おがわです。
BJ 第35話 「なにかが山を・・・」 出演キャラクターリスト(出演順)
ブラック・ジャック・・・・・・・・・ブラック・ジャック
ピノコ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピノコ
変身後の立花特平・・・・・・・ペロ
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・狂犬病の少年の母
立花チッペイ・・・・・・・・・・・・狂犬病の少年の弟
立花特平・・・・・・・・・・・・・・・狂犬病の少年
アリゲーター氏・・・・・・・・・・屋敷の主人
ピョーマ・・・・・・・・・・・・・・・・その夫人
カルピス・・・・・・・・・・・・・・・・担架を運ぶ人
「バンパイヤ」づくしという感のある回。
トッペイ、チッペイに変身後のトッペイ、さらに全米バンパイヤ結社
代表アリゲーター氏までが出演。
この人はあとで日本医師連の会長かなんかでも出てきますね。
アリゲーター氏の奥さんは、特定しにくいんですが、白葉さまと
同一人物と考えてピョーマとしておきます。
あの時もチッペイと共演でした。半人半獣つながり、ということで
しょうか。
あと、細かいことだけど、前回第34話の医師の中にラムネの顔が
見えるのですが、相棒のカルピスが見当たりません。
今回はバランスを取るためか、カルピスは出ているのに、いっしょに
担架を運んでいるのはラムネではないようなのです。
ラムネとカルピスがそれぞれ単独出演するというのはかなり珍しい
ことです。
おがわさとし
みなさん今晩は。金沢みやおです。
「なにかが山を・・・」
今回のは珍しくBJの手術は無し。
かわりにアクションがいっぱいです。かなりやられる痛いアクションが。
BJかなりひどい目にあってますね。犬に噛まれる,崖から転落して足を
骨折する,骨折を押して崖をのぼりかけると蛇におどろかされまた転落す
る,気を失いそのまま雨にうたれ朝を迎える。と,ズダボロ・・・。
それでも歩いて,飼い主の金持ちの家までたどりつくのだから,BJの
タフさかげんもただ者ではありません。よく頑張った!。
犬の歯形の跡を,犯人(犯犬)特定の証拠に使った,ワンアイデアストー
リーの印象で,とりたててどうというお話ではないような・・・・。
しかし狂犬病とはなんとも不思議な病気ですね。水を見ただけでけいれん
が起きるなんて・・・(水を飲んだり,水の匂いをかいだりせずとも?)。
湯なら平気なのか,日本酒なら大丈夫なのか,水のように光を反射する,
鏡やガラスはどうってことないのか?。
水への「感じ方」が変化するというのは,神経や脳の働きに傷害をもたら
す病気なんでしょうかね〜?。
今日は。田島虫媒花です。
すぐ勝手連のレスも書きますから、ストーリーを書いてくださっ
た白拍子さんほかの皆様、しばしお待ちくださいね!
> 金沢みやおです。
> 「なにかが山を・・・」
>
> 犬の歯形の跡を,犯人(犯犬)特定の証拠に使った,ワンアイデアストー
> リーの印象で,とりたててどうというお話ではないような・・・・。
BJに出てくるスターたちは、初出の設定から離れた役を演じてるケースが
多いのに、今回のバンパイヤ兄弟は、完全に初出の役を踏まえた演技を要求さ
れてますね。舞台が人里はなれた山奥の村で、チッペイとトッペイが出てきて、
「オオカミになる」と言えば、読者としては「そりゃ、なるだろう」と思わざ
るをえない。その意表をついた形で、「狂犬病」というネタを出しているんで
すね。これは、スターシステムを使った「読者心理の裏をかく」演出というこ
とで、珍しい例じゃないかと思うんですが・・・(実は、何例もあったりして
・・・?)。
この意外性の出し方は、スターシステムを持つ手塚先生独特のものではない
でしょうか。自分で自分の作品をパロって遊んでいる、といえないこともない
けど。
バンパイヤで思い出すのは、昔「鉄腕アトムクラブ」に載った、手塚先生の
「漫画のかき方」(また正しいタイトルを忘れてしまいました。野口さん、申
し訳ありませんっ!)です。
駅のホームの時計の文字盤を描いたコマと、時計を見上げるトッペイの横顔
を描いたコマが並んでいて、「場所の説明と同時に、時間の経過を表している」
という説明がついていました。当時の私は、「漫画のかき方」というよりは「
漫画の読み方」と受け取り・・・「なんの気なしに読んでいるけど、漫画って
描いているほうは、こんなにキチンと考えて描いているんだ」と思って素直に
感動しました。
また、この「漫画のかき方」の頃に、以前MLで書いた、北区滝野川区民館
で開催された貸本屋組合主催の「漫画家と出版社と読者のつどい」がありまし
た。ここの舞台に登場した手塚先生は、生前のビデオなどでも何度もおっしゃ
っている「〇が描けなくなったんですよ」という話をされました。
たしか「30を過ぎたら、〇が描けなくなってきたんですよ」という言い方
だったと思います。その頃の連載がバンパイヤでしたから、私は「そういえば、
バンパイヤのペンは、ブレているかな」と思いました。サンデーを読んでいて、
バンパイヤは、それ以前の連載の描線とは違うなあ、と感じていたので、納得
でした。そして「30を過ぎるってことは、手が思うように手が動かなくなる
ことなんだ。漫画家にとって、30歳以後は、老体なんだ」と思いました(今
考えると恐ろしい!)。
田島加代子(虫媒花)Chuubaika