宮川です。 BJ 第32話 「閉ざされた三人」 感想。
デパートの陥没で、デパートのエレベーターに閉じこめられた
BJと二人の親子。エレベーターの中は、密室状態となり、刻々
と酸素がなくなっていく。父親は重傷で、BJに自分が死ねば・・・
と言う。BJは無言で、父親に注射する。それを子供は、毒と思い
BJが父親を殺したと思う。
このストーリー展開も、小憎らしい。BJが、エレベーター内で子供
に何も言わない事がツボですね。ここでも、BJのキャラクター性が
にじみ出るセッティングだと思います。
Takehisa Miyagawa
田島虫媒花です。読みましたー。
> 宮川です。 BJ 第32話 「閉ざされた三人」 感想。
> このストーリー展開も、小憎らしい。BJが、エレベーター内で子供
> に何も言わない事がツボですね。ここでも、BJのキャラクター性が
> にじみ出るセッティングだと思います。
宮川さんのおっしゃるとおり、BJがトリックをバラ
さないのが話の要所。
「だまれ、この注射はインシュリンだ。これを使わない
と助からないのだ。わからんのかっ」て、ぼうやをぶん
殴ったりしたらおしまい。
しかしエレベーターに閉じ込められるという設定は、
怖いですね。閉所恐怖症の気味があるのか、この巻は見
るだけで苦しい。昔あったサブマリン707や青の6号
も、息を詰まらせながら読んでいました。肺活量が多く
ないと、読み切れない(笑)。
マグマパパはここでも父性愛の強いところを見せてく
れてます。おなつかしや。
田島加代子(虫媒花)Chuubaika
おがわです。
BJ 第32話 「閉ざされた3人」 出演キャラクターリスト(出演順)
ブラック・ジャック・・・・・・・・・・・ブラック・ジャック
マグマ大使・・・・・・・・・・・・・・・ヒサシの父
まもる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒサシ
小田原丁珍・・・・・・・・・・・・・・救助隊員
ボロゾーキン・・・・・・・・・・・・・救助隊員
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・救助隊員
主演の二人については言うことなし。
最後に救出に来る3人の中で、くしゃくしゃの顔をしてるのがボロゾー
キンという初期の大物脇役俳優です。
どの辺が大物かというと、まずデビューのしかたが大物です。
「大空魔王」という作品で冒頭3分の2ページを使って偉そうにデビュー
しています。当時の2段ぶち抜きというのは、今でいうと見開きぐらいの
インパクトがあったんじゃないだろうか。ランプやハム・エッグですら、もう
少しひかえめにデビューしています。大物です。
さらに「黄金都市」では準主役を演じ、名作「来るべき世界」ではボロー
キン大佐という、これもかなり大きな役を演じています。
そんな大物のボロゾーキンですが、中期以降の作品では出演作品も
減り、この頃にはほとんど登場しなくなっていました。
しかし、なんといっても大物ですからスターキャラ勢ぞろいの「ブラック・
ジャック」にはこうしてちゃんと顔を出しているのです。
あばた面が小田原丁珍。意外にも初期には時代劇への出演が多く、
「後藤又兵衛」「丹下左膳」「スーパー太平記」などに出演しています。
「どろろ」でもわりと大物役で出ていました。
「七色インコ」にも小田原刑事として登場しますね。
もう一人の救助隊員は分かりません。見覚えがあるような気はするんで
すけどね。
おがわさとし
薮内です。
32話 「閉ざされた3人」
BJの全作品の中で第2話とこの第32話の2作品について
オリジナル掲載誌が未収集という記念すべき?話です。
エレベーターの中でBJが子供に説明することなく
父親を仮死状態にしたことは正解だと思います。
子供を説得することに大きな労力を割いたのでは酸素を
大量に消費することになり、全員共倒れになったことでしょう。
子供だって話せばわかるとか、まずは説明をとか
なんでも話し合いすることが最優先されがちな今日この頃ですが
有無を言わさない処置も時には必要なのかも知れません。
この子供も大きくなったときに、まず必要な行動をとり、後に
フォローができる人間に成長することでしょう。
とても好きな話です。
ただ、仮死状態にするのに大量のインシュリンを注射しているのですが
いわゆる「低血糖」による昏睡のおそれはなかったのでしょうか。
私も処方されていまして、「低血糖には注意」と口を酸っぱくして
言われますのでそう思いましたがどうなのでしょう。
薮内 覚
竹内です。
もしエレベーターに閉じこめられたら…
そう考えると、エレベーターって怖いですよね。
そういう発想で作られた話だと思います。
さらに事故の原因が地下水の汲み上げ過ぎだろうということで、
環境問題もさりげなく盛り込まれていますね。
On Tue, 28 Mar 2000 00:20:03 +0900
薮内 <yabuuchi@po.aianet.ne.jp>さん wrote:
> ただ、仮死状態にするのに大量のインシュリンを注射しているのですが
> いわゆる「低血糖」による昏睡のおそれはなかったのでしょうか。
> 私も処方されていまして、「低血糖には注意」と口を酸っぱくして
> 言われますのでそう思いましたがどうなのでしょう。
大量のインシュリン投与による仮死状態とは、まさに低血糖性の昏睡
状態のことだと思います。昏睡になれば意識不明で痛みも感じませんし、
動きませんから酸素消費量は減るはずです。しかし、この状態は危険な
状態であり、長く続けば(2〜3時間くらい)死亡することになりかね
ませんので、いちかばちかの『賭け』と言えます。この場合はほかに
選択の余地はなかったと思います。3人とも死んでしまったら、元も
子もないわけですから。
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『遊びをせんとや 生れけむ | 竹内一浩 Kazuhiro TAKEUCHI
戯れせんとや 生れけん』|
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みなさん今晩は。金沢みやおです。
31話は手元にないので,ちょっと後回しとして・・・。
「閉ざされた三人」
・とざされた環境から
・少人数のチームが
・あるタイムリミットや障害物(怪物?)の脅威のもと
・知力・体力をつくしていかに脱出するか?
というハリウッド映画お得意の「ポセイドンアドベンチャー」「タワー
リングインフェルノ」タイプのサバイバルドラマのようなお話でした。
最初のパニックシーン以外は,出演者が三人ですむ低予算企画笑。
いやいや,往年の名優「マグマ大使」をキャスティングしたので低予算
では済まないか。
おがわさとしさんのキャラリストにはいつも教わるところ大なのですが,
実は今回,教わるまではマグマ大使と気付いていなかった私です。初登場
のシーンはともかく,頭に止血の布が巻かれて以後は絶対に分かっていな
ければならないところでした。修行が足り〜ん>自分。