おがわです。
BJ 第33話 「獅子面病」 出演キャラクターリスト(出演順)
ブラック・ジャック・・・・・・・・・・ブラック・ジャック
アセチレン・ランプ・・・・・・・・・警部
刑部博士・・・・・・・・・・・・・・・・審査の先生
マンガの神様・・・・・・・・・・・・・審査の先生
パブロス博士・・・・・・・・・・・・・審査の先生
コスミ博士・・・・・・・・・・・・・・・審査の先生
手塚治虫の先生・・・・・・・・・・審査の先生
ブラック・ジャックを審査する先生方はさすがに大物がそろっています。
白髪で白髭の先生が「大暴走」の刑部博士。
目の大きさが左右で違うのが「がちゃぼい一代記」に出てくるマンガの
神様。
セロリみたいな変な頭の人が同じ「がちゃぼい一代記」に出てくる手塚
先生の大学時代の恩師。若き日の手塚青年に「きみは・・・・・・このまま
医者になってもかならず人殺しをする/世のため人のため医者をやめて
マンガ家になりたまえ」と忠告した人。今日僕らが手塚先生の作品を
読めるのはこの人のおかげなので、感謝すること。
黒髭の先生は「鉄腕アトム」の「幽霊製造機の巻」でパブロス博士、
「ロボット宇宙艇の巻」で ボボ博士として登場。
大きな目がねと変な髪形の先生は「ナンバー7」のコスミ博士。
警部役はご存知アセチレン・ランプですが、ランプにとっても、この役は
代表作のひとつではないかと思います。
もともと一匹狼的な役が多かったランプがこれほど父性愛を感じさせる
役をするのは珍しいのではないでしょうか。
おがわさとし
宮川です。 BJ 第33話 「獅子面病」 感想。
刑事がBJに患者を手術して、みごと治療できたら医師免許を
とって、逮捕もやめると言う・・・。
患者は獅子面病だった。その手術でBJが他の医師に言う台詞が、
人間医師BJのポイントだと、思います。
そして、患者は実は刑事の息子だったというところと、患者が治って
もBJに医師免許がおりなかったという展開。
この落ちで、ラストの刑事の台詞と、BJと刑事の無言の対座の中に
人間界の持つ矛盾があり、余韻を残すシーンだと思いました。
Takehisa Miyagawa
薮内です。
33話 「獅子面病」
無免許医 ブラックジャックの面目発揮の
典型ではないでしょうか。
治るか治らないかやってみなくちゃわからない手術
なんでそうなるかわからないが、やってみる手術
こんな事が出来るのはBJしかいません。
医は算術では絶対ありませんが、無料の献身奉仕で
するものでもないと思います。
治療に金のかかることは仕方がないと思います。
後に登場する「子供の治療の代金」を支払うために一生を費やした
老母の行動を知って、子供が逆に母のために一生費やしてでも
支払う決心をする話があります。
金のないランプは外科医?たちのBJのテストに名を借りたいやがらせ
と警察権力を利用=最後の頼りとして、賭に出て、勝利を勝ち取ったと
言うべきでしょう。
しかし、もう少しBJを知っていたら=信用していたら、「金はいくらでも
だす」「一生かけてでも支払う」から子供を助けてくれと言ったと思いますね。
でもさすがに人間です。
我が子を治したBJに免許が降りないとわかったとき、
「人を助けたんですよ」とさけびますが、力が及ばないとわかって
ちょっと恥ずかしそうにBJから離れていく表情は絶品です。
そのこころは
「子供を助けてくれてありがとう、免許が降りるように頑張ったけど
大きな権力には逆らえない。それに子供はもうすでに治してもらったし
逮捕しなかっただけ感謝して欲しいな」と言いたいのでしょう。
薮内 覚
田島虫媒花です。今晩は。
「獅子面病」について;
ランプ警部の公私混同。権力を利用して息子の治療を
BJにさせようとした。ほんとにフェアじゃないわ。
いいかげんな治療をする可能性がある無免許医に大切
な息子をまかせるのは、それ自体が大きなカケであった
はず。その度胸には感服しますが、なんか「ピストルの
弾をたくさん撃つお巡りさん」みたいな印象があります
ね。
難病治療の実例って、他にはどんなのがあるんでしょ
うか?「続きを作る会」で使用したいのですが・・・
(使いにくい例が多いだろうとは想像がつきますけど)
田島加代子(虫媒花)Chuubaika
なんか薮内さんのメールにばかりレスつけてる竹内です。
今回の「獅子面病」なる病気は手塚先生の創作です。
マンガでは「別名ページェット氏病ともいわれ…」と記載されて
いますが、「ページェット病」というのは、中年以降の婦人の乳房
にみられる乳房ページェット病と、外陰部、肛門周囲、腋窩部など
にみられる乳房外ページェット病に分かれます。どちらも難治性の
腫瘤性病変ですが、顔面だけにできることはありません。
実は獅子面というと「らい」の時にみられる症状の一つでもあります。
色々と問題があって「らい」を扱うわけに行かず、「獅子面病」に
なったのではないか…とも推測されます。
On Tue, 28 Mar 2000 01:03:15 +0900
薮内 <yabuuchi@po.aianet.ne.jp>さん wrote:
> 治るか治らないかやってみなくちゃわからない手術
> なんでそうなるかわからないが、やってみる手術
> こんな事が出来るのはBJしかいません。
実は原因不明の病気というのも、まだたくさんありますし、
どうして効くのか判らない治療法というのも、これまたたくさん
あります。一部の癌に効くといわれている「丸山ワクチン」など、
薬として厚生省が認めたものではありません。でも患者さんは、
それこそ藁をも掴む気持ちで、「丸山ワクチン」を手に入れます。
その時データが新薬開発に利用されるわけです。
でも、この場合のBJの手術は、本当にいちかばちかの手術であり、
実際の医療でこのような実験的な治療法を試すことは不可能です。
私も、BJが指摘するように、必ず治ると保証して治療している
わけではありませんが、いちかばちかの手術に踏み切ることは
まず出来ません。
> 医は算術では絶対ありませんが、無料の献身奉仕で
> するものでもないと思います。
> 治療に金のかかることは仕方がないと思います。
医療費は高くなる一方ですが、いろいろと無駄をなくせば、
もう少し安くできるはずです。
ランプの演技(?)のこと:
> でもさすがに人間です。
> 我が子を治したBJに免許が降りないとわかったとき、
> 「人を助けたんですよ」とさけびますが、力が及ばないとわかって
> ちょっと恥ずかしそうにBJから離れていく表情は絶品です。
たしかにこの表情はいいですね。
実際の役者では、この味をだすのは無理かも。
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『遊びをせんとや 生れけむ | 竹内一浩 Kazuhiro TAKEUCHI
戯れせんとや 生れけん』|
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みなさん今晩は。金沢みやおです。
パソコンショップの店頭を通りすぎるときに「BJ」の文字が目にとまり
おもわず立ち止まりますが,お察しの通り,ブラックジャックではなくて,
CANONの「BJ(バブルジェット)プリンター」の宣伝なのでした。むはは。
「獅子面病」
BJをただ働きさせる,警視庁の友引警部初登場の巻。
私怨まじりの半ばやけくそで?獅子面病の息子の治療をBJにやらせ,奇跡
的に成功を手に入れた友引警部。味をしめたか,BJいじめの快感にとりつ
かれたか,以後もBJに難癖をつけてはタダ働きをさせ,BJに「おまえさ
んは きたない おまわりだ」と言わせています。
次の登場は,218話「山手線の哲」。老スリ師の切断された指をBJにつな
がせています。他にもあったかな〜?。
テストに見事合格したものの開業免許のおりないBJ。世界中で手がけた患
者を脅迫していたとあってはむべなるかな。BJ,自業自得か?。彼のこと
だから,10億の100億のと言っては,しつこく取り立てにまわっていた
んだろうな〜。BJは結構マメに取り立て業務をやってますからね。172話
「命のきずな」とか,203話「がめつい同士」とかね。