんの投稿ですね。映画パロディ満載の「こじき姫ルンペネラ」で、ストリッ
プ小屋に現われたぐちゃぐちゃの怪物が 「THING!」。邦題「遊星からの物体
X」。カーペンター監督による、ねとねとぐろぐろモンスターホラーアクショ
ン映画でした。
手塚先生は、まめに映画を観ておられたんですね〜。
薮内です。
第47話 「光る目」
扉絵の少年のとぼけたような「何とも言えない表情」
はまさに何とも言えません。(????)
昔もそう言えば「お金を脅し取る不良」がいましたが
名古屋のように5000万は不良の彼ら自身「ムチャクチャしとるのー」
と言うでしょうね。
ここに登場する番長を見ていると手塚先生の時代と
私たちの時代は四半世紀くらいの開きがあっても余り変わらない
気がしますが、私たちから四半世紀後を見るとあまりにも変化が
激しい気がします。
そう言えば○○によくおごらされたなーといっても「何百円」の世界
で、今となっては懐かしさすら覚えます。
いま、いじめの被害に遭っている子供はそんな気にはならないことが
悲しい世の中を想像させます。
この2人で宇宙人を呼べば答えてくれるかも知れませんね。
哲男と番長に乾杯!
薮内 覚
おがわです。
BJ 第47話 「光る目」 出演キャラリスト(出演順)
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・哲男
明石バンカラ・・・・・・・・・・・・番長
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・子分たち
トッペイの母・・・・・・・・・・・・・哲男の母
アトムの父・・・・・・・・・・・・・・哲男の父
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・先生
堀一康・・・・・・・・・・・・・・・・・校医
勝新太郎・・・・・・・・・・・・・・・座頭市
マグー・・・・・・・・・・・・・・・・・眼科医
ブラック・ジャック・・・・・・・・・ブラック・ジャック
今回も分からないキャラ多し。
番長は、金沢さんも書いておられたように「ゴッドファーザーの息子」の
明石。エピソードそのものがこの作品をベースにしています。
哲男の両親は「バンパイヤ」のトッペイの母とアトムの父という変わった
組み合わせ。
校医の堀一康は前にも出てきましたが「百物語」の登場人物です。
「ベントラー」というのが当時はやっていたというのは、虫媒花さんの
メールではじめて知りました。
「うる星やつら」で、宇宙に帰ったラムちゃんを呼ぶのに「ベントラベントラ ス
ペースピープル」という変な呪文を唱えるんですが、あれがそう
だったんだなあ。元はなんなんでしょうねえ、これ。
「光る目」の映画はオリジナル版の方をビデオで見たことがあります。
緊迫感に充ちた傑作でしたよ。手塚先生は当然見ておられたと思い
ます。
カーペンター版はまだ見てないんですが、クリストファー・リーブが事故で
半身不随になってから出た映画ですよね。一度見てみたい。
最近のカーペンターでは「ヴァンパイヤ 最後の聖戦」がB級魂炸裂と
いう感じのなかなかよい作品です。平野耕太さんの「ヘルシング」に似た
設定の。最近の軟弱な吸血鬼ものにご不満の方は是非!
あまり手塚度ないな。
おがわさとし
虫媒花です。地球の男に飽きたところです(うそうそ)。
> おがわです。
> 「ベントラー」というのが当時はやっていたというのは、虫媒花さんの
> メールではじめて知りました。
> 「うる星やつら」で、宇宙に帰ったラムちゃんを呼ぶのに「ベントラベントラ ス
> ペースピープル」という変な呪文を唱えるんですが、あれがそう
> だったんだなあ。元はなんなんでしょうねえ、これ。
先日さる人(出身地不明)がさるところで書いたものを読んだのですが、そ
の人はUFOを呼ぶのに「ピロン ピロン」と唱えたそうです。
納豆ではないですが、地方によっていろいろとバージョンがありそうですね。
私は「ベントラー」一辺倒でしたけど、ピロンでも良いなら、そりゃあ
ピロンと呼んでいましたよ(笑)。
ちなみにTVの「ピロンの秘密」では、紙芝居のおじさんが、宇宙人の言葉
のマネ(タモリ語のようなものでしょう)で「ウナウナ ウナウナ」と言って
ました。この紙芝居のおじさんに、地球人のふりしたピロン王子がお世話にな
るんですよね。
それで、ピロン(本物の宇宙人)が「ウナウナ」って何?って・・・(笑)
落語ですわね。
「ボッコ・プッコ・ノッコー」と唱えた人もいたりして・・・? あはっ。
《虫媒花》
田島加代子
宮川です。
第47話 「光る目」 BJ感想
SF好きの少年哲男は、番長にいじめられていた。ある日、緑内障にな
り、この病気でまれになる「光る目」になる。そして番長を脅す。
BJは哲男の本音を見抜き、番長へも手をまわしておく。
目の治った哲男は、番長にまたいじめられると思ったが、BJの手まわし
がきいたのか、番長はSF好きになっていて、哲男と仲良しになる。
ひと昔の「いじめ」と現在の「いじめ」の内容が違いますが・・・。
少年の頃、SFとか好きでUFOとかも信じていた子供が私のまわりにも
いました。私も「もし・・・」ということでUFOとかをテレビ特集で見ていまし
た。宇宙の「謎」とかは、この話しの冒頭にあるように興味をそそられるも
のですね。
<補足>
・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、変更なし。
・週間チャンピオン連載時の刷り色、藍一色。ページ数、P20。
ページ割り、扉表紙、P75.本文−P76〜P94。
発行日、74.11.04.
Takehisa Miyagawa