[osamushi 6196] BJ 第4話 感想
Date: Thu, 2 Dec 1999 23:23:25 +0900

薮内です。

皆さん忙しすぎるのでしょうか。
私がヒマなのでしょうか。

昔のことわざに「大工殺すにゃ 刃物はいらぬ 雨の三日も降ればよい」
これをよくもじって現在も使われますが、この感想を述べる会でいうと
「感想やめさすには 刃物はいらぬ  みんなでROMすりゃすぐ終わる」

でも、言い出しっぺとして、また手塚先生の漫画が好きな者として
書き続けて行くつもりです。

さて、第4話ですが「アナフィラキシー」です。
「過敏症」という病気を知ったのはこの作品かもしれません。
また「電気麻酔法」なんてあるのかとも思いましたが、後に中国で
針による麻酔で手術したというような新聞記事を見るに付けて
フーンと思ったものでした。

この作品はBJ初のカラー掲載です。
また、BJの神業を初めて絵とセリフで味わえたというべき作品と思います。
しかし、苦労して助けた患者をあっさり殺してしまうのは、さすがに先生の
作品というべきですね。
普通ならメイスン大佐の言動に深いショックを受けた息子が自殺を図って
危篤状態になるが、それを見た父親のメイスン大佐が自分の罪に気付き、
「俺が悪かった。(BJ)先生!何とか助けてやってくれ。」と言うのに対して
「あと1000万だせば命だけは助けよう。」などと応えるようなシーンで
終わると思うけれどもなぁー。
先生はすごい、と思います。
結局助けるのは、息子でなく、戦場で「敵を殺しまくった」メイスンだとはね。

しかし、ラストシーンを良く見て考えると、アトムの「人工太陽球の巻」の
ホームスパンのようにメイスンも自分の価値観を反省するだろうな思える
ラストシーンであって、やっぱり先生のストーリーの方が良かったと思います。

 薮内 覚


[osamushi 6197] Re: BJ 第4話 「アナフィラキシー」感想
Date: Fri, 03 Dec 1999 01:34:07 +0900

こにしです。

薮内  さんは書きました:
>薮内です。
>
>皆さん忙しすぎるのでしょうか。
>私がヒマなのでしょうか。

年末で学生さんは試験や休みに突入する時期なので
他のMLもメールは減少しがちです。

>昔のことわざに「大工殺すにゃ 刃物はいらぬ 雨の三日も降ればよい」
>これをよくもじって現在も使われますが、この感想を述べる会でいうと
>「感想やめさすには 刃物はいらぬ  みんなでROMすりゃすぐ終わる」

うまい!
これは、感想を述べる会だけでなくML全体にも言えることですね(^^;

ネットは助け合いの精神でフォローしていくのが理想なんでしょうが
こうなってくると、わざわざ情報流すのもバカらしくなってきたりします。
ま、好きでやってるからいいか!(爆)

>でも、言い出しっぺとして、また手塚先生の漫画が好きな者として
>書き続けて行くつもりです。

盛り上げていただいて感謝(^^)

>また、BJの神業を初めて絵とセリフで味わえたというべき作品と思います。
>しかし、苦労して助けた患者をあっさり殺してしまうのは、さすがに先生の
>作品というべきですね。

私もこの作品の話しの作り方はうまいと思います。
メイスンに追いかけられるBJの場面など映像をみてるような
迫力でハラハラしますね。

看護婦役のサファイアが銃を撃つというのも薬師丸ひろ子が機関銃を撃つ
のと同じくらい個人的にクラクラしました(^^; ←危ない(爆)

しかし、アナフィラキシーの患者のベッドの横に麻酔薬を置いて
おくというのも、よく考えたら無用心ですね(笑)
患者が簡単に自殺するというのも、病院の過失?になりそうで(^^;

サファイアがジョージ(メイスンの息子)に注射を打ってますが
これは栄養剤かなにかでしょうか?私今まで入院した事ないので
普通は点滴とかするんだろうな〜なんて思ったんですけど。

こにしあきら


[osamushi 6200] BJ 第4話 出演キャラクターリスト
Date: Fri, 3 Dec 1999 15:16:42 +0900

おがわです。

例によって、第4話 アナフィラキシー 出演キャラクターリスト(出演順)。

  メイスン・・・・・・・・・・・・・メイスン大佐
  ドジエモン・・・・・・・・・・・メイスン大佐の部下
  ブラック・ジャック・・・・・ブラック・ジャック
  サファイア・・・・・・・・・・看護婦
  ブタモ・マケル・・・・・・・医者
  ?・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョージ
  ヒョータンツギ・・・・・・・憤慨するメイスン
  ナイロン・・・・・・・・・・・・メイスン大佐の部下
  スパイダー・・・・・・・・・・ブタモ・マケル医師の代理?
  モクサン・・・・・・・・・・・・バーテンダー

メイスンは「ナスビ女王」のゼンダ将軍役がデビュー。
モデルはイギリスの俳優ジェームス・メイスン。
軍人役が多いですね。ロンメルと並ぶ軍人キャラ。
「ビッグX」では、ロンメル元帥(第1章、1こま)、ゼンダ少佐(第15〜18
章)、ガン・ガン・バン・バン将軍(第21章)と軍人ばかり3役で登場して
ました。

ブタモ・マケルは初期の最重要スターの一人で、初期SF三部作すべてに
重要な役で出ていますね。たしかヒゲオヤジのお兄さんだと思ったけど
違ったっけ。この頃はずいぶん出番が減っていましたが、「ブラック・
ジャック」にはけっこう出ています。

以上、オールドファンには言わずもがなの基礎知識でした。


ジョージは分からないなあ。こにしさん分かります?

おがわさとし 


[osamushi 6205] BJ 第4話 感想
Date: Sat, 4 Dec 1999 09:41:35 +0900

土田です。

どんな麻酔薬も非常に危険ということがわかっているなら
別の方法を考えるのが、普通の医者だと思うのですが、
どうして気がつかないのだろう。

電気麻酔・・・150ボルト 130ミリアンペア
ちょっと電圧も電流も高すぎると思うのだが。
どうなんでしょうか。

重箱の隅をつつけばいくらでも疑問が沸いてくる。
しかし、これはマンガなのである。

そして手塚先生はそんな細かいことは別に気に
していないと思うのである。

つまりいいたいことは、その人の過去がどんな
人生であっても人の命に差別はないと
言うことだと思って読んでいました。

土田 征三


[osamushi 6213] BJ 第4話 感想
Date: Mon, 06 Dec 1999 11:44:52 +0900

こーすけ@今回も週をまたがってしまった・・・

遅くなりましたが、第4話の感想です。

絵を見ていて思ったのは、第2話とかよりも安定したBJの顔が少ない
ように思います。目のせい?
でも、手術の場面はなかなかリアルですよね。物語自体が長いように思っ
たのですが、ページ数を数えてみると、やっぱり長いですね。
1話23P、2話22P、3話22P、4話28Pです。

それにしても、食い込んでいる弾丸を1分で抜き取るなんて、神業です。
心臓の壁につきささっているのに、、、

あと、気になるセリフを見つけました。チャンピオンコミックス98P
のセリフ、よくひっかりませんでしたねぇ。忍者みたいに、とかならま
だわかるのですが(^^;)

あと、薮内さんの
>危篤状態になるが、それを見た父親のメイスン大佐が自分の罪に気付き、
>「俺が悪かった。(BJ)先生!何とか助けてやってくれ。」と言うのに対して
>「あと1000万だせば命だけは助けよう。」などと応えるようなシーンで
>終わると思うけれどもなぁー。
>先生はすごい、と思います。
>結局助けるのは、息子でなく、戦場で「敵を殺しまくった」メイスンだとはね。
ですが、確かに。
話のすじとしては、患者が助かるように期待するのが読者なのでしょう
が、主役を殺すことによってより大きな話にするところは素晴らしいと
思います。安易に主役を殺すような作品が最近多いですが、、、、
いつごろから主役殺しが流行りだしたんでしょうか。

Kousuke Nishimura(西村 浩輔)


[osamushi 6424] BJ 第4話 感想
Date: Mon, 03 Jan 2000 17:33:55 +0900

 こんにちは。金沢みやおです。さらに続けて。

「アナフィラキシー」

 これもマンガ喫茶にたよる。
 麻酔薬が使えない体質がある事を初めて知った。
 メイスン大佐の「大戦では日本人を35人殺した」発言にドキリとし,反射的
 に「こいつは〜(ムカッ)」としてしまったあたり,まんまとドラマに乗せら
 れたかたち。

 大佐の年格好があまりふけていない所(50歳代?)と,物語の時代を連載時
 期と同じと仮定(1973年)すると,大戦のころ大佐は20〜25歳程度と想像
 する。優秀な兵士であったらしい。

 看護婦のサファイアの事を,途中まで「某国の暗殺者か?」と,なんとなく思
 いこんだが,全くのマトはずれ。でもタダの看護婦さんにしては,銃の腕前が
 良すぎるぞ!。

 死んでいない限りは,だれであれ生かそうとするBJの心意気!。


[osamushi 7186] BJ 第4話 感想
Date: Sat, 25 Mar 2000 21:57:25 +0900

宮川です。 BJ 第4話 「アナフィラキシー」 感想。

僅か28ページという中でのストーリー展開なのに、読者を引きつける
面白さというのでしょうか、とても厚みのある構成だと思いました。

大佐と息子さんの関係は、「父と子」という人生観の違いがベースと
なっていて、その上で「戦争」というものに就いての二人の考え方の
違いが悲劇を生みます。

息子の自殺を知って、苦悩する大佐の一コマに「父と子」の関係に
考えさせられるところがあります。

BJの行動に就いては、語らぬ中に言葉を隠すという手法で作品を
引き締めていると思います。

Takehisa Miyagawa


戻る