おがわです。
渡辺さん、文庫15巻の作品リストありがとうございました。
センター試験か。懐かしいなあ。<ウソ、僕の頃は「共通一次」でした。
BJ 第13話 「ピノコ愛してる」 出演キャラクターリスト(出演順)
ブラック・ジャック・・・・・・・・ブラック・ジャック
ピノコ・・・・・・・・・・・・・・・・・ピノコ
リッキー・・・・・・・・・・・・・・・ひき逃げされた少年
クスコ・・・・・・・・・・・・・・・・・少年の母親
ロンメル・・・・・・・・・・・・・・・少年の父親
最初、この大阪弁の父親、確かに知った顔やけど、誰やったっけ、と
思いました。
考えることしばし・・・・・なんやロンメルやないか!
分かってしまえばなんの事はない、この魁偉な風貌は古株の手塚キャラ
であるロンメルに間違いありません。
それがすぐに分からなかったのは、彼のそれまでの芸風とあまりに違っ
ていたからです。
怪優エリッヒ・フォン・シュトロハイムをモデルとするロンメルは、ジャン・
ルノワール監督「大いなる幻影」で誇り高きドイツ将校を演じたシュトロ
ハイムを彷彿とさせる、渋い脇役俳優なのです。
「ジャングル大帝」のB国探検隊長ロンメルとか「地球大戦」のゴルボ大
佐とか。コミカルな役をやることはあっても、今回みたいなちょび髭、大
阪弁のロンメルなんてこれ一回きりでは?
こんな風にスターキャラが今までやったことがないような役をやっている
のも「ブラック・ジャック」の楽しみのひとつではないかと思います。
クスコは「おはようクスコ!」の魔女のおばさん。リッキーはご存知「0マ
ン」の主人公ですね。
おがわさとし
皆様こんにちは。田島@風媒花です。
センター試験とピノコ登場が重なるなんて・・・
ピノコファンの皆さん、あとで必ず出てきてくださいね。
入試に追試はないけど、BJの会はいつでも追試(以前の
話の分を書く)OKらしいですから。
さて。
「ピノコ愛してる」について;
エスパーでサイボーグのピノコが、なんとおままごとを始め、
(昔読んだとき)あれれ、だった回。
今までカッコ良く決めるのみだったジャック先生も、愛妻のドジに
当惑する新婚夫みたいな、生活感のある表情を見せる。
何これ。超能力でトーストくらい焼けないの?
人間として生きられるようになったとき、体と引き換えになくしてしまったの
かしら、超能力・・・
たとえて言えば「人間になるために何かを失わなければならない」
・・・声をなくして人間の足を得た人魚姫みたいなものかなあ、と
思いました。
BJと両親がもめてる間に急死するリッキーが可哀想。
最後のシーン、夜中に机の前で、くやしいのか怒りなのか自己嫌悪
なのか、「ウッ・・ウウウ」とうめくBJも可哀想。
結局子供を死なせてしまった親も可哀想。
ピノコひとりが満足して、どうも憎たら・・・(おっと、悪口はもう
よそう。私が品を落とすだけだ)
田島加代子(風媒花)Fuubaika
[osamushi 6638] の 風媒花 様
> 人間として生きられるようになったとき、体と引き換えになくしてしまったの
> かしら、超能力・・・
> たとえて言えば「人間になるために何かを失わなければならない」
> ・・・声をなくして人間の足を得た人魚姫みたいなものかなあ、と
> 思いました。
なるほど、人魚姫とは、すごく「言えてる!」例えですね!
Nも、ピノコちゃんが超能力を失う件につきましては、やはり不思議に
思っておりましたが、風媒花様のお言葉で、100%納得(?)させて
いただいたような気がいたします。
同じ(?)ピノキオもの(?)では、『火の鳥2772』のオルガ様も
そうだと思うんですけれども、超能力を失う代わりに人間として
幸せに生きていく、というストーリーは、手塚先生の他の作品にも
いくつか見出せるような…気もいたします。
(でも、超能力者が全然人間でないとか…そういう意味で描かれた
のではないと思いますけれども〜)
bpnのN
田島@風媒花です。
こんにちは。
bpnのNさんのメール:
> 同じ(?)ピノキオもの(?)では、『火の鳥2772』のオルガ様も
わわっ。
・・・ピノコの語源は、ピピピ、ピノキオだったのっ?!
今まで私は「キノコ」だと思い込んでました。何十年も(笑)。
(体型が茸・・・)
皆さんはとっくにわかっていらっしゃったんだろうなあ。
そういえば「組み立てられた人形」ですものね、ピノコは。
くくく・・・恥ずかしい!
認識を改めさせてくださいましたNさん、ありがとうございました。
田島加代子(風媒花)Fuubaika
> おがわです。
>
> 金沢さん wrote:
>
> > でもでも,対面の時期は「一年後」になってるようなんですよ。
>
> ありゃ、ほんとだ。
何処に載っているの???
> 僕の説は根底からひっくり返ってしまった。
おがわさん、金沢さんのベース本は何?
12話の中の何処に一年後の設定があるのかしら?
少なくても私のベースのオリジナルにはありません。
また、次のベースの全集にもありません。
私の持っていないチャンコミか文庫にあるのでしょうか。
オリジナルや全集によれば
可仁博士が退院の準備(横倍病院への移送)は術後
切開・縫合場所の経過を見て「あと一週間もすれば・・」
と話し、その後、搬送車が来ていますので、姉妹の初対面は
術後2〜3週間目と思えます。(誕生からは下に記述)
その時に「しにゾコナイー」といって、姉を踏みつける
コマがあります。
> >・十日目ですでにピノコ語を話しているのに,一年後の姉妹対面の
> > ときだけ、なまらず流ちょうなののしり言葉を話ている。
可仁博士が前述の「あと一週間もすれば・・・」のあと、BJが
ボロッチイ病院を批判されたことと培養液の中の見捨てられた
ピノコ(の前身の臓器一式)をみて、一念発起、ピノコを作ったわけで
姉妹対面は、ピノコ誕生から4〜6日と思えます。
別れの時に姉は「こんな子、私の姉妹ではありません」といって
さりますが、これが大いなるショックで13話の生まれて10日の
朝にはピノコ語になったのではないでしょうか。
13話については、ビノコ後の誕生ばなしとしては「歴史に残る」
話ですが、その他のストーリーは東京的大阪イメージストーリー
で、私としては大嫌いです。
大阪人は息子が怪我をして、死にそうなときに、値切ったりしません。
こんな時こそ、「金に糸目はつけまへんさかい、どんな高価な薬でも
機械でも、つことくなはれ(使ってください)。」と言うはずです。
それが証拠には、手塚先生もあれだけ「漫画」で稼いで「アニメ」に
湯水の如く使ったではありませんか。
その先生ですら「東京風」に迎合されたのかと思うと少し悲しいです。
私はこの話(13話)は大嫌いです。
薮内 覚
おがわです。
薮内さん wrote:
>おがわさん、金沢さんのベース本は何?
>12話の中の何処に一年後の設定があるのかしら?
>少なくても私のベースのオリジナルにはありません。
>また、次のベースの全集にもありません。
>私の持っていないチャンコミか文庫にあるのでしょうか。
あれれれれ、ほんとだ!
全集版には一年後の設定なんてないですね。
チャンコミにはあるんですよ。
ピノコの手術のあとの救急車がBJの家に横付けするシーンに「1年のち」
とあります。
そのあとの可仁博士のせりふもちょっと変更されています。
「よーし、運び出せ」のあと、全集版では「しばらくのごしんぼうですぞ/
もとの病院へお運びいたしますからな」となっていますが、
チャンコミ版では「これが最後の診察日です/これでこういうふゆかいな
ことともお別れ・・・(ほんとは棒線)」となっています。
手術後も何度もBJの所に診察をしてもらいに来ていたという設定になっ
ているわけです。
>オリジナルや全集によれば
>可仁博士が退院の準備(横倍病院への移送)は術後
>切開・縫合場所の経過を見て「あと一週間もすれば・・」
>と話し、その後、搬送車が来ていますので、姉妹の初対面は
>術後2〜3週間目と思えます。(誕生からは下に記述)
>その時に「しにゾコナイー」といって、姉を踏みつける
>コマがあります。
>
>> >・十日目ですでにピノコ語を話しているのに,一年後の姉妹対面の
>> > ときだけ、なまらず流ちょうなののしり言葉を話ている。
>
>可仁博士が前述の「あと一週間もすれば・・・」のあと、BJが
>ボロッチイ病院を批判されたことと培養液の中の見捨てられた
>ピノコ(の前身の臓器一式)をみて、一念発起、ピノコを作ったわけで
>姉妹対面は、ピノコ誕生から4〜6日と思えます。
>
>別れの時に姉は「こんな子、私の姉妹ではありません」といって
>さりますが、これが大いなるショックで13話の生まれて10日の
>朝にはピノコ語になったのではないでしょうか。
時間関係としてはそれで矛盾ないですね。あとで出てくるリハビリの
ことはともかくとして、12話、13話の間に矛盾はない。
こうなると、なぜ、チャンコミ版でわざわざ不自然な変更を加えたのか
が問題になってきます。
おそらく、手塚先生はやはりリハビリの問題を考えたのでしょう。
いくらBJの手術が天才的だとはいえ、手術後一週間やそこらで歩ける
わけがない。そこで姉妹対面のシーンを強引に一年後に変更した。
ところが13話に生まれてから10日とあることには気づいていなかった。
そういうことでしょう。
人騒がせな巨匠だなあ。
あとで出てくるリハビリの問題も考え合わせれば、姉妹対面がピノコ
誕生後1月以上たっていて、「ピノコ愛してる」がさらにそのあとの話なら
なんら矛盾はなかったわけです。
しかし、何回も読んだことがある話なのに、こうして1話1話確認しながら
読んでいくと、けっこういろいろ気がついていなかったことがあるもんで
すねえ。(あら探しとも言うが。)
>13話については、ビノコ後の誕生ばなしとしては「歴史に残る」
>話ですが、その他のストーリーは東京的大阪イメージストーリー
>で、私としては大嫌いです。
>
>大阪人は息子が怪我をして、死にそうなときに、値切ったりしません。
>こんな時こそ、「金に糸目はつけまへんさかい、どんな高価な薬でも
>機械でも、つことくなはれ(使ってください)。」と言うはずです。
ごもっともです。
おがわさとし
薮内さん,おがわさん,みなさんこんばんは,金沢みやおです。
>薮内さん wrote:
>>おがわさん、金沢さんのベース本は何?
>>12話の中の何処に一年後の設定があるのかしら?
>>少なくても私のベースのオリジナルにはありません。
>おがわさん wrote:
>あれれれれ、ほんとだ!
>全集版には一年後の設定なんてないですね。
>チャンコミにはあるんですよ。
私は文庫です(文庫しか知らないのです)。
が,文庫でも1年のちの設定になっているんですよ!。
>おがわさん wrote:
>そのあとの可仁博士のせりふもちょっと変更されています。
>「よーし、運び出せ」のあと、全集版では「しばらくのごしんぼうですぞ/
文庫ではご丁寧にも「よーし 運び込め」となっていて,さらに「定期検診」
であることが強調されてます。
ななななんと,こんな違いがあったのですか。油断できませんね〜。
確かに定期検診に来た患者を診るにしては,BJが白衣ではなく,いつも
の黒マントなのが,何か違和感あるな〜とは思っていました。言われて見れ
ばこれは明らかに,退院の見送りのシーンなのですね。やられたな〜。
>薮内さん wrote:
>別れの時に姉は「こんな子、私の姉妹ではありません」といって
>さりますが、これが大いなるショックで13話の生まれて10日の
>朝にはピノコ語になったのではないでしょうか。
阪神淡路大震災後,子供達の「あかちゃん返り」症状が話題になりました。
心的なショックから逃れるための,心の防衛的な反応,のように聞きました。
薮内さんの言われる,ショックから来るピノコ語化説はうなずけますね!。
>おがわさん wrote:
>人騒がせな巨匠だなあ。
同感同感笑!。
森圭子@芦屋です
殆どROMのわたしですが
いつも楽しませていただいています。
BJは、大分以前に読んだうえに
ないんですけど・・
ピノコ語の矛盾&謎に対するみなさんの見解が
大変おもしろいですね。
ピノコの超能力についてですが、
わたしがおもうには、途中で失われたわけではなく
潜在し続けていたのでは・・・?
それで生後直に完璧な家事をこなしたり、
特別な能力が蘇るのでは?
「奥様は魔女」のサマンサじゃないけど、
彼女が愛するダーリンのために、なるべく魔法を
使わずに人間になりきろうとしたように、
ピノコも愛するBJが作ってくれた身体を使いきるために
血のにじむ努力をしたと考えるのは
こじつけすぎるかしら??
こんばんは。田島です。
薮内さんのメール:
> 大阪人は息子が怪我をして、死にそうなときに、値切ったりしません。
> こんな時こそ、「金に糸目はつけまへんさかい、どんな高価な薬でも
> 機械でも、つことくなはれ(使ってください)。」と言うはずです。
いつも「好きな話です」と書かれていた薮内さんだからこそ、この
ご意見には説得力があります。
> 私はこの話(13話)は大嫌いです。
私はなにしろ東京(の場末)から出て生活したことが一度もない
世間知らずなので、「大阪人は皆この父親みたいにガメツイんだ」
と言われると、そのまま信じ込みそうになってしまいます。
幻想なのかもしれませんが、がめつさイコール、たくましさ、という
印象があって、「がめつい大阪人」にはあこがれを持っているのですが。
でもこの父親には徹底したバッドイメージが貫かれています・・・
チャンピオンの不買運動が大阪で起こっても構わなかったんでしょうか、
手塚先生は(笑)。
おがわさん、いつもキャラクターの特定をしていただいて、おおきに
ありがとうございます。
私は、おがわさんのメールを拝見して初めてスターに気づきます。
脇役なんか皆目・・・(よく見ると、ほんとにたくさん出演しているん
ですね。たしかに再発見できるだけでも読み返しの価値があります)
田島加代子(風媒花)Fuubaika
[osamushi 6653] の 風媒花 様
> わわっ。
> ・・・ピノコの語源は、ピピピ、ピノキオだったのっ?!
>
> 今まで私は「キノコ」だと思い込んでました。何十年も(笑)。
> (体型が茸・・・)
> 皆さんはとっくにわかっていらっしゃったんだろうなあ。
> そういえば「組み立てられた人形」ですものね、ピノコは。
> くくく・・・恥ずかしい!
>
> 認識を改めさせてくださいましたNさん、ありがとうございました。
とんでもございませんです…。(← おかしな日本語大賞)
Nも確か、どなたかから教えていただいた…と思うのですが、記憶力が
へにゃへにゃなものですから、(?)マーク付きなのです…。
ただ、『火の鳥2772』のオルガ様につきましては、パンフレットだったか
ムックだったかで、確かにモデルが『ピノキオ』であると、記載されていた
覚えがございます。
けれども、ピノコちゃんは、とても『あやつり人形』には見えませんよね。
どちらかと申しますと、黒男様がピノコちゃんの『あやつり人形』…。
(↑ 問題発言???)
申し訳ございません。
以下、少々(かなり?)私信的お話でございます。
昨年12月に、風媒花様が波多正美様とお会い…できそうになり
ながら、残念ながらお会いできなかったというメールを拝読させて
いただきました。
その時、NはまだROMっておりましたが、実は、とてもとてもとても
期待して、ワクワクして続報を心待ちにしておりました。
今後また、風媒花様が波多正美様にお会いできる機会があります
ことを、天に向かって祈っております!
『キャプテンKen』のお話、Nもうかがいたかったです…。
風媒花様、よろしくお願い申し上げます!!!
========================================
しなこお師匠様の不肖の弟子bpnのN
[osamushi 6661] の 森圭子 様
> 「奥様は魔女」のサマンサじゃないけど、
>
> 彼女が愛するダーリンのために、なるべく魔法を
>
> 使わずに人間になりきろうとしたように、
> ピノコも愛するBJが作ってくれた身体を使いきるために
>
> 血のにじむ努力をしたと考えるのは
>
> こじつけすぎるかしら??
ああ…その御説も素敵ですね!
わたくしN、『努力』という言葉に弱いんですよ…。
(自分が努力するタイプでないから、余計に?)
========================================
それで『ファウスト』のラストは感動にうちふるえてしまうbpnのN
田島です。
森さん、インコさん、皆さん、こんばんは。
> 森圭子@芦屋です
> ピノコも愛するBJが作ってくれた身体を使いきるために
> 血のにじむ努力をしたと考えるのは
わー。やはり「演技説」だけど、性善説というか、ピノコ
のいじらしさを最大限に評価してる説ですね。
(私のピノコ性悪説と真っ向から対立・・・でも、森さんの
説は美しくて泣けます。とても良いと思います)
で。インコさんのは、基本的に私のに近い・・・
そうよね、ピノコが美人でスタイルが良かったら、ただじゃ
すまないわよね(私って、なんて性格悪いんだろう)(笑)。
田島加代子(風媒花)Fuubaika
こーすけ@試験で忙しぃ〜
第13話「ピノコ愛してる」の感想です。
最初に出てくるピノコの顔は、ほんとに殺気がみなぎっててなんかいい
ですねぇ。バットでなぐってるのかと思いきや、乳鉢っぽい・・・
最初の3ページはピノコが爆発してて、個人的にはとても楽しんでます。
たった3ページでピノコ百面相といったところです。
さて、本筋のほうですが、なんだか前半と後半でちぐはぐしてます。ピ
ノコの爆発と大阪弁のおやじとどういう関係が?といった感じに。それ
でも、最後にBJが悔しがる様子は、医者が患者を助けられなかった時
の悔しさが大変よくあらわれていると思いました。ピノコはそのぶりっ
こ加減がシリアスなBJと良い対照になっていて、いい脇役です。大阪
弁のおやじがどーでもよくなってしまうような。
それにしても、ピノコの「のろ」とか「かやだ」というのはわかりにく
い!!最初何のことかわからなかった(^^;)
Kousuke Nishimura(西村 浩輔)
みなさん今晩は。金沢みやおです。
一週間遅れの感想です。
13話「ピノコ愛してる」
にしむらこーすけさんが,ピノコ百面相に注目しておられます。
私も同趣旨で,BJ百面相が気に入っています。いつものシリアスな演技から
一転,捨て身の顔面崩し,スーパーデフォルメ顔で,芸域を広げました笑。
何気なく読み流してしまう小さなコマで,ピノコは凄いセリフを言っています。
「先生 ピノコの かやだ使って」「ピノコ 殺すの いまよ」
ころすのいまよ,と来たか。
ピノコの,文字通り命をかけた,怒濤の愛の言葉でした!。
数少ない手術失敗の後,一人苦悶するBJ。
子供を救えなかった無念さ悔しさと共に,一瞬なりともピノコの腎臓を使おう
かと考えた,自分自身への慚愧の念も感じられました。ピノコの事を,あまり
にもコンビニエントな「臓器部品」のように見てしまった。その反省・悔悟が
あったような気がしましたです。
宮川です。 BJ 第13話 「ピノコ愛してる」 感想。
BJとピノコとの関係の隙間を、うずめていくという話しの枠組み。
その挿入話が、トラックにひかれた子供の手術。
この子の父親は手術代をねぎりたおします。
しかし、子供は心臓壊死する。
父親の捨て台詞後のBJの台詞、P74.6コマ目とP75.7コマ目の
BJの後ろ姿、そしてラストP76.BJの苦悩する姿とピノコとのシーン
で、この話しはまとめあげてあります。
<補足>
・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、内容変更なし。
・週刊チャンピオン連載時の刷り色は、墨一色。ページ数は、P20。
ページ割りは、扉−P33.本文−P34〜52。
発行日、74.2.25。
Takehisa Miyagawa