薮内です。
BJ 第31話 「化身」
ここではBJの手術の腕は神技ではなく、まさに「神」の
領域に達したように思います。
初めて読んだときには、途中で「馬の体に脳を移し替えるのか」
と思っていた記憶があります。
今ゆっくり読むと、脳を入れ替えないとダメとはっきり言ってますね。
しかしまあ、プロミネンスとトミーの心の交流とはいうものの、ねえ・・・・
馬の脳は人間より小さいのでしょうね。だから入ったのですか・・・
一番疑問は、言葉もしゃべれない(当然、聞けない?)のに、父親が
銃を持ち「服をぬげ」という言葉を理解し、服を脱ぐのが理解できません。
名馬は人の心を理解するのでしょうか。
皆さんの独自の解釈を教えて下さい。
( 竹内さん、30話のついでにこの31話にも一言よろしく )
とりあえず、「神」になったBJに乾杯!
薮内 覚
おがわです。
BJ 第31話 「化身」 出演キャラクターリスト(出演順)
クロノス?・・・・・・・・・・・・プロミネンス
トリトン・・・・・・・・・・・・・・・トミー・ベンソン
金三角・・・・・・・・・・・・・・・病院でブラック・ジャックを案内する男
ブラック・ジャック・・・・・・・ブラック・ジャック
マグー・・・・・・・・・・・・・・・ベンソン氏
ヘック・ベン・・・・・・・・・・・牧童
ドン・メリヤス・・・・・・・・・・牧童
プロミネンスは「走れ!クロノス」のクロノスかな?と思ったんですが、
「フィルムは生きている」のアオかもしれない。
少なくとも「ボンバ!」ではないですね。
トミー役を演じているのは「折衷型トリトン」のようです。([osamushi6114]
参照)
父親役を演じているキャラクターは「手塚治虫キャラクター図鑑」によると
「マグー」という名前だそうですが、この名前で出てきた作品はないように
思います。「ボンゴ」のドクビー他、気をつけてみるとけっこうあちこちに
顔を出している人です。「走れ!クロノス」にも牧場主役で出ているので
その関連でこの作品にも出演しているのかもしれません。
牧童役には「サボテンくん」に出ていたヘック・ベンとドン・メリヤス。こち
らは西部劇つながり。(ぐっちさん、その節はお世話になりました。)
薮内さんも書かれている通り、BJの手術の中でも屈指の神業手術です。
第5話「人間鳥」、第11話「ナダレ」の手術と並ぶ三大神業手術といえる
でしょう。鳥、鹿、馬で「チョー馬鹿」とも読めるのは手塚先生の企みか。
(ないない。)それはともかく。
作品としてはさすがに無理があるとは思いますが、手塚先生の馬好き
が現れている作品ではありますね。
手塚先生にとって、馬は生命力とエロティシズムのシンボルのような動
物だったのではないでしょうか。
おがわさとし
田島です。おはようございます。
「化身」について:
西部劇タッチが好きなので、最初見たときはうれしか
った。サボテンくんや、Ken様を思い出すんですよね。
(考えてみるとアローもすごい馬でした)
でも、なぜか今回は「轢き逃げ犯人」に感情移入して
しまい、感じたことは「うっ、怖い!」。
死んだはずの馬そっくりの態度をとる人間って、すご
く不気味です。ホラーな演出をしても成立する話だと思
いました。
動物を可愛がるキャラでは「ナダレ」を連想し、山に
向かって去っていくラストシーンでは「人間鳥」を連想
しました。BJの中の「動物変身シリーズ」ですね。
人間鳥もそうでしたが、自然の中に移り住んでも、し
ょせん手術で作り出された異形の動物(人間)です。生
きながらえるのは無理という気がします。
でも、この作品が描かれた時代には、まだネッシーと
かイェティとか、いると信じている人がずいぶんいたく
らいで、自然というものの印象も、今よりはふところが
広い(?)感じだったんですよね。
田島加代子(虫媒花)Chuubaika
竹内です。
ご指名なので、こちらも。まだ未読メールの山が…(^_^;)
人間に馬の脳を移植するというのは、第5話「人間鳥」の逆パターン
になっている訳で、御伽噺的な雰囲気を感じます。
現実的には不可能でしょう。
On Sun, 19 Mar 2000 00:12:08 +0900
薮内 <yabuuchi@po.aianet.ne.jp>さん wrote:
> 一番疑問は、言葉もしゃべれない(当然、聞けない?)のに、父親が
> 銃を持ち「服をぬげ」という言葉を理解し、服を脱ぐのが理解できません。
> 名馬は人の心を理解するのでしょうか。
>
> 皆さんの独自の解釈を教えて下さい。
> ( 竹内さん、30話のついでにこの31話にも一言よろしく )
言葉がしゃべれないイコール理解できないということではないと
思います。それに、トミーとプロミネンスは意思の疎通ができて
いたようです。2ページ目の最後のコマで「よーし!おれいに
きょうはお前の恋人にあわせてやるぞ」というトミーの言葉に、
プロミネンスは喜んでいますので。ですからプロミネンスは人間の
言葉を理解できたのでしょう。
そうそう、馬の脳を人間に移植するということに関してですが、
当然、拒絶反応(生体が自分の組織じゃないと判断して起こす
一種のアレルギー反応)が起こるでしょうし、解剖学的にも馬の
神経と人間の神経を繋ぐのは、まさに神業でしょう。
最近ようやくいろいろな臓器移植がされるようになってきましたが、
当然まだ脳の移植はされていません。
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『遊びをせんとや 生れけむ | 竹内一浩 Kazuhiro TAKEUCHI
戯れせんとや 生れけん』|
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みなさん今晩は。金沢みやおです。
31話収録のチャンピオンコミックス6巻を買ってきました。
なんだかだんだんコミックスが増えてきたぞ。
「化身」
う〜む。BJ,またとんでもない手術をやりおったね。馬の脳を人間の体
に移植するなんて,あんたムチャしたらいかんわムチャしたら。
契約書と免責事項さえ文書にしておけば,何をやっても大丈夫とばかりに
好き勝手なコトしてますが,そりゃあ違うだろう〜?。
BJ「あんなに美しくむすびついた人間と動物はないとだれでもいっている」
BJ「トミー君もプロミネンス号もたぶん満足だと信じてますよ」
それは,あんたの美意識ではそうかも知れんが,
・トミー君は亡くなっているから,満足したかどうかは不明
・プロミネンス号に,「トミー君と一体化した」との自覚があるとは
とうてい思えない
・大旦那のベンソン氏にすれば,大事な息子の体に,憎んでいた馬の脳を
移植され,50万ドルとられ,悪夢のような形で息子を永久に失う,と
ひとつもいいことなし。
よかったのは,彼女とともに自由になれたプロミネンス号と,超絶手術を
成功させてテクニックに磨きがかかり,しかも50万ドルの仕事になった
BJだけ!。周囲の人間も助けてやらんかいBJ!。
ところで,ベンソン氏のキャラは,私には「火の鳥 乱世編」の平清盛役が
一番記憶に残っています。
宮川です。 BJ 第31話 「化身」 感想。
牧場の悪人によってトミーとプロミネンスは重体となり、父親はBJに
手術を依頼した。手術は、トミーの脳を他人の脳と取りかえるという
ものだった。一年後、家に帰って来たトミーの脳は、プロミネンスの脳
を移植されていた。
人間の脳と馬の脳を入れ替えできるのでしょうか?
漫画ですから作品のこの事についてはおいといて、実際現代の医学
で出きるのかなと些細な事を思いました。
また、人間対人間の脳の交換も出きるのでしょうか。(^^;)
<補足>
・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、台詞変更あり。
P60.2コマ目。
・週間チャンピオン連載時の刷り色、藍一色。ページ数、P20。
ページ割り、扉表紙、P107.本文−P108〜126。
発行日、74.7.15.
Takehisa Miyagawa