おはようございます。田島虫媒花です。
「ピノコ生きてる」について:
無理に八頭身に変わる必要はもうない、とか、ピノコ
もいつかは結婚するんだ、とか・・・
BJってば完全にピノコを、ちっちゃい女の子と思い込
んでしまっています。
けどピノコは、「畸形膿腫」でBJが体を作ったとき
には、どんな姿にもなる可能性があった。それを考える
となかなか複雑な感じがします。初めから八頭身になぜ
作らなかったの?
それはともかく、いじらしいピノコを助けようと、出
たくないはずの医学関係者の集まりに何度も顔を出して
カニ博士を探すBJには泣かされます。
テレるシーンで必ずといっていいほど入るギャグが、
今回は入りません。これでもか!という、渾身の泣かせ
場が続く。
読むほうとしては、ピノコの願望のシーンなんかは、
とても恥ずかしくて直視できないんですけど、作者は
テレなかったのかしら?
皆さんも、ラストのコマなんかまともにご覧になれな
いでしょ? いかがですか?
(この場面が恥ずかしいから、泣かせ場がパワーアップ
してるのかもしれないけれど)
「たいへん地位の高い家柄の人」が顔を隠しているベ
ールがカッコいいです。オカメのお面は何だったんだ?
田島加代子(虫媒花)Chuubaika
薮内です。
第30話 「ピノコ生きてる」
昔、読んだときにはほとんど感想を持たなかった話です。
ピノコが助かって「良かったね」の世界でした。
あらためて読み直して、ラストシーンで8頭身のピノコが
いたことを見ました。
全然気がつきませんでした。のっぽのピノコに魅力なしです。
やっぱりピノコは3頭身がぴったりです。
「白血病」があんな事で治るのでしょうか。
掲載当時は治療については「漫画の世界」とたかをくくっておりましたが
第22話の「悪性貧血」で当時の医学水準どおりのことが書かれていた
と教えていただき、手塚先生の知識のあり方に感心しましたので
再び教えて下さい。>ドクター竹内
薮内 覚
インコです。
「ピノコ生きてる」の感想;
今回のブラックジャックはとってもかっこいいっ!
見せ場もたくさんあって、すっごいですね。
今回もピノコにいろいろあったけれど、ピノコはかなりうらやましい存在です。
小さくたって、ブラックジャックと一緒に暮らせるなんて、それだけでとっても幸せ
なんだぞ、とピノコに語りかけちゃってます。
何しろ、ブラックジャックにほれちゃった女性には必ずといっていいほど何かが起き
てますからねえ。死んじゃったり、女でなくなったり、兄さんが事故に遭ったり、ろ
くなことがありません。まさに魔性の男、ブラックジャック(笑)
しかしやっぱり、ピノコでもまともな状態でブラックジャックと長く過ごすことはで
きないんですね。死ぬ直前しか8頭身になれないなんて。
ところで、可児博士の来るのがもう少し遅かったら、もしピノコが8頭身になった後
到着していたら、二人の生活はどうなっていたのでしょうか。健康体に治った8頭身
のピノコとブラックジャック、一緒には暮らせませんよねえ。(勝手な思いこみ)
また2,5頭身に戻すんでしょうか。ちょっと気になります。
それでは。
おがわです。最近書きこみ遅れ気味。
BJ 第30話 「ピノコ生きてる」 出演キャラクターリスト(出演順)
ピノコ・・・・・・・・・・・・・・・・ピノコ
ブラック・ジャック・・・・・・・・ブラック・ジャック
手塚治虫・・・・・・・・・・・・・医師
ジェラルミン大公・・・・・・・医師
六角さん・・・・・・・・・・・・・医師
カオー・セッケン・・・・・・・医師
シュマリ・・・・・・・・・・・・・・医師
バンダカ・・・・・・・・・・・・・医師
フーラー博士・・・・・・・・・横倍医院の可仁博士
?・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピノコの姉
ブラック・ジャックがピノコの姉を探しまわるところでけっこうこまごましたゲスト
キャラが出ています。バンダカは「ブッダ」の登場人物。
分からないのも何人かいるので気がついた人がいたら教えてください。
おがわさとし
竹内です。
ちょっと忙しくて2週間分ほどメールを貯めてました。
遅いレスで申し訳ないです。
改めて第30話を読み直しましたが、
なんか…ご都合主義というか…どうでもいい話というか…(^_^;)
ですから、治療法もかなりいい加減な印象を受けます。
薮内さん wrote:
> 「白血病」があんな事で治るのでしょうか。
> 掲載当時は治療については「漫画の世界」とたかをくくっておりましたが
> 第22話の「悪性貧血」で当時の医学水準どおりのことが書かれていた
> と教えていただき、手塚先生の知識のあり方に感心しましたので
> 再び教えて下さい。>ドクター竹内
白血病というのは造血組織(血を作る組織)の病気ですから、
血を入れ替えたとしても、新しく作られる血液は正常じゃない
ので病気は治りません。当時の医学部の教科書にも「白血病は
全身造血臓器の系統的疾患であるから化学療法以外に頼る方法
はない」という記述がありました。
ちなみに血液を入れ替えるというのは「交換輸血」という
治療法ですが、母親との血液型不適合による溶血性貧血の
新生児の場合に用いられます。
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『遊びをせんとや 生れけむ | 竹内一浩 Kazuhiro TAKEUCHI
戯れせんとや 生れけん』|
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みなさん今晩は。金沢みやおです。
出張帰りの新幹線で読むために,広島駅で講談社漫画文庫「虹のプレリュ
ード」を購入。収録された長編「ナスビ女王」にはたまげました。
ど少女マンガにして,世界をかけめぐるロマンチック・アドベンチャー巨
編だったのでした。
「ピノコ生きてる」
ラストシーンの八頭身ピノコは,やっぱり変!。背景のもやもや〜とした
怪しいスモークの効果も変さ加減に輪をかけています。手塚先生〜,この
効果のねらいは??。
いつもはピノコに対してわりとつっけんどんなBJが,ピノコのために,
行きたくもない医師の会合に顔を出し,電話をかけまくります。そして
たのみの綱の女性がもはやいないと聞かされた時のショック。覚悟した
BJはピノコの最後の望みを聞く気になります。BJがピノコを大切に思
っていることが分かるエピソードでした。
1/12サイズの小さなコマで,BJはピノコに
「おまえに 生きてて ほしかった」
と言います。BJにしては最上級の愛情あふれるセリフですね。ピノコ,
もって瞑すべし(いやー結局助かるのですが)。
コミックスではBJが「山口百恵なんかよりもっと美人になるさ」と言
いますが,文庫では「だれだって問題じゃない美人になるさ」と言います。
まぁ当然の書き替えですが。70年代はアイドルの時代でもありました。
BJとてもそれとは無縁ではいられなかったのですね。
金沢みやお
暑中お見舞い申し上げます。
宮川です。梅雨も上がり暑い日々がつづいていますが、
みなさんお元気ですか。
BJ 第30話 「ピノコ生きてる」 感想。
悪質な白血病になったピノコ。血をわけた姉からの輸血しか助かる
方法がない。ようやく横倍病院の可仁博士をさがしだしたBJだったが、
ピノコの姉は死んだと言われる・・・
しかしその後、博士はピノコの姉をBJの家に連れてきた。
そして、姉からの輸血でピノコは命を助けられる。
ピノコの八頭身への願いは、作品の中では実現とはなりません
でしたが、もし、ということを考えると(BJ全作品中で)手塚先生は、
その作品を描く考えはあったのでしょうか。
僕は多分ないような気がします。
<補足>
・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、変更なし。
・週間チャンピオン連載時の刷り色、ページ割り。
扉表紙−P31.2色.本文−P32〜42.2色.P43〜50.墨一色。
ページ数.P20.発行日、74.7.8.
Takehisa Miyagawa